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広島 名曲喫茶ムシカ 半世紀以上続く伝説の喫茶店 広島の復興を支えたムシカとカープ

2014年10月15日 | まち歩き

広島シリーズのラストは、名曲喫茶「ムシカ」。

名曲喫茶とは、クラシック音楽を流し、珈琲などをサーブいただける昭和風カフェ。


東京の風月堂、お茶の水のウィーンはなくなったようです。

昔、大好きだった札幌のウィーンやクレモナ、まだあるんでしょうか?


この「ムシカ」は伝説の名曲喫茶。

昭和20年8月6日午前8時15分に米軍による原爆投下。

14万人が殺戮されました。

広島市は廃墟と化し、75年間、草木もはえないと言われていました。

その翌年、広島駅のそば猿猴橋で名曲喫茶「ムシカ」開店。

 

当時は、まだブラックマーケット、闇市があったと思います。

食うや食わずの時代です。

そんな中、クラシック音楽を流す喫茶店が出来た・・・。

それは、ドラマチックな出来事。

レコードや蓄音機がよくあったものです。

ベートーベンの第九を流し、店内に入れない人々が店外で聞き惚れたという伝説が伝えられています。

広島市民に夢と希望を与えたお店です。

このあたりの経緯は、広島市民にとっての広島カープの存在に近いものがあると思います。

 

わたし自身、親に連れられて、中学生の時に訪れたことが最初です。

その時は、広島の中心地の流川、現在の広島三越の路地に入ったところにありました。

今でも「ムシカビル」というビルがあるので、そこが猿猴橋から移転した2代目のムシカだと思います。

当時のお店は、2階建てで2階部分にバルコニー風のスペースがあり、そこでも音楽と珈琲を楽しむことが出来ました。

ものすごいタバコの煙だったことを覚えています。


そして、現在は荒神町。

マツダズームズームスタジアム広島のそばに立地しています。

品のあるマスター梁川さんの入れる珈琲は極上の味。

ここで聞くブラームスは最高です。


現在は、小ホール風の作りの中で、ステージ、グランドピアノ、そして米国の映画館に置いてあったと言われる巨大なスピーカーが設置されています。そ

して、突き当りには、このお店のシンボルであるベートーヴェンのデスマスク。

手作り感の溢れる素敵な喫茶店です。


広島を訪れた際には、訪れたいスポットです。 

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