3日目、シギショアラへ。
ルーマニア、トランシルバニア地方にあるシギショアラ。ドイツのザクセン人
入植者によって造られた町は城壁に囲まれた要塞都市として世界遺産に登録されています。
丘の上に広がる町並みですので、町中には石畳の坂や階段が巡らされています。他の町に比べると観光地化されていない素朴な町並みが魅力です。
シギショアラのシンボル時計塔。
一日1回のみ作動します。
吸血鬼ドラキュラ伝説のドラキュラモデルとされるワラキア公ヴラド・ツェペシュは、実在の人物。彼が生まれた家であり、父ヴラド・ドクトルが幽閉されていたというのが、現在「カサ・ヴラド・ドクトル」という名前のレストランとして残されています。時計塔前の広場に面した黄色い壁の建物で、入り口には「竜」の意味をもつ父の名を示すように、竜をあしらった看板がぶら下がっています。
ランチの時間調整でしばしのフリータイム。
日影のカフェで、訳の分かんぬるいコーヒー牛乳みたいな飲み物を
オーダーしてしまいました。
「ドラキュラ伯爵の生家」で昼食です。
伝統的なルーマニア料理が中心です。
昼食後ビエルタンにある要塞教会へ。
凄い!!逞しい。体形私に似てる!!
トランシルヴァニア地方の要塞教会群として、全部で7つの要塞教会が
世界遺産に登録されていますが、その中で保存状態が良いのがビエルタン
要塞教会です。この教会は1412年に建設されていますが、一帯は古い歴史
を持ち、教会以前にも建物があった事が調査で分かっています。
教会そのものは三重の壁で守られており、まさに要塞教会という名にふさわしい場所と言えます。
教会そのものは、東方教会によくある質素な作りといえます。しかしながら
ビエルタン要塞教会の祭壇はとても荘厳な雰囲気を持っています。祭壇の
一番の特徴は、大きく開いた十字架の形をしており開閉式であるということ。
東方教会の特徴であるイコン画だけではなく、キリスト像があることも
必見です。
マリア様可愛いです。
礼拝室にあるドアについている鍵。これは今から約500年前に作られたもの
ですが、それがそのまま残されているのです。近くで見るととても複雑な
構造をしており、それが今でも正確に動くのは驚きです。
教会前からはトランシルヴァニア地方の素晴らしい眺望が得られます。
教会の裏側に進むと壁に沿って質素な一軒家があります。ここが愛の回復小屋
です。
教会という性質から、地域住民からは多くの悩みが寄せられました。
中には離婚したいという夫婦も相談に。離婚を考えている夫婦が1週間から
数週間、二人きりでこの中で生活をし、お互いをもう一度見つめ直す、
考え直す機会とするための部屋だそうです。
ブラショフに戻ります。
夕食は自由。ちょっと調子が悪くてパス。