ジッタン・メモ

ジッタンは子供や孫からの呼び名。
雑読本の読後感、生活の雑感、昭和家庭史などを織り交ぜて、ぼちぼちと書いて見たい。

〔2008 年歳〕 2月7日~2月16日

2008年02月23日 | 2008 暮らし雑感
2月7日
 晴れ。
 夜降った雪で地面がごま塩状態に変わっていた。
 今年は結構雪が多い。
 ウォークに出てみたが風も強く、底冷えがするため60分で切り上げて帰る。
子供たちが緊急早退して一斉下校になったと、あーちゃんがヨガの友達から聞いてくる。
 近くで女子中学生を狙った通り魔があったらしい。
 同じ頃、鷲宮の娘からのメールでもそのことが届き注意を呼びかけてきた。
 夕刊やテレビでもこのニュースをとりあげていた。

読売新聞 夕刊から

登校の中1女子、右足切られけが/杉戸  
7日午前7時35分ごろ、埼玉県杉戸町倉松の町道で、登校途中の中学1年の女子生徒(13)が、後ろから近づいて来た何者かに「コートにゴミが付いている」と声をかけられ、突然、右足を刃物で切りつけられた。生徒はふくらはぎを切られ軽傷。犯人は走って逃げた。杉戸署は傷害事件として調べている。 同署によると、逃げたのは40歳前後で身長約1メートル60で、性別は不明。白いフード付きのジャンパーを着ていたという。

夜、風邪気味から体調不調となる。
ドキドキと動悸がして少し吐く。微熱もあった。

2月8日
薬を飲んで終日寝る。
こんなにも寝られるものかと自分でもあきれるほど。
 食事は梅干入りおかゆ。
 67歳で北京五輪馬術に挑戦する人をニュースで知る。
たいしたものだ。大いに励まされる
 テレビで横浜などで梅開花間近とのニュースがあった。
我が家の梅の小木は蕾が膨らみつつある。
娘来訪。 
小6カズのテスト。
算数、社会でひとりだけ100点だったとのこと。
 小さいときから虫博士で理科は常に満点を採っているのでクラス仲間もだれもそれには驚かないが、先生の「誰でしょう?」という全員への問いかけには誰もがカズを思い描かなかったところが現状だ。
 自ら行きたい公立中学を選び30分の自転車通学のコースを選んだとのことだが、内なる自覚から出てきたのが今回の成績なら結構なことだ。

2月9日
晴れ。
第6回昌平寄席が生涯学習センターで開かれる。
 Sさんご夫婦、農園仲間のNさん、Uさんも揃って観演。
三遊亭春馬師匠がご当地高校の出身で、学校関係者がそろってバックアップして開いている寄席で、初回以来欠かさず見ている。
 前座の柳家小きちは岩槻出身で福祉大学卒業の人。
看護介護に明るい異色の落語家として紹介された。
 「初天神」をやったが、父親が飴をしゃぶる様子や、子供が上目使いに買い物をせがむ様子を上手にこなしていた。
これは小三治のが笑わせる演目だった。
 もうすぐ真打になるという三遊亭夢吉は「狸賽」。
ばくち打ちに助けられた子狸がお礼にサイコロに化けて言いなりの出目を作るという噺で、こさんのタヌキに似た表情描写や江戸っ子口調の柳朝が得意にしていた出し物だ。
今回の夢吉さんのも芸風が明るくよかった。
 春馬師匠は「紀州」。
志ん生師匠が得意にしていた演目だったと思うが、徳川家七代将軍の跡目相続に絡んで、鍛冶屋の「トンテンカン」を「テンカトル」「テンカトル」と聴こえた尾張の殿様が結局紀州の殿様に跡目をとられ、鍛冶屋の音にもう一度耳をすますと鍛冶屋は真っ赤な鉄を焼きを入れるため水に入れてるところでその音が「キシューッ」と聞こえたという「落ち」。
いわば八代将軍吉宗の誕生挿話的な噺だが、春馬師匠の今日の「紀州」はまくらの部分が長かったが冴えていた。
 でもこの師匠、前に「火炎太鼓」をやったりして古今亭のオオネタをよくご披露する。
 いつもは落語会が終わってから一杯会になるのだが、昨日からの体調もあり今回はご遠慮した。
昨日、杉戸であった通り魔が今度は幸手に出た。
孫を持つ身、無関心ではいられない。                   

        読売地方版より

女子中学生また切りつけ 幸手で=埼玉  
8日午前8時ごろ、幸手市南の市道で、自転車で登校途中の中学2年の女子生徒(14)が、男にスーパーの場所を尋ねられて止まったところ、左腕を引っ張られ、カッターナイフのような刃物で2回切りつけられた。男は生徒を自転車ごと押し倒し、走って逃げた。生徒は上着のウインドブレーカーが切れたが、けがはなかった。幸手署は暴行事件として調べている。 同署によると、男は30~40歳ぐらいで、灰色のフード付きジャンパーを着て、フードをかぶっていた。 現場は閑静な住宅街で、当時、人通りはなかったという。約5キロ離れた杉戸町でも7日朝、女子中学生が男に切りつけられ、軽傷を負う事件があり、同署で関連を調べている。


2月10日
 朝、気分も回復したので頼まれた郵便を持ってウォーキング。
 午後、公民館でクラブ将棋。
 Bクラス優勝経験者、Aクラスを狙っている二人と稽古。
 星は○●●だったが、いずれも好局だった。
この二人のレベルに常時勝ち越さないと町の大会でB級優勝は狙えない。
連日伝えられる時津風部屋の力士急死事件報道に少しいらいらする。
 特に朝昼飯時のテレビの取り上げ方。
はげたかのように群がって、面白がって劇場化し飯の種にしている。
 しかもそれを何回となく流す。
視聴率の受けだけを狙った底が浅い手法にうんざりして、チャンネルをまわすとNHKになってこれも面白くないから結局切る。
 この力士しごきは昔陸軍、いま体育会系クラブにも残っている陰湿な”日本文化”の継承ではないだろうか。
 これからの力士がこの手法で大きく育つわけがない。
モンゴル力士の強さはハングリー精神もあるだろうが外のスポーツもこなせる身体能力の差が出ている。
 ともあれ、これだけ喧伝されればもう新弟子に名乗りを上げる子どもはいなくなってくる。

2月11日
休日で鷲宮から娘たち来て会食。
その後、子供たちは隣家の幼馴染をみつけて遊びに出る。
あーちゃんと娘は買い物、当方は留守を預かって読書や将棋を調べる。
旧暮れに作ったユズ 「ゆべし」をカズが持ち帰る。
前回持参して味見をしたそうだがおいしいと言っていた。  

2月12日
曇り後雨。雨は終日となった。
 炬燵で読書とテレビ。
 パソコンがまた不調。突然、予告なく雨縞模様のディスプレーが出現する。それも以前の色から暗い縞目に変わってきている。
 上尾のPCドクターTさんに相談、繁忙のようなので後日に調整を依頼。
とりあえず電源接続部の配線をし直して様子を見る。
 銘酒・八海山の酒カスが手に入ったので粕汁を作る。
ホカホカと温まってこれは美味かった。  

2月13日
晴れ。底冷え。
 散歩の犬が水溜りの氷面でツルリと転んで横になった。
四足でも転ぶのだから二足のこちらも注意せねばと思う。
「互いに年なのだから気をつけようぜ」と声をかける。
 図書館で本を借りる
    ・ ENGLISH journal
   ・ 音読王 心にきざむ英語の名文 井上一馬

 先輩竹さんに電話して近況交換。
 竹さんは昔から片方の耳が遠かったが聞こえるほうの耳が突発性難聴になってしまったとのこと。
電話では普通に話せるのだがいつもより声は大きい。
正月4日にトイレで自分の小便の音が聞こえなくなったとのこと。
それでも元気で補聴器付きで3月にはもう六度目になる四国巡礼に半月間行ってくるという。
詩吟やりハーモニカを吹き山歩きから釣りまで人生を謳歌している感じの先輩、どうぞ元気で。
昼過ぎより歩く。

北風に背中押される野路かな

句らしきものつぶやいてみたが寒さの実感ではあった。
夕方のテレビによると今日の寒波は今冬随一とのこと。
爆弾低気圧という大寒波の到来で明日の都心は零度下になるだろうと予測。
東武動物公園の猿の様子をテレビで知った。
 この寒さでおサルさんも身を寄せ合って暖をとる。
私と同じで寒くてなんもやることがなく退屈だから毛づくろいという名の毟りあいをする。
これをサルダンゴというのだそうだが、毟り、むしられて、そろって背中が脱毛状態になる。
これが皮膚病のもとになるから、飼育員はあの手この手と対策を考える。
思案の末に露天風呂の温泉療法を思いつき実地に移したところ、やはり若いサルが興味を示し、サル一同揃って入浴となっているとのこと。
近いから、露天風呂風景を観に今度行ってみよう。 

2月14日
歌といえば演歌が昔から好きだが、歩くときこのテンポでは具合が悪い。
MDを耳にして英語名作やミュージカル南太平洋、ビートルズなどを持ち歩き聞く。
すこぶるいいものだとこの歳になって解る。
人にあまり会わない土手路の90分のウォーキングが、だから楽しい。今日は勤めている頃は、義理チョコを貰った日。
 嫁さんが学校帰りのケン坊を拾って寄る。
末娘のカナちゃんと嫁さんからチョコをいただく。
謹んで拝受。
 マゴ3人が夕方まで遊びたいというので大人もまじって「ことわざかるた」「あんぱんまんカルタ」「どらえもんカルタ」に興じる。
 千葉夷隅の禿堂先生から「親友からもらったラジオの落語テープをCDに落としたが欲しいかと」電話でのお尋ね。
「そりゃあもう」と答えたら早速贈ってきてくれた。
 全部志ん朝のもので「堀の内」「文七元結」「雛鍔」「三枚起請」「今戸の狐」「干物箱」「井戸の茶碗」「お見立て」「子別れ」など。
まさに随喜の涙を流さんばかりなのだがPCでしか聞けないものもあり、PCを作動すると例の雨縞になってしまう。
音楽CDに入っているほうは寝しなの落語にぴったりのものとなる。
感謝、感謝。

2月15日
午前中のテニス。
クレーコートなので先日の雪や雨がまだ影響し一面コートのみしか使えず。1ゲームだけで帰る。
1月からタイ国に1か月遊学していたOさんが土産を届けてくれた。
 竹にくるんだ粽風の甘い菓子でカオラームというそうだ。
竹筒にもち米やココナッツミルク等を入れ、焼いて炊き上げたおやつでおいしい。

菜園の白菜は今日ですべて収穫した。
計10個余は食べれたわけだ。
ブロッコリーも主芯はとってわき目の小さなものだけをつまんでいる。キャベツはまだだいぶ残っている。
去年は菜虫にひどい目にあったが、今年はどうするか。
霜もおり雪もあれば菜虫も凍え死んでると思っていたが、あにはからんや、かれらはしたたかで葉脈などを利用してどっこい生きていた。
でも中国のように薬づけにはしたくはない。

図書館へ 3冊借りる。

・ 5手詰ハンドブック 浦野 真彦     将棋連盟
・小泉政権―非情の歳月  佐野 眞一 文春文庫
・ 川路聖謨文書(6)    日本史籍協会 東京大学出版会

新聞が3月31日・新年度から12段組みに変わるそうだ。
1行12字を変えずに14段を12段組にするというもの。
まだ在社していた2000年に新文字に移行して、再びここで基本文字が大きくなる。
少子高齢化がさらにすすんでいるということか。
 でも、大賛成。
 いまだ裸眼で新聞を読んでいるがさすがに株式欄は辛いから老眼鏡を作った。
 でも最近大活字の文庫本を読んで、その便利さに注目した。
新紙面に期待したい。

2月16日
 須賀島の市民農大の農園へ。
春野菜のナス、トマトの苗作りで生徒さんも集まる。
だが育てている苗が 8年ぶりの低温で発育不良の状態。
 これは和戸校の育苗も同様とのこと。
苗床は古畳などを仕切りにして腐葉土、培養土を入れビニールで囲った圃場なのだが、なかなか20度以上の地温が確保できない。
それで発芽がまだ十分ではないわけだ。
 地元の農業高校にも協力してもらって夏のスイカ苗は別に作ることにする。
 生徒さんは輪番制で水と温度管理をしているがこれは継続する。
 本日は万一に備え予備に中村先生庭にあるビニールハウスを使ってポッド苗を作る。
 土作りから種植えまで全員の作業となる。
 ビニハウス内部は18度あるが地面にサーモス付きのホットカーペットを敷いて管理するからこちらはまず大丈夫だろう。
 ナスは台木有り、無しの2種類の苗。
 農園にある杉の木は真っ茶色になっている。
スギ花粉の発芽時期だ。
いやな季節の到来だ。
 午後テニス。





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