ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

NARC ナーク

2007年05月21日 | 映画(な行)
(原題:NARC)
【2002年・アメリカ】DVDで鑑賞(★★★★☆)


家族と仕事。愛と暴力。善と悪。
そんな相反する二面性の世界で生きる、麻薬捜査官テリスの苦悩を生々しく描いた犯罪サスペンス映画。

デトロイト警察の麻薬潜入捜査官であるニック・テリス刑事(ジェイソン・パトリック)は、売人のエルヴィン・ダウド(ダン・リーズ)と追跡していた。子供を人質に取ったダウドを躊躇うことなく射殺するテリス。子供の命は無事だったが、流れ弾が妊婦に当たり、お腹の子は死亡してしまった。それから18ケ月後。停職中のテリスは復職の条件として、2ケ月前に殺された麻薬潜入捜査官マイク・カルベス(アラン・ヴァン・スプラング)殺害事件の捜査を命じられる。テリスはこの事件が片付いたらデスクワークへの移動を条件に捜査を開始する。それまでの捜査報告書に目を通していたテリスは、報告書の主であるヘンリー・オークがいないことに気付く。ヘンリー・オーク警部補(レイ・リオッタ)はカルペスのパートナーで、カルペス殺害後情緒不安定になり、この捜査から外されていた。手荒い捜査で何かと問題の多い刑事だが、正義を貫こうとする熱血漢のオーク警部補とコンビを組み、2人は警官殺しの犯人を追いつめていく…。



【NARC】とはアメリカの俗語で【連邦麻薬捜査官】のコト。
先日鑑賞した「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」のジョー・カーナハン監督の作品です。
かなりリアルでハードで重い作品です。



ニック・テリス刑事を演じるジェイソン・パトリックとヘンリー・オーク警部補を演じるレイ・リオッタの迫真の演技が凄いです。
アル・パチーノやデ・ニーロに継ぐニュー・ジェネレーションですね。





荒廃した寒々しいデトロイトで繰り広げられる捜査網。
家族を失ってまで真実を追究しようとするテリス。
1人の女性の幸せを願い続けるオーク。
この2人のやりとりがすごいリアルなんですよね。



何となくこんな展開かな…という想像を覆してくれるオチ。
ハリウッド映画では見られないエンディングも含めてかなり好きなテイスト。
カメラワークとかも含めて、この監督面白いです。

監督はジョー・カーナハン。


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