日経ビジネス(日経BP社)に広告が入っていました。

「ポストパンデミックグローバルシナリオ2030」。
旧スタンフォード研究所からスピンオフしたSBI社のリサーチペーパーです。
ちょっと食指が伸びたのですが、価格が、なんと77万円!!!
大学図書館や研究機関で目を通すようにします・・・涙。
新型コロナウイルスは、世界を席巻しました。
社会や産業、ビジネスにも大きなインパクトを与えました。
同書では、次のようなキーワードをあげてます。
・在宅勤務の壮大な実験
・非接触サービス
・新たなひきこもり
・病への対応、バランスを取りながらの綱渡り
・ロボットの地位向上
・サプライチェーンのレジリエンス
・誤報パンデミック・・・
さらに、2030年までの3つの未来シナリオを解説しているそうです。
シナリオA 困難な道のりからのグリーン革命
長く困難な世界規模の混乱の後、民衆運動の圧力によって主要各国政府は団結を余儀なくさせられ、エコに焦点をあてた大規模で協調的な経済復興の取り組みがもたらされる。
→大規模な混乱期を経て、様々な地域と階層で復興の恩恵が共有される。
→人と組織は、大きな利益のために困難な変更を推進する術を身に着ける。
→環境に配慮した持続可能な先進技術に注力する。
シナリオB ビッグテックワールド
世界トップの都市、復興を主導している組織や富裕層は、ハイテクにより加速された迅速な復興の恩恵を受けている。しかし大多数の人々は、その恩恵を受けることが出来ない。
→主に上位都市、大手企業、富裕層の労働者に限定される。
→有力な組織や富裕層の労働者が、技術を中心とした変化を迅速に起こす。
→予想される道筋に沿って加速的に発展する。
シナリオC 中国の世紀
パンデミックとその余波が西欧の民主主義国家を襲う中、非常に管理の行き届いた中国が台頭し、世界経済や技術のリーダーになる。
→中国は急速に回復し、ゆっくりとした世界中の回復の先頭を行く。
→人々や組織は、パンデミック前の普通の生活に戻ろうと努力している。
→中国を中心としたAIの大躍進が世界中に影響を与える。

シナリオライティング、シナリオプランニング技法と言っても、的中率から行くと50%程度。
その多くは当たらないと言われています。
特にシナリオCは、ちょっと勘弁・・・という感じです(笑)。
自由、民主主義、法治主義を堅持する・・・SDGs、EGSで、地球にやさしく、格差のない社会を作っていく・・・そんな未来であって欲しいものです。
