梅雨のさなか、京都を訪れた。”京都魔界めぐり”なるツアーに参加したのだ。
魔が乗り移ったのか、帰宅後は甚だよろしくないことばかりが起こる。ここに魔を祓うために?記す。
最初の訪れたのが、崇徳天皇御廟である。
天皇の御廟なので大きなものと思っていたら、街中の小さな御廟である。これはナンだとしか思えない。無視する人がほとんどだろう。
崇徳天皇は、日本三大怨霊の一つである。
三大怨霊とは、崇徳天皇、菅原道真、平将門をいう。
菅原道真が怨霊とは意外だ。菅原道真を祀る天満宮は、いまや学問の神様、受験の神様だ。
怨霊を祀り、その逆の”御霊”に転じるというのが日本人の心らしい。正邪がハッキリ区別され、永遠に続くという儒教的思考からはあり得ない話である。
何はともあれ、崇徳天皇が怨霊度が一番?ということである。京都魔界めぐりは崇徳天皇の御廟から始まり、崇徳天皇を祀る白峯神宮で終わるのだ。
ここは崇徳天皇の御廟である。お墓の御陵は四国にある。
四国八十八箇所霊場の第81番札所の白峯寺にある。2回お詣りした。もっとも、札所めぐりの時はお詣りすると、さっさと次の札所に行くわけで、御陵は見たことがない。