地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

佐呂間F3竜巻の発生要因、今だ曖昧

2006年11月12日 15時44分24秒 | 時事ネタ


もうちょっとしたら、新門司港へ車で向かい、大分からのT君と合流します。

阪九フェリーで関西へ。


先週火曜日に発生した佐呂間町でのF3竜巻の分析記事を転載します。

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竜巻の発生時、小型低気圧か アメダス観測

2006年11月11日16時00分

 9人が死亡した北海道佐呂間町の竜巻被害で、被災地周辺で小規模な低気圧が発生
した可能性があることが、気象庁の風の観測記録からわかった。竜巻が発生した7日に
は、北海道の上空には偏西風のジェット気流がかかっており、低気圧を発生させたり、
竜巻が起きたりしやすい状態になっていた。気象庁はこれらの気象条件と竜巻発生と
の関係を調べる。

 アメダス(地域気象観測網)や気象台などの観測記録によると、被災地の西側を中
心に、周辺から吹き込むような反時計回りの風の動きが見て取れる。気圧の高いとこ
ろから低いところに空気が移動する性質から、小規模な低気圧がこの地域に発生し、
大気の渦をつくっていた可能性が出ている。


(11月7日午後1時の風向き)

 一方、北海道の上空には7日、偏西風のジェット気流が南から北に流れていた。北
海道の南で、シベリア大陸から流れてきた「寒帯前線ジェット気流」と南からの暖か
い「亜熱帯ジェット気流」が合流し、秒速70メートル以上の非常に速い気流をつくっ
ていた。暖かい気流と冷たい気流がぶつかり合っており、非常に大気が乱れやすい状
態になっていた。

 ジェット気流が上空を通ると、少なくなった空気を補うように上昇気流が起きる「上
空の発散」と呼ばれる現象があり、竜巻を発生させる一因とされている。

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今回の竜巻のキーワードは「ジェット気流の合流」ですか。なる程...

でも、記事の説明だけでは、説得力がいかにも弱い。言葉としても「小規模低気圧」と
書くより「メソサイクロン」と書くほうが実態に即していると思います。


(竜巻発生当時のアメダス画像。再掲載です。寒冷前線の最先端部分に、特別に暖
かい気流がぶつかって、メソサイクロンが発生した、と考える方が自然じゃないかなー、
と、個人的には思っています)

竜巻発生のメカニズム、まだまだわからないことだらけです。

ドップラーレーダーが日本には極く少ないのも事実ですが、合衆国にたくさんあること
をもって、「だからアメリカはすごい」的報道がなされているのは解せません。

必要に応じて、先端機器の導入を図らざるを得ない合衆国の事情が厳然とあるからなの
です。

今後、我が国でも、竜巻多発地を皮切りに導入が急がれるのでしょうが。




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「頂 中国民族服飾・雲南」その5  ハニ族(哈尼族)

2006年11月12日 00時50分25秒 | 帽子ネタ
久しぶりに「頂 中国民族服飾・雲南」の写真から。

この方々で有名なものに、棚田、があげられます。

雲を突く様な険しい斜面に、等高線に沿って畦が形成され、水を張った小さな無数の
田圃が、まぶしく光る光景、雲南の情景として写真等をご覧になった方も多いのでは
ないか、と思います。

数百年にわたって哈尼族が営々と築き上げてきたのが、この棚田です。



自民族の文字を持たず、1957年になって、ローマ字を基にした表音文字をやっと持て
たとのこと。


人口120万人を超える、大規模な少数民族(表現自体に矛盾含み)です。

この民族も方言グループごとに、意思の疎通が不能。
個々の少数民族の定義は如何に?



「 頂 中国民族服飾・雲南 」の著者、どうもこの民族を格別に気に入っている様で、
写真を4枚も入れてしまっています。

帽子自体のデザインも悪くない様に(僕には)思われ、雲南省内に幾十と居住するエス
ニックグループの中でも、センスではトップグループなのではないかな、と。


 
(帽子のアクセントに、コインを貼り付け(縫い付け?)るのがポピュラーなのか、
単に流行っているだけなのか? でも、悪くないかも)


 
(おばあちゃん、カッコいいです)  (この子のにもコインあり。派手な帽子です。欲しい!)



※ ハニ族(哈尼族)  hani zu   Hani ethnic minority group


人口は125.4万人。その中、雲南省には124.8万人がいる。主に雲南省南西部の
礼社江下流、紅河西側の哀牢山岳地帯に分布している。 ハニの言葉を使用し、漢・
チベット語系、チベット・ミャンマー語派、イ族の言葉に属する。ハニ族にはもと
もと自民族の文字がなく、1957年にローマ字を基礎としての表音文字がつくら
れた。ハニ族は多くの神と祖先崇拝を信奉している。 ハニ族は古代の羌の人たち
をルーツとしている。羌の人たちは次第に南に移住し、西暦7世紀の頃に、今の哀
牢山、無量山一帯に住むようになった。唐の南詔の頃にさらに南東へ集中し、紅河、
元江の岸辺一帯に住むようになり、この地で開発に力を入れ、発展をとげた。今の
元江南岸の高い山と険しい山峰一帯には延々と続く段々畑があり、あるものは山の
ふもとからずっと山頂へ延びており、これはハニ族の人びとが代々勤勉に働くこと
によって築き上げた、聡明な知恵の結晶である。ハニ族の人びとは高い山、長い川
という地理的強みを生かして、一年中絶えることのない渓流の水と谷の水を段々畑
に引き入れ、完全な天然灌漑網をつくり上げている。主に水稲を栽培し、いろいろ
な経済林、茶畑の栽培にも力を入れている。ハニ族の人びとは父子連名制を保ち、
つまり父の名前の最後の1か2字を、息子の名前の最初につけている。

ハニ族は音楽が好きである。老若男女は歌も踊りも上手であり、平日も楽器を肌身
離さず持っている。男性のほうは三弦、四弦であり、女性のほうは“把烏”という
楽器である。ハニ族の盛大な伝統的なお祭りは旧暦の六月ニ十四日の“松明節”、
“ 十月年”である。収穫したばかりの穀物で作ったお酒を飲む風習もある。お祭り
の当日は、人々は歌ったり、踊ったり、相撲をしたり、矢を射たりする、とてもに
ぎやかである。春節の際にどの家も宴席を通りの真ん中で設け、食卓を長蛇のよう
につなぎ、いっしょに食べたり飮んだりしてお祭りを祝う。

ここまで雲南省民族地図から



有名なプーアル茶を産する他、段々畑での稲作、トウモロコシ、綿花などの栽培を行
なう。祖先崇拝の風習が盛んで、シャーマンも多い。

主に雲南省南西部の瀾滄江と紅河の中間地帯に居住し、哀牢山岳地帯の元江、墨江、
紅河、元陽、金平、緑春、江城などの県に集中している。
言語 漢・チベット語系チベット・ミャンマー語派彝族の言葉に属する哈尼族の言葉
を使用。哈雅、碧触、豪白の3方言に分かれており、それぞれは通じない。自民族の
文字はなく、1957年にローマ字を基にした表音文字が作られた。

哈尼族は中国西南辺境地域でも古い歴史を持つ民族の一つで、“哈尼”、“卡多”、
“雅尼”、“碧約”、“布都”、“白宏”などの自称を持つ。

歴史的には彝族、拉怙族と同様、南遷してきた北方の古代羌人を祖先に持つ。
紀元前3世紀頃にはすでに四川省大渡河南岸及び雅龍江東岸の一帯に定住していた。
7世紀頃、現在の哀牢山、無量山一帯に住むようになり、唐代にはさらに南東へ集中
し、紅河、元江の岸辺一帯にも住むようになった。

唐代、宋代には南詔や大理国に属し、明、清代には部族長が代々世襲の土司職に任命
された。

民間口承文学が多彩で神話史詩≪奥色秘密≫、≪十二媽局≫、創世史詩≪烟本雀本≫
などは初期の形式が現存している。

老若男女にかかわらず歌と踊りを非常に好み、男性は三弦や四弦、女性は“把烏”と
いう楽器を演奏する。

伝統的な祝日は旧暦6月24日の“松明節”で、この日は歌舞や相撲などを催す。

古来火を家庭の命と考え、暖炉の種火を絶やすことなく保ち続けている。
現在でも父子連名制(父の名前の最後の1字か2字を、息子の名前の最初につける制度)
を保っている。

欠かすことのできない調味料に“豆鼓”がある。

ここまで中国まるごと百科事典・中国少数民族・哈尼族の項から



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