in the heart side・・ヒトツバタコ

いつもその時の出会いを大切に・・

その後のおじいちゃん

2008-05-23 18:24:13 | Weblog
昨日、友人から"バタちゃんのブログて言うか、文章は病気・・病気ばっかしだ”と言われ、

そうかも・・気がつかないまま私の意識の中で、いつもいつもパーキンソン病が巣食っていたかもしれない。

言われてみれば、違う話題でPCに向かうことって滅多にないなあと思った。

そこで今日は、おじいちゃんの話。

先日、あれやこれやで2か月ほど会いに行っていなかった義父のところへ一人で出かけた・・
ひょっとして忘れちゃったかなと危惧したとおり、名前も出てこない様子。

ガックリ

誰よりも傍にいたという自負があり、少し足が遠のいても私を忘れるはずないと思っていた。

"M子だよ”
"I子さん?”・・・I子さんって誰のことだろう?
”おじいちゃんの息子のお嫁さんのM子だよ。”
”何だか懐かしい感じがするけど、頭がボーとする・・”
”もういいかぁ・・知恵熱でるといかんし。やめとこ。”

いつものように手を握りながら、息子や娘の話をすると、どうも私のことだけとんでいるらしい・・

"お嫁さんっていい人だった?”と恐る恐る聞いてみた。
"いい人だったよ~・・いちばん身近にいてくれた人だった"涙がでた。
”でも、どうしてもわからんのだよ。どうしてワシがここにくることになったのかが・・”また涙が出てきた。
”ごめんね、おじいちゃん”と、手を擦りながら言うと、やおらに"お母さんか?"と言う。
"わかるの?思い出してくれた?”
”ああ、お母さんだったのかぁ。声がとてもはっきり響いてくる”

また泣けてきた。
結婚してから、おじいちゃんはいつもいつも私の傍にいた。それがとっても嫌なときもあった。
きっと、私がこの病気でなく、他の病気ならこんな展開になっていないだろう。
私は、義父を最後まで面倒みるつもりだった・・

義父は、”どうしてこんな大事な人のこと忘れていたんだろう”と言ってくれた。

私は本当に幸せ者だと思った。

そして、一生懸命やったことって何かの形になってかえるものだとも。

"おじいちゃん、覚えていてくれてありがとう”と、また手を握った。
温かい手だった。

”来てくれてありがとう。来てくれたから思い出せたよ”と。

いつもいつも前向いてなんかいられやしない。
オンとオフの狭間で”もう、やってらんないよ!!”って思うときもある。
でも、こうして私のことを認め、私を見守っていてくれている人のためにも生きていかなきゃな。・・・フーッ

なんだなんだ、結局またここに落ち着くのかと苦笑いです





コメント
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