ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

2007年05月20日 | 映画(た行)
(原題:THE BIRDS)
【1963年・アメリカ】TVで鑑賞(★★★★☆)


ダフネ・デュ・モーリアの原作小説を映画化。
鳥が人間を襲う恐怖を描いた動物パニック映画。

サンフランシスコにあるペットショップで、メラニー・ダニエルズ(ティッピー・ヘドレン)は若き弁護士ミッチ・ブレナー(ロッド・テイラー)と出会う。ミッチのことが気になったメラニーは、彼が妹のキャッシー(ヴェロニカ・カートライト)の誕生日に贈ろうとしていたインコを連れて、実家の場所を突き止めポテガ湾へと向かう。そこでメラニーは一羽のカモメに襲われ、額をケガしてしまう。メラニーは小学校の教師をしているミッチの元彼女アニー・ヘイワース(スザンヌ・プレシェット)の元に泊まり、週末をこの地で滞在することにする。その夜にアニーの家のドアに激突して死亡する鳥を発見。何となく不安なモノを感じ取るメラニー。翌日キャッシーの誕生日パーティを開いていると、鳥の大群に襲われてしまう。その夜には暖炉から大量の鳥が屋内に侵入し、人間を襲い始める。ミッチは警察に警告を発するが、なかなか事実として取り合ってもらえない。やがて、1人の農夫が鳥によって殺され、小学校や町が無数の鳥たちに襲われ始める…。



サスペンスの神様ヒッチコックの後期の作品です。
何度目かの鑑賞になりますが、いや~、今観てもやっぱり面白いです。

ワラワラと意味の分からない襲撃っていうのは、恐怖の根源ですね。



キャッシーを向かえに小学校に行くメラニー。
授業が終わるまで外で一服する。
その背後のジャングルジムには、1羽また1羽とカラスが群れ始める。
いや~、怖っ!

CGなんかじゃないんですもの。
この鳥たち。
模型なんかも混じってるんだろうけど、この当時でこの合成技術は素晴らしいです。





鳥に目玉を啄まれた死体。
カモメに頭を啄まれる子供たちとか、今観てもショッキングな場面ですよね。
鳥の襲われるシーンなんかは、今でも覚えていたけど、主人公メラニーやミッチの関係とかは全然忘れてました。
かなり生々しい人間関係が描かれてますね。

あと、今観て気付くのが、劇中に音楽が一切無いんですよね。
この演出も凄い。
音で怖がらせる今のホラー映画なんか、見習うところが多いですね。

監督はアルフレッド・ヒッチコック。

追伸。
「悪魔の棲む家」「テキサス・チェーンソー」「ヒッチャー」などをリメイクしてきたマイケル・ベイが、この作品をリメイクするみたいですね。
昨年主演女優がナオミ・ワッツに決定するってニュースを見たけど、その後どうなっているのやら。
でもこの作品は、もう完成されてるからなぁ。
何となく「宇宙戦争」の二の舞になりそうな感じ。


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