相模国総社の六所神社は、二宮駅と大磯駅の中間に鎮座する。二宮駅からバスを利用した。
第一国道沿いに鳥居が立っている。ここから参道かと思うが、普通の道路を歩き、六所神社まで行く。途中、東海道本線が通っており、狭いガードを通り抜ける。
神社は真正面にあるので迷うことはないが、鳥居がないのが変わっている。
境内は瀟洒である。赤い傘に赤い毛氈を敷いたベンチ。何か、京都へ来たような雰囲気である。
祭神が櫛稲田姫命であるから、女性ごのみの雰囲気を漂っている。
拝殿。
大きな注連縄に目が行ってしまった。
神職さんに聞いたところ、出雲でつくられた注連縄である。出雲神社様式ではないが、堅固な造りである。大きい。神奈川県では一番大きな注連縄という話だ。
この注連縄は5年に一度交換するという。こういう話を聞くと、すぐ金勘定をしてしまう。何千万かかるは聞かなかったが、これを5年に一度替えるから大変な出費である。神職さんも苦笑いをしていた。
六所神社では、5月5日に國府祭が行われる。一之宮・寒川神社、二之宮・川勾神社、三之宮・比々多神社、四之宮・前鳥神社、相模国は四之宮までしかないが、五之宮格として平塚八幡宮が参加し、六所神社と合わせ、六社が参加する祭事である。
神職さんに六つまわるのですかときかれたが、比々多神社は伊勢原で、前鳥神社と平塚八幡宮は平塚である。別の日に参拝する予定と答えた。