アメリカの高名な画家「アンドリュー・ワイエス」が先日亡くなった。
91歳だった。
彼の代表作と言われる「クリスティーナの世界」
何度か見ていて印象に残る絵だった。
彼の絵が好きで何度か展覧会にも足を運んだが、この絵がなぜ代表作なのかがよく分からなかった。
しかし、今日この絵の背景を知るに及んでその疑問は一挙に崩壊した。
そしてこの絵が主張するものに心打たれずにはいられない。
(遅いんじゃ、お前は、と言われそうだが)
彼女は幼いときのポリオが原因で手足が不自由、彼女は近くのお墓でお祈りをして這って帰るところなのだ。
自分の運命を受け入れこの家で生涯を逞しく生きた人だ。