８９５グラムの女児手術成功

８９５グラムかぁ。死ぬのが自然だろ。心臓手術が成功した。

でもなぁ、こういう記事を読むと気が重たくなる。行き過ぎだろう。無理することないじゃん。

手術に成功した外科医の名前は上がる。超難度の職人芸を発揮したからである。

シビアに考えれば、現時点での成功で、これからどうなるかは不明。途中経過でしかない。こういうものは追跡調査の必要がある。

この女の子がいつまで生き、どういう生活を送ったかを調べないと、この手術の当否は判断できない。

１，２年後に死んでも、ニュースにはならないからね。

新生児死亡率の低さは日本は世界で最高。生まれたら、一生懸命に生かすから。ここはニュースになりやすいし、注目もされやすい。

ところが１歳～５歳未満の死亡率はワーストの部類に入る。幼児が死んでもニュースにならんからね。

目立つところだけ化粧しているわけ。

話は飛ぶが、低体重出生児には問題がある。社会的にはロスが大きい。アメリカの研究では出生時の体重とその後の年収は相関関係がある。

つまり、生まれた時の体重が低いと、大人になってからの収入が低くなる傾向がある。丸々と太って生まれれば、先の望みも大きいわけだ。

低体重出世児はどんどん増加しているから、日本は生物的な意味でも持続性が失われていると思った方がいい。

ハロウィーン

年齢のせいか、ハロウィーンには抵抗がある。ここまでアメリカの風習をもちこんでいいものっだろうか。

路を歩いていると、仮想した親子連れが駅に向かって行った。渋谷に行くのだろう。ハロウィーンには全く抵抗感を感じていないようだ。

子供時代の風習がそのまま大人まで残る。その点からいえば、私はクリスマスには抵抗感はない。クリスマス・プレゼントは幼児の時からあったからである。

その後にバレンタイン・デーが習慣化されたときは大いに戸惑ったものだ。

なんじゃい、これ？

キリスト教徒ではあるまいし、違和感が強かった。結局、商業主義の産物で日本はなんでも受けれいる。

ハロウィーンも同じだろう。それにみんな騒ぎたいのだ。なんでもいいから騒いでストレスを発散したいのだ。

売り上げが伸びるなら、なんでもＯＫ。

それにしても騒ぎ過ぎ。渋谷には機動隊が出動。六本木を通る地下鉄は臨時便が出るそうだ。ＳＮＳ社会の怖さを感じる。急激に膨らんでいく。

つくづく日本人は無節操、無原則であると思う。１１月は七五三、１２月はクリスマス、年が明ければ初詣だ。

中国ではこんなことはやらんだろう。テロリストが仮装して紛れ込むのを警戒するためだ。こういう騒ぎはテロリストにはもってこいだ。

目黒天空庭園

目黒天空庭園は池尻大橋ジャンクションの上に造られた庭園である。渋谷から歩いても行ける距離である。





環境に配慮する意味でこういう庭園を造ったのだろうか。

秋の花々が美しかった。

銀行からの案内

銀行からの案内。

「公社債等の税制改正」である。これは一般の人には無関係でしょ。特定口座開設の案内だけど、大方の人は訳が分からないと思う。

株をやっている人はわかる。特定口座に入れれば所得税の申告が楽になる。

債券売買をやっている人がどれだけいるものか。私は個人向け変動金利の国債を持っているので案内が来たものと思う。

公社債の売却益は、現在は非課税で、所得税は課税されない。それが来年からは課税されるようになる。

株の譲渡益は課税され、債券の譲渡益は課税されない。これを教えてもらったときはポカーンとしたものだ。理由がわからんでしょ。

今でもよくわかりません。説明できる人は少ないでしょ。財務省の人ぐらいなもんだろう。利子との絡みで非課税であるらしいが、その時は納得したが、今ではもう忘れた。

訳の分からんことが改正されたのはいいが、銀行からこんな通知が来てもめんどくさくて書類を提出する気にはなれない。

外貨建てのＭＭＦなども課税される世になるので、年末までにいったん解約するのが有利だという記事を読んだことがある。

外貨建てが多額に解約されれば、円高方向に進むことになる。年末までは円高かと予想している。

マンション杭打ち工事データ偽装

別の担当者もデータを流用していたことが判明。これじゃ、旭化成建材では全社的にデータ偽造していた可能性が高まった。

データを偽造する理由を新聞で読んだ限りでは次のようになる。

①まずマンションを青田売りする。着工・完成前に売ってしまう。

②利益率は低く、追加コストを負担できない。

③引き渡し時期を遅らせることができない。

だから、工事に瑕疵があっても完成引き渡しを優先せざるを得ない。

これがマンション業界の通常の在り方なら、他の会社の他の物件でも起こり得ることである。

西沢渓谷 七ツ釜五段の滝

山梨県西沢渓谷。紅葉の名所である。

「俺は待ってるぜ」

１９５７年の作品。石原裕次郎主演。懐かしの日活アクション映画だが、結構今でも楽しめます。

単なるアクション映画ではなく、横浜の港町の詩情がある。この映画の雰囲気はマルセル・カルネ監督の「霧の波止場」を模範としていたらしい。うま味に移植している。

港の近くの小さなレストラン。「霧の波止場」もあり得ないようなわびしさがあったが、これで商売になるんですかと、イチャモンをつけたくなる。

冒頭が山下公園の場面だが、その後も横浜の伊勢佐木町あたりでロケしたらしい。１９５７年当時は、横浜の中心は伊勢佐木町だった。

レストランのすぐそばを汽車が通るのもこの時代を表している。今でいえばどのあたりだろうか？　日本丸から赤レンガ倉庫へ抜ける汽車道があるが、そのあたりを想定しているらしい。とすれば、レストランがあるのは、今のランドマークタワーあたりか。

主人公がブラジルへの移住を熱望しているのも戦後の雰囲気をよく表している。

感心するのは、石原裕次郎、北原三枝ともにセリフが丁寧で、喋り方がきちんとしていること。日本語も変わってしまったことに改めて気づく。

この映画は「美しい日本語」の教材になるのではないか。

アクション映画の古典である。

孤独は怖い

人生の達人ならばともかく、平凡な人間にとって、孤独は怖い。他人とつながりたいというのは本能的欲求である。

一人で生活していると神経過敏になる、不安を感じる。

こういう苦痛は頂点に達すると、急激に減少し、無気力感に苛まれることになる。

シニアの単身生活のつらさはここにある。

下流老人という本を読むと、下流老人は①収入がない②財産がない③人との繋がりがない、ことが指摘されている。

最も大事なのは、実は金ではなく、人との関係である。貧乏人でも友人、知人がいればなんとか安定感が保てる。

金があっても人との関係が希薄なら生き甲斐がない。無力感を生じる。

老後というと、すぐ金銭問題が取り上げられるが、人との関係が最重要である。記事になりにくいのは、記事を書く人間は現役世代であるから、孤独の恐ろしさを認識しにくいからである。

独立営業は難しい

肩がこるので鍼灸治療院に行く。

最近、いわゆるサムライ業の困難な経営状況を聞くことが多いので、鍼灸師界はどうなのかと質問してみた。

鍼灸師の資格を取って独立営業できる割合は１０％にも届かないという話だった。その営業もギリギリの生活ができる程度で、裕福になれるのは１％程度だろうという。

近くのアパートに住んでいた税理士は夜逃げしてしまった。ＦＰを自称していた人も姿をくらまして、借金取りと思われる人がたまに訪ねてくるらしい。

税理士の友人がいるが、いまや独立して事務所を構えるのは夢のまた夢であるという。数人が集まって税理士法人を作らざるを得ない時代になっている。

司法書士も本来の仕事だけでは食べて行けず、成年後見人をやってやっと食べていけるという。成年後見人だと、報酬は月２万円ぐらい。事務の手間もかかるが、１０人の成年後見人になれば月に２０万程度の収入が見込める。

成年後見人の需要はこれから増える。

弁護士も悲惨な状況の者が多い。今では独立して事務所を構えるより、会社に就職して社内弁護士を希望する方が安全だ。

資格ブームはまだ続いているが、勉学の労力と学費を考えればペイしないケースが圧倒的だ。

モーリン・オハラ 死去

昨日、モーリン・オハラの訃報を読む。１９４０年代、５０年代のスターはほとんど死んでしまっていたので、まだ生きていたのかという気がする。９５歳だった。

アイダホ州の自宅で死去したという。モーリン・オハラはオハラという名前からもわかる通りアイルランド出身である。アイルランドに帰郷しなかったものらしい。

ジョン・ウェインとの共演映画が記憶に残る。赤毛で典型的なテクニカラー美女だったが、美しいかどうかは好みがある。私は好きになれなかった。

往年の西部劇・海賊映画が廉価版として発売されており、モーリン・オハラ出演のＤＶＤも数本あった。

自宅で老衰で死去したのだから、自然死である。人間が生きるためには水分が欠かせない。その水分を自分で飲めないようになったら、これはもはや神の領域で看護しない。アメリカではそのようにしていると聞く。

アメリカには死生観がある。日本の場合にはそれがない。戦後の日本は戦中の反動で、ただひたすら命を長らえさせることが目標になっている。

末期の医療を目にした者としては疑問を感じる。死ぬ間際に医療モルモットにされるのはかなわない。

雪宝頂（５５８８メートル）

中国、九寨溝を観光して黄龍に向かう途中、峠から雪宝頂を見上げる。標高５５８８メートル。これが今までに私が見た最高峰の山ということになる。

峠の標高が４０００メートル。これも私が立った最高点である。

もともと頭痛持ちなので、高山病に弱い。

３年前だが、尖閣問題で反日暴動があった年である。秋にはやや収まったので最後のチャンスと思い、九寨溝・黄龍ツアーに参加したものである。

トルコ大使館前乱闘②

トルコ大使館前の乱闘騒ぎはトルコ本国でも報道されたという。トルコは親日国だから恐縮していると思う。

クルド人は埼玉県の蕨市に１０００人ぐらい居住しているらしい。初めて知った。

テレビのアナウンサーはクルド人のことを知らなかったようである。近現代史を学ばなくてはとコメントしていた。

私がトルコ政府によるクルド人弾圧を知ったのは１９８０年代である。１本の映画による。

それがカンヌ映画祭でグランプリを受賞したユルマズ・ギュネイの「路」である。感動的な映画だった。名作である。クルド人問題に関心を持ったのはこの映画による。

ユルマズ・ギュネイはクルド人の血を引く映画監督で、この映画が製作されたときは投獄されていた。獄中から指揮して映画を完成させた。

現場に立ち会うことなく、それで映画を完成させることできるものかと不思議な気がした。

ギュネイの作品は再上映されてもいいと思うし、廉価版でＤＶＤ化されることを願う。

松島 瑞巌寺

松島の名刹といえば、なんといっても、ここ瑞巌寺だ。



松島の風景。



五大堂がある。







瑞巌寺。

境内は広い。本堂も大きい。

トルコ大使館前で乱闘

日本にはトルコ国内の争いを持ち込まないでくれ。みっともない話だ。

イスラム教徒に対する偏見が強まるぞ。


そういえば、サウジの財政もあと５年ぐらいで底をつくらしい。サウジ国民をなだめるための財政支出が負担なのだ。

財政支出削減となれば国民の不満は高まる。だいたいそもそもサウジ「国民」なるものが存在しない。イラクと同じで、国民は存在せず、部族が存在するだけだ。

サウジが内乱状態になったら、大石油ショックは間違いなし。ソ連と同じで、強権国家はいきなり崩壊するだろうから恐ろしい。

毛通寺

庭園が美しい毛通寺。

毛通寺