鉄道模型・色差し三昧

精密な模型製品だからこそ、色差しを施しませんか?
より、魅力を引き出しましょう。
お気に入りができますよ。

まだまだ京王6000系を語る~コアラ号

2009年05月10日 | 記録と記憶……実車あれこれ
壊れたコンパクトデジカメですが、修理の見積もりを頼んだら、レンズを丸ごと交換するといいます。
12,000~18,000円くらいかかるのだとか。
さて、買い直した方が得なのか?

そんなわけで。
工作記録が撮れない日々が続いています。
しかたがないので、京王6000系を、まだまだ語ります。
興味のないかたには、つまらないかも。
ごめんなさいな。

オーストラリアから日本にコアラが贈られてきたのは、1984(昭和59)年初夏のこと。
たしか名古屋と鹿児島と、そして東京の多摩動物公園に、
それぞれつがいが1ペアづつ、やってきたと記憶しています。

多摩動物公園にやってきた2頭は、タムタムとトムトムと名づけられます。

一般公開は11月19日からでした。
多摩の夢、東京の夢で、タムタム、トムトムと名付けられたそうです。
トムトムは早くに亡くなりましたが、タムタムは2005年2月まで長生きをしましたから、
ご覧になった方も多いかと思います。

コアラの来日と一般公開を記念して、京王ではラッピング電車が走りました。
その名もコアラ号
もちろん、運行開始は11月19日。
もっとも動物園線の折り返し列車では、前日の深夜から走り始めているのを確認してます。
運用の都合でしょうか?

奇しくも、一般公開が始まった前日の11月18日には、
“グリーン車”と呼ばれた2010系のさよなら運転が行われています。
ですから、若葉台工場の内部はともかく、
本線上で2010系とコアラ号が並んだことはないはず。

コアラ号は、5000系と6000系に用意されました。
5000系は5014、5017、5018編成で12輌。
6000系は6010、6014とたしか6040編成の24輌。

5000系は主に動物園線ローカルに使用されるもの。
5017+5014編成がほぼ専属で、
予備の5018編成は吊り掛け5100と組んで本線ローカルに使われていました。

6000系はもちろん、休日の直通急行用。
当時のダイヤでは、多摩動物公園発着で10~17時台、ほぼ日中ずーっと、
急行が直通していたのです。
それだけ、動物園に来るお客さんが多かったのですね。
まだディズニーランドもなかったころですから。

平日は、本線の特急や急行、地下鉄直通快速に運用されています。
ワタシは見たことがないのですが、付属編成と組んだ10輌編成も存在したことでしょう。

コアラ装飾は、年をまたいで1985(昭和60)年のゴールデンウィーク明けまで続きます。
そろそろなくなるというので、急ぎ撮った写真がこれ。

クハ6760 1995.5.10.上り急行新宿行き

コアラのシールには、青とピンクを交互に並べるというほかには、
貼りかたには法則性がないように見えます。
すくなくとも、傾きかたは、てんでバラバラ。

いちばん前の乗客ドアーの上には、「ようこそコアラくん」というメッセージが貼ってあります。
運行開始直後は、車内のポスター類もすべてコアラかオーストラリア、サウスウェールズ州のものでした。

サウスウェールズ州って、どこだかご存じ?
ワタシは、この電車が走り始めてから知りました。
野生のコアラの生息地です。

ちょうど、いまの季節の撮影です。
あちこちの窓が開いています。
窓は、開けるものでした。
閉めっぱなしにして、すぐに空調を入れることが常識になったのは、
1990年代半ばからだと思います。
CO2の削減が叫ばれている時代ですが、なんとなく逆行している気がするのですけれど。

ともあれ。

けっきょく、これがワタシにとって唯一の記録となってしまいました。

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コメント (7)
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