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鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

「そうなんですね」という相槌

2008年01月28日 22時39分37秒 | 言葉の世界
車を運転しながらラジオを聴いていたら、パーソナリティがゲストと話をしていた。
質問をされたゲストが何かを話すたびに、パーソナリティーが「そうなんですね」と相槌を打っている。
疑問を少し含みながら同意をもとめる「そうなんですね!?」ではないのだ。
「そうですか」「そうなんですか」ではないから、相槌としての意味をなさない筈なのに何なんだろう、この言葉の使い方は。
ゲストも初めて話す話に、「そうなんですね」なんて言われたら、「何ですか?それは!?」「同じ経験でもあるんですか?」「知ってたんですか?」などと聞き返したらいいのに、かまわず話は進んでいる。
聞いているこちらが、相手も見えないラジオなのに居心地の悪い違和感を感じて思わず他の放送局にかえてしまった。
どうも『ちゃんと聞いて理解している』ということを示すつもりで「そうなんですね」と言っているようだ。
優しく柔らかい応対をしようとしてそういうフレーズになっているのかも知れない。

『私は話が上手で、人当たりもいいし、声も良いからパーソナリティを任されてるんですよ』という自信に満ちた独り言が聞えてきそうだ。
それに対しては、
『そうなんですね』と言ってやろう。
その心は
言葉が遭難してる。
『遭難ですね!』
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