せっかく出かけたのですから、実車について整理しておくことにしました。
そのうちに作りたくなるかもしれません。
だから、模型にするときのポイントとなりそうな仕様の違いを。
実車は9編成あります。
「富士登山電車」を例外として、座席配置は2種類あります。
ロングシート車が2編成。
セミクロスシート車が7編成。
ロングシート車は、種車ゆずりの広幅貫通路だと思っていたのですが、
セミクロスシート車と同じように狭幅に改造されたように見えます。
モハ1002-モハ1102
クーラーは、少なくとも3種類あるようです。
分散式クーラーは2編成。
モハ1102
1002-1102と1207-1307の編成が該当します。
すなわち、ロングシート車とセミクロスシート車に1編成づつです。
集中式クーラーは、多数派がこれ。
モハ1306(2008年10月撮影)
鉄道コレクション11弾の製品についているのも、このタイプ。
「富士登山電車」も同じタイプですが、車体色に塗られています。
モハ1205
1208-1308編成では、形の違うタイプが載っていました。
モハ1308
おそらく井の頭線3000系からの発生品を活かして、更新したのだと思います。
とりあえず1編成だけしか確認できませんでしたが、今後も載せ替た車輌が増えるかもしれません。
パンタグラフは、おそらくシングルアーム式に統一されたようです。
これは2008年10月に撮影したモハ1203。
こちらが、今回。
比べると、交換されたことが判ります。
「富士登山電車」は、クーラーと同じく車体色。
モハ1205
側面の行先表示器は2種類。
ふつうは、字幕ロール式です。
モハ1002
種車にあった列車種別表示器は、富士急行に入線するときに撤去されてます。
なお、現在は使っていない様子でした。
LED式に改造されたものもあります。
3枚上の画像のモハ1203などが、それ。
「大月」と「河口湖」という文字の形に白色LEDを並べ、交互に点灯させる簡易式です。
途中駅ではどうするんだろうと思っていたら、「河口湖」を点けた東桂行きが来ました。
河口湖“方面”という解釈でしょうか?
ヘッドマーク付きが1輌いました。
モハ1208
面白いことに、同じ編成の反対側には付けられていません。
モハ1308
とくに深い意味はないと思いますが。
今回は、リバイバル塗装車などを撮る間がありませんでした。
もっと深く調べれば、もっと面白そうです。
もういちど、行きたいなぁ。
←模型を作っているひとはこちら。
そのうちに作りたくなるかもしれません。
だから、模型にするときのポイントとなりそうな仕様の違いを。
実車は9編成あります。
「富士登山電車」を例外として、座席配置は2種類あります。
ロングシート車が2編成。
セミクロスシート車が7編成。
ロングシート車は、種車ゆずりの広幅貫通路だと思っていたのですが、
セミクロスシート車と同じように狭幅に改造されたように見えます。
モハ1002-モハ1102
クーラーは、少なくとも3種類あるようです。
分散式クーラーは2編成。
モハ1102
1002-1102と1207-1307の編成が該当します。
すなわち、ロングシート車とセミクロスシート車に1編成づつです。
集中式クーラーは、多数派がこれ。
モハ1306(2008年10月撮影)
鉄道コレクション11弾の製品についているのも、このタイプ。
「富士登山電車」も同じタイプですが、車体色に塗られています。
モハ1205
1208-1308編成では、形の違うタイプが載っていました。
モハ1308
おそらく井の頭線3000系からの発生品を活かして、更新したのだと思います。
とりあえず1編成だけしか確認できませんでしたが、今後も載せ替た車輌が増えるかもしれません。
パンタグラフは、おそらくシングルアーム式に統一されたようです。
これは2008年10月に撮影したモハ1203。
こちらが、今回。
比べると、交換されたことが判ります。
「富士登山電車」は、クーラーと同じく車体色。
モハ1205
側面の行先表示器は2種類。
ふつうは、字幕ロール式です。
モハ1002
種車にあった列車種別表示器は、富士急行に入線するときに撤去されてます。
なお、現在は使っていない様子でした。
LED式に改造されたものもあります。
3枚上の画像のモハ1203などが、それ。
「大月」と「河口湖」という文字の形に白色LEDを並べ、交互に点灯させる簡易式です。
途中駅ではどうするんだろうと思っていたら、「河口湖」を点けた東桂行きが来ました。
河口湖“方面”という解釈でしょうか?
ヘッドマーク付きが1輌いました。
モハ1208
面白いことに、同じ編成の反対側には付けられていません。
モハ1308
とくに深い意味はないと思いますが。
今回は、リバイバル塗装車などを撮る間がありませんでした。
もっと深く調べれば、もっと面白そうです。
もういちど、行きたいなぁ。
←模型を作っているひとはこちら。
1208-1308のクーラーの件ですが、推測通り井の頭線3000系の発生品です。富士急行では車両整備に携わる富士吉田電車工場が僅か9人しかいない職場で、走行機器やクーラーなどの整備は全て外注(京王重機)となっているので、整備上の都合もあるかと思います。今後、他の集中クーラー搭載車についても井の頭線3000系の解体車から発生したこの形のものに更新されていくものと思われます。
最後に方向幕の件ですが、ここの譲渡車の方向幕は電動方向幕としてはかなり初期の方式(現在おなじみのバーコード検知やマイクロスイッチを用いた穴検知ではなく、回転数で位置決めする方式)で、修理部品の確保ができない状況になっているそうで、特に前面は故障したままという訳に行かないので側面方向幕を使用停止にし、外した装置を部品レベルに分解して修理部品としているようです。
LEDは試験的な導入とのことです。
5000系に電動の側面行先表示幕が整備されたのは1966(昭和41)年。すでに採用していた他社の系列としては国鉄481系くらいしか思いつきません。
ならば、部品は無いでしょうねぇ。
当初計画ではもっとロングシート車の比率が高くなるはずだったらしいですが、クロスシート車の評判が高いからなのか結局クロスシート車ばかりが導入され、結局ロングシート車の2本目は最終増備に近い時期の導入となり、この時期的な違いが貫通路の改造の有無になっているのかもしれません。あくまで推測ですが…
京王5000系の行先表示の自動化は高尾線開業に備えたHSC・密連を当初より採用したグループからの採用で、編成で言えば5000・5070(後の5100系)系とも09Fからだったかとおもいます。
この当時に既に表示幕が自動化されていたのは京急1000形の1131以降の側面種別幕(1964年)と東武6000系(1964年)ぐらいのはずで、その後に京王5000・5070系の側面種別幕の自動化が続いています。国鉄481系は準備工事のみ(電動方向幕準備箇所の塞ぎ板にサボ差しを設置)でまだ表示幕の自動化までには至っていませんでした(国鉄での実用化は1967年の581系からで、その翌年にキハ181系と伴に485系で採用し481・483系もこれに合わせて整備していたかと思います)。
ちなみに京王5000・5070系では後から側面設置・前面自動化した車両と当初から側面設置・前面自動化していた車両とで指令方式や位置決め方式がちがっていて、違う種類の車両が連結すると総括制御ができず、やむを得ず併結の場合には指令器で操作できない側の表示幕を基準操作で無表示とし、前面行先は2000系列が使っていた方向板を使っていたようです。
そういえば、国鉄はまだでしたね。
調べ直したら、種別表示は1965年の5007、5077編成から、行先表示が1966年の5011、5081編成からのようです。
京急や東武、京王とも、コマ数が少ないものから徐々に採用していった様子がうかがえます。
まさしく、黎明期だったのですね。
ロングシート車の貫通路の件ですが、1001-1101はもとからロングシートで導入されたので広幅となっていますが、1002-1102はもともとセミクロスシート車で導入されたのですが、沿線の輸送需要の関係から後にロングシート車に改造されたという経緯があります。
パンタグラフはリバイバルの1001-1101を除き交換済みです。
冷房装置は通学中に見てあれ?とおもったのですが井の頭線3000系のだったんですね。
車番からすると、1002-1102は初めからロングシートで入線したものだと思っていました。
車番の変更は無いようなので、早い段階でロングシート化(復元)を意図していたのか、あるいは竣工直前になって急遽仕様を変えて1001の追番にしたのか?
ちょっと興味あるところですね。
ワタシが通勤通学に使っていたころに比べると、あちこちガタがきているかとは思いますが、末永く乗っていただければ嬉しいです!