(英題:DRAGONBALL EVOLUTION)
【2009年・アメリカ】ワールド・プレミアで鑑賞(★★☆☆☆)
1984年~1995年まで少年ジャンプで連載されていた、鳥山明の人気コミックを実写映画化したアクション・アドベンチャー映画。
ユニテック高校に通う高校3年生の孫悟空(ジャスティン・チャットウィン)は、祖父の悟飯(ランダル・ダク・キム)から武術を教わっていた。しかし、武術を喧嘩に使ってはいけないという教えを守っていた悟空は、学校では同級生から馬鹿にされる存在だった。ある日同級生で幼なじみのチチ(ジェイミー・チャン)は、悟空が使う不思議な技を目にし、興味を抱いていく。一方、過去に7人の老師によって封印されていたピッコロ大魔王(ジェームズ・マスターズ)が復活する。ピッコロ大魔王は部下のマイ(田村英里子)と共に、7つそろえるとどんな願いでも叶うというドラゴンボールを集め始める。悟空がチチのパーティに行っている間に、悟飯はマイに襲われ帰らぬ人となってしまう。悟空は悟飯の遺言に従い、亀仙人=武天老師(チョウ・ユンファ)を捜すことにする。途中、20代のインテリ科学者ブルマ(エミー・ロッサム)や盗賊のヤムチャ(パク・ジュンヒョン)などが仲間となり、世界征服を狙うピッコロ大魔王に立ち向かっていく…。
ちなみにともやは「ドラゴンボール」のコミック(全42巻)は持っていますが、TVアニメは一切観たことがありません。
最初っから別作品として観る心構えでいたのですが、それでもつまんなかった~!
「ドラゴンボール」という作品に当てはめてしまうと、評価は更に下がって★1つですね~。
ま、実写映画「デビルマン」ほど酷くはなかったですけどね(笑)。
そもそも映画と漫画とでは、表現方法が違くてあたりまえ。
壊すなら、とことん壊してもいいと思っている。
だから悟空が高校3年生という設定や、亀仙人が剃髪もせず甲羅を背負っていなくてもいいと思っていた。
…でもね。
でも根底にあるスピリッツというか、テイストというか、雰囲気は壊してほしくなかったな~。
原作の悟空はストイックに強さを求める少年だった。
自分より強いヤツが現れると『おめぇ、強いな。ワクワクすんな』と常に前向きな姿勢を見せる主人公だった。
それが映画では『じいちゃん、女の子にモテる術を教えてよ』とか、チチとイチャイチャしたいためだけにカメハメ波を習得しようとするし…。
う~む。
これだったら同じ孫悟空が出てきて、アメリカ人の高校生が強さを求めて冒険し、最後に死に至る師匠を助けようとする…「ドラゴン・キングダム」の方が数百倍面白かったですわん。
エンドロールを見ると続編作る気マンマンみたいだけど、やめてほしいわ~。
あ、でもホイホイカプセルのバイクは格好良かったし、ブルマ役のエミー・ロッサムも可愛かったですわ。
監督はジェームズ・ウォン。
追伸。
この日は世界中で一番最初にこの映画が公開されるというワールド・プレミア。
舞台挨拶ではジャスティン・チャットウィン、エミー・ロッサム、ジェームズ・マスターズ、チョウ・ユンファ、パク・ジュンヒョン、田村英里子らが登場。
キャストらが登場するまでに、次長課長の河本&井上による小芝居が延々と続いていく。
(これがけっこうキツかった・笑)
その後にキャストらがレッドカーペットを歩いたんだけど、キャストにサインをもらおうとするファンを制止する主催者にちょっと嫌悪感。
最初に現れたチョウ・ユンファは、ノリノリでファンに対応していたのにね。
追伸2。
この酷い評価には、武道館という会場にも関係しています。
映画を観るには、最悪な場所(そもそも映画を観る場所じゃないからね)。
まだ国際フォーラムや六本木ヒルズとかだったら良かったのに。
きっと『「ドラゴンボール」と言えば、天下一武道会だから武道館でプレミアだ!』とか、ありきたりな理由で決めたんでしょ。
もう一つの要因として挙げられるのが、吹替え版だったこと。
タレントではなく、ちゃんとしたプロの声優さんを使ったのは評価したいんだけど、俳優のイメージと合ってなかったな~。
2009年3月13日公開
公式HP:ドラゴンボール:エヴォリューション
【2009年・アメリカ】ワールド・プレミアで鑑賞(★★☆☆☆)
1984年~1995年まで少年ジャンプで連載されていた、鳥山明の人気コミックを実写映画化したアクション・アドベンチャー映画。
ユニテック高校に通う高校3年生の孫悟空(ジャスティン・チャットウィン)は、祖父の悟飯(ランダル・ダク・キム)から武術を教わっていた。しかし、武術を喧嘩に使ってはいけないという教えを守っていた悟空は、学校では同級生から馬鹿にされる存在だった。ある日同級生で幼なじみのチチ(ジェイミー・チャン)は、悟空が使う不思議な技を目にし、興味を抱いていく。一方、過去に7人の老師によって封印されていたピッコロ大魔王(ジェームズ・マスターズ)が復活する。ピッコロ大魔王は部下のマイ(田村英里子)と共に、7つそろえるとどんな願いでも叶うというドラゴンボールを集め始める。悟空がチチのパーティに行っている間に、悟飯はマイに襲われ帰らぬ人となってしまう。悟空は悟飯の遺言に従い、亀仙人=武天老師(チョウ・ユンファ)を捜すことにする。途中、20代のインテリ科学者ブルマ(エミー・ロッサム)や盗賊のヤムチャ(パク・ジュンヒョン)などが仲間となり、世界征服を狙うピッコロ大魔王に立ち向かっていく…。
ちなみにともやは「ドラゴンボール」のコミック(全42巻)は持っていますが、TVアニメは一切観たことがありません。
最初っから別作品として観る心構えでいたのですが、それでもつまんなかった~!
「ドラゴンボール」という作品に当てはめてしまうと、評価は更に下がって★1つですね~。
ま、実写映画「デビルマン」ほど酷くはなかったですけどね(笑)。
そもそも映画と漫画とでは、表現方法が違くてあたりまえ。
壊すなら、とことん壊してもいいと思っている。
だから悟空が高校3年生という設定や、亀仙人が剃髪もせず甲羅を背負っていなくてもいいと思っていた。
…でもね。
でも根底にあるスピリッツというか、テイストというか、雰囲気は壊してほしくなかったな~。
原作の悟空はストイックに強さを求める少年だった。
自分より強いヤツが現れると『おめぇ、強いな。ワクワクすんな』と常に前向きな姿勢を見せる主人公だった。
それが映画では『じいちゃん、女の子にモテる術を教えてよ』とか、チチとイチャイチャしたいためだけにカメハメ波を習得しようとするし…。
う~む。
これだったら同じ孫悟空が出てきて、アメリカ人の高校生が強さを求めて冒険し、最後に死に至る師匠を助けようとする…「ドラゴン・キングダム」の方が数百倍面白かったですわん。
エンドロールを見ると続編作る気マンマンみたいだけど、やめてほしいわ~。
あ、でもホイホイカプセルのバイクは格好良かったし、ブルマ役のエミー・ロッサムも可愛かったですわ。
監督はジェームズ・ウォン。
追伸。
この日は世界中で一番最初にこの映画が公開されるというワールド・プレミア。
舞台挨拶ではジャスティン・チャットウィン、エミー・ロッサム、ジェームズ・マスターズ、チョウ・ユンファ、パク・ジュンヒョン、田村英里子らが登場。
キャストらが登場するまでに、次長課長の河本&井上による小芝居が延々と続いていく。
(これがけっこうキツかった・笑)
その後にキャストらがレッドカーペットを歩いたんだけど、キャストにサインをもらおうとするファンを制止する主催者にちょっと嫌悪感。
最初に現れたチョウ・ユンファは、ノリノリでファンに対応していたのにね。
追伸2。
この酷い評価には、武道館という会場にも関係しています。
映画を観るには、最悪な場所(そもそも映画を観る場所じゃないからね)。
まだ国際フォーラムや六本木ヒルズとかだったら良かったのに。
きっと『「ドラゴンボール」と言えば、天下一武道会だから武道館でプレミアだ!』とか、ありきたりな理由で決めたんでしょ。
もう一つの要因として挙げられるのが、吹替え版だったこと。
タレントではなく、ちゃんとしたプロの声優さんを使ったのは評価したいんだけど、俳優のイメージと合ってなかったな~。
2009年3月13日公開
公式HP:ドラゴンボール:エヴォリューション
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まさにここなんですよね!全く同意です。変な話なんですが先日試写で観た『レッドクリフPartⅡ』は三国志のテイストや魅力をたもちながら、オリジナルストーリーやオリジナルキャラが活躍してました。
逆にいうと形だけまねてもだめなのに、この作品は形すら殆ど真似ていないんですよね。
予告にくどいほどながれた鳥山明さんのメッセージが全てだったということなんでしょうね…^^;
武道館でしたか~。確かに安直な思いつきだけどなんだか的を射てそうですね。
私も、例え亀仙人が甲羅を背負っていなくたって、亀仙人としてキャラが成立していればそれでよいと思っていたのだけど、あれじゃ、ちょっとデキルただのオッサン。
ナンパな悟空もなんだかなーでしたね。
ああ、もうやめよう。語るとロクな言葉が出ないみたいですから(^^;
これがWJ主人公の王道ですよ。それが変えられたと伺ってはちょっと観る気無くしますね~。実はTVCMを観て次男が「別物としてみれば面白いかも」と観たがっていたんですが、う~ん、残念です。
原作云々というよりも映画としても最悪の出来。
誰が許可してこんな映画を全世界で配給しようと考えてんねん!って思いましたよ。
そうなんですよね。
だから最初『ピッコロが緑じゃない!』ってファンが騒いでいるニュースが流れていたけど、ちゃんと「ドラゴンボール」の本質が描かれていれば、緑じゃなくてもいいとさえ思ってたんだけどね~。
ま、そんなコアなファンでもないともやがそう思ったんだから、舞台挨拶で「ドラゴンボール」への愛を熱く語っていた次長課長・井上さんが、この映画を観てどう思ったか感想知りたいわ~。
孫悟空ってキャラじゃなかったら、思春期の高校生なんてあんなモンだし、エロ高校生でも良かったんだけど、彼は孫悟空ですからね~。
浜崎あゆみの主題歌もフルコーラス使われず、エンドロール前に急遽取り付けたって感じのお粗末な作りでしたしね。
…いや、もう言うまい!
中学高校と多感な年頃の時期にああいうのを観るとトラウマになっちゃうかも?
あ、でもともやもそんな年頃の時期に、いろんな漫画がアニメ化されて『あんなの○○じゃない!』とか言ってたから、逆にそういう現実を教えるのも大事なのかしらん(笑)。
日本の実写映画でもいろいろありましたね。
『あんなの「ドーベルマン刑事」じゃない!』とか『あんなの「野球狂の詩」じゃない!』とか(笑)。
「デビルマン」の悲劇は日本国内だけに留まりましたけど、これは全世界レベルですからねぇ~。
アメリカでは4月8日に公開らしいんで、どこまで世界が大荒れになるかちょっと楽しみ♪
ほんのさわりくらいしか見てないのですが、
それでも酷な作品なのはわかりましたね~(汗
偉そうなことは言えないけども、
根底にあるスピリッツとか雰囲気は、
引き継いでほしかったですね。
続編はマジでやめてほしいですね(苦笑)
鳥山明さんや集英社にしても、この作品で莫大な版権料が入ってくるんで「No」と言えない気持ちも分かりますが、「No」というべき時はキチンと言ってほしいですよね。
たぶんこの映画の支持率は、麻生内閣支持率より低いですよね(笑)。