ジッタン・メモ

ジッタンは子供や孫からの呼び名。
雑読本の読後感、生活の雑感、昭和家庭史などを織り交ぜて、ぼちぼちと書いて見たい。

【平成23年 如月の七五】2月15日~2月21日

2011年02月28日 | 2011 暮らし雑感
2月15日
★ むまさうな雪がふうわりふわり哉 /一茶
読売「四季」で紹介された句。
この句で詠まれているのは大きなボタン雪。
今朝の埼玉は一面の銀世界。
窓から見ていると通学中の女子ら積雪のなか、自転車をひいていた。
「むまさうな」と一茶は言ったが、「雪が砂糖なら大もうけ」と詠んだ八っあんの古典落語をふと思い出した。演題はなんだったか、判然としないが・・。
この3連休も寒い。
小雨に雪も混じった天候だった。

★ 焚くほどは風がもて来る落ち葉かな
朝日「天声人語」に載ってた良寛さんの句。
新しい寺ができたのでそこにという藩主の求めを断った一句とのこと。
強者にこびないのが菅首相の売りものではなかったか。
小沢問題で引用していた。


2月16日
● 国技館使って国技にも馴れ
「大相撲」が国技というきまりはない。
池上彰の学べるニュースを見ていたらそんなことを言っていた。
両国国技館で行われるため相撲は国技との認識が拡がったが、法律上では相撲を国技として扱ってはいないそうだ。

★ 癖になる思考のリズム五七五
毎日新聞の「仲畑流万能川柳」に掲載されていた一句。
小学生の交通標語作文だって五七五だ。
この七五のリズムは確かに記憶にストンと残るなにかがある。
だから私も愛用し、読後の感想なども七五でメモしている。

2月17日
● 友党を赤軍とみるエラい亀
 「ちょっとした(思想の)違いで『総括』して、リンチ殺人をする。今の民主党を見ていると、連合赤軍を思い出す」
 国民新党の亀井代表が記者会見で、民主党の小沢問題の処分手続きを「あさま山荘」事件に例えて批判した。
エラ顔の亀さんもずいぶん古い記憶を引っ張り出したものだが、リンチ集団の例えは少し酷過ぎよう。
一方、鳩山さんは小沢処理を「いじめみたい」と「方便」した。

★ ノーという勇気一兵卒が持ち
読売の時事川柳にあった一句。
唯我独尊のノーだが。
 
● 将棋界 賞金王はやはり羽生
朝日夕刊の囲碁・将棋欄から。
2010年の獲得賞金、対局料の総計だ。
羽生名人は1億円を超えている。
13年連続首位。
王将失冠、竜王戦挑戦も失敗しても名人、棋聖、王座、NHK杯、日本シリーズを制覇した。やはり強い。
10位にランクされた広瀬という人だけが、なぜか顔が浮かばない。


2010年 羽生善治 1億1576万円
渡辺 明  6240
久保 利明 4829
森内 敏久 3270
深浦 康一 3173
佐藤康光  3018
三浦 弘行 2850
藤井 猛  2410
丸山 忠久 2372
広瀬 章人 2136


2月18日
★ 人員がととのいましたと解雇され
第一生命の「サラリーマン川柳コンクール」。
ノミネートされた作品100句が発表された。ちなみに投稿句総数は2万6686句。
この句はテレビで紹介されていたその中の一句。
解雇候補者を提出していた課長もやがてその運命に預かるというような感じを受けた。


★ 見栄で買い使いこなせぬ哀フォン

★ 指舐めてページをめくるアイバット

★ 風呂の順、二番じゃダメかと追い出され

これは毎日新聞に載っていた今回のサラリーマン川柳の一部。
ベストテンは5月中旬に公表されるとのこと。

2月19日
● 二十年 重しをくれた男たち
「失われた10年」ということばがあったが、20年たって巨大な財政赤字がさらに膨らみ耐え難い重石に変ったえ。
大卒雇用はどん底となり、高齢化はすすみ日本社会はいらだちの閉塞感に包まれている。
20年の間に首相がコロコロ変って、公約というバラの香の甘い飴はその都度苦いものに変った。
その首相たちの在任期間を調べた表が数日前の日経紙に小さく載っていた。

この20年

海部 818日(第一次海部内閣 1989年8月10日- 1990年2月28日)
宮沢 646
細川 263
羽田  64
村山 561
橋本 932
小渕 616 
森  387
小泉 1980
安倍 366
福田 365
麻生 358
鳩山 266


安倍、福田、麻生が揃って365日の数字を気にしての退陣様子がよくわかる。
政権交代となって鳩山が266日。
ちなみに英国の場合、サッチャー11年半、ブレアで10年。



2月20日
● 大広間埋めてにぎわう囲碁大会
公民館の和室の二間を埋めて恒例のクラブ囲碁大会。
以前は将棋と半分づつ使っていた和室が最近は囲碁勢が圧倒している。
本日もA級7組、B級7組。C級8組が熱戦を展開。
ジッタンは2級で出場し4戦全勝で優勝。
今回は2級で2回目の優勝を果たしたので晴れて1級に昇格へ。
リタイアしてからはじめた囲碁だが奥が深い盤上ゲームと思う。


2月21日
● 古希の友 一緒に歩く古都の春
北鎌倉から鎌倉までの寺院を尋ね、小町で3人で昼からの小宴。
材木座の社員寮で一泊、往時久闊のひととき。
古希を迎えた先輩とは深夜まで飲み、あれこれの友の消息を聞いた。

部屋で聞いた酒友の吟

歓声覚えず酒杯の飛ぶ 盤に佳肴有り妓は囲みを作す 
今夕の嘉筵、酔を辞する勿れ 人生七十古来稀なり



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