白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

ただいま帰ってきました

2006-11-15 06:16:29 | その他
3週間半の日本滞在を終えて、アメリカに帰ってきました。
いやぁ~~、疲れた。

前回はあまりにもたくさんの友達と会う約束を入れてしまい、毎日午前はこの人、午後からはあの人と駆け回って疲れたので、今回は最低限にとどめることにした。
でも、ふたを開けてみれば全部で16人の友人に会ったことになる。

さて、今回のメインの目標だったマー君の日本語はというと。。。
う~ん、私が望んでいたほどの成果はでなかったものの、単語レベルで日本語を使うようにはなった。
これでも進歩だと喜ばなきゃいけないのかしらね。
たった3週間ちょっとで、言葉がぺらぺらになるんだったら、私は今ごろこんなに英語に苦労はしてないでしょう。

でも、変な言葉ばかり覚えて。。。

「マー君お着替えしようね。」
「やだー」



久しぶりに日本に帰って、エンジョイできたものの、それ以上に疲れた。。。
やっぱり自分の家がないところに3週間以上もいるのはつらい。
一人ならいいけど、家族であっちこっち転々とするのは、惨めな気分にさえなる。
あ、誤解しないでね、私たちを泊めて下さった方達を悪く言ってるんじゃないのよ。
それどころか、みんなすごくもてなしてくれて、涙が出そうなくらい良くしてくれた。
本当にお礼の言いようもないほど感謝の気持ちでいっぱいです。

まぁ~、それでも自分の家にいるのとはわけが違うし、子供が病気になったり、色々な理由で当初の計画がずれるたびに、泊まるところを探し回らなければいけないのには、もううんざりだ。
ホテルにも結構泊まったものだから、出費も大きかった。
こんなにお金を使うんだったら、カリブ海にでも行ってゆっくりしたいわっという気分にもなってくる。

私があまり帰国しないのを、みんなは「日本が嫌いだからだ」と思っているみたいだけどそれは違います。
「住みたい」とは思うけど、「ちょっと帰りたい」とは思わないの。
お金はかかるし疲れるし、それにまず居場所がない。
親が生きていて、帰る実家があれば話は別かもしれないけれど、私の場合それがない。
姉妹はもう結婚しているから、泊まれば相手のご家族に気兼ねすることになる。
どんなに相手の方が歓迎してくれても、自分の実家に泊まるようなわけにはいかない。

前回は1人で帰ったからそこまで思わなかったんだけど、今回家族で日本に帰国して、なんだか寂しいけど、日本に私が帰る場所はないんだと実感してしまった。

英語が嫌いだ、アメリカが嫌いだと散々いいながらも、ここしか私が行くところはないんだよね。
まぁ、私は国ではなく夫を選んだんだ。
夫と幸せな家庭を築くことができればそれでいいじゃないか、日本にこだわることはないっとは思うものの、なぁ~んか寂しい。
だって、アメリカはやっぱり私の国ではないし、アメリカに対して愛国心なんて湧かないし、英語も大っ嫌いだ。


もういいや、あんまり深く考えるのはやぁ~めよっ。

っというわけで、次に日本に行くのはよっぽどの理由がない限り「住むとき」ですね。