白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

手話のネイティブスピーカー

2007-05-06 04:00:32 | その他
マー君はお誕生日の2月14日からプリスクールに入った。

普通は、8月下旬の新学期が始まる時に、みんな一斉に進級するんだけど、CEIDでは誕生日をもって進級する制度をとっている。
っというのも、国からお金が下りる際、その書類手続き上「3歳になったので、このような特別教育が必要になります。」といった形になるため、中途半端な年齢で進級させるのが難しくなるらしい。
ばらばらと年を通してクラスメートの顔ぶれが変わるより、みんな一緒に進級したいもの。
通り一辺倒の行政の弊害がここにも出ている。

まぁ、それは置いといて、プリスクール(3歳児4歳児)に入ってからマー君の会話力が目に見えてぐんぐん伸びてきた。
そりゃそうだ、今までは1・2歳児のクラスにいたんだから、お友達との会話らしい会話などなかったでしょう。

文字通り「目に見える」違い。
っと言うのも、手話がすごく上手になって、まるでDeafのネイティブスピーカーみたいな動きをする。
最近よく声を使わずに手話だけでなにやら話をすることが多くなった。
それが、すっごくDeafっぽい。
っていうのも変なのだけど、なんていうか、Deafの人独特の間の置き方というか、顔の表情や手の動かし方がある。
マー君があんまりDeafっぽく手話ると、なんていうかかっこつけているようで生意気に見える。

日本にいる時、帰国子女なんかがぺらぺらと英語を喋るのを「かっこつけている」ように見えていたあれに近いかもしれない。

話を聞くと、新しいクラスにはDeafの子が2人いるそうだ。
なるほどそれでか。

マー君すごいぞ!
英語対応手話じゃなくて、本当にアメリカ手話ができるようになるんだ!
これこそ本物のトライリンガル。
がんばれ~


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