癒しの庭Ⅲ

集おう癒しの庭へ

今日はお庭の見学!

2008年07月23日 | Weblog

 

  昼近くにおかあさんのお友達ご夫妻が石巻市からお出で下さいました。遠路お出で頂き有り難く思います。そしてたくさんの美味しい竹輪をおみやげに頂きました。あまりにたくさんなのでお隣の市のKさん宅へおすそ分けをお持ちしました。Kさん宅は先日お庭の選定作業をお手伝いしたお宅です。

 

                 

   お庭の剪定作業が終わってから草取りさんを頼んで、完全に草取りをしたのですがもう草が出始めてと困っておられました。

   そして最近良いお庭を見つけたので見に行きましょうとお誘いを頂きました。お庭の見学は望むところ、早速Kさんご夫妻と私たち四人で出かけました。

   最初は十和田石を地面に敷いているお宅です。

 

        

   とても大きなお宅で玄関前はご主人が大理石のピンコロなどを使った敷石を設計されており、主庭は裏にありました。

       

   地面に敷いているのが十和田石です。十和田石は外壁や門柱、ホテルのお風呂場などに使われますが、部材の残ったものは砕かれて砂利状にして売られます。

                

   敷き詰められた十和田石の奥には広く松や伽羅、皐などの和庭園の設えが出来ています。ご主人にお聞きしたところ和庭園は以前にお父さんが造られたものだそうです(十和田石の下には除草のために肥料袋を敷いているいるそうです)。

   玄関前の敷石や玄関前左のバラのお庭、裏庭に十和田石を入れてコンクリートでテラスを作られた所などを見ると、日本庭園の方向ではなく洋風のお庭を好んでおられるよう思えます。ご主人はまだ若く、小さい子どもさんのためにもこうした庭の作り方も良い考えだと思います。庭の奥と手前で和の庭と洋の庭が住み分けています。和の庭に入っていける園路があると子どもさんにとってもより楽しいお庭になると思います。ちなみに我が家は、我が家のガーデナーさんの洋の庭は庭全体の左側に、そして和の庭は右側に住み分け、植栽などが混ざらないよう気を使っています。

          

   もう一軒のお庭はこちらです。こちらも広い庭でお聞きしたところによるとホームセンターで売っている「五色玉石(少し違ったかも?)」1袋378の石を20万円分ん買ってきて敷いたのだそうです(この石の下には除草シートなどは敷いていませんでした)。

                                       

  かなりご年配の方の自作のお庭だそうです。遠くから(道路から)も良く目立ちます。庭の奥には立石が2個、他は他は平たい大きめの石が5~6個配石されています。この庭は飛び石は打たれてはいる(千鳥打ち)もののほとんど歩く必要は無く家の中などから眺めるお庭のようです。

  2つのお庭をご案内して頂いて、作庭は自由に作られるもの、作る人の価値観に基づいて作られる個性的なものの感を強くしました。お庭はその家(家庭)に合った庭が求められるもので、庭師の私(自称)はご家族のためのお庭であり、他の方から見ても価値のあるお庭を考えていこうと思います。

   雑草からお庭を守るためには、モルタルや除草シートの上に砂利や十和田石や五色玉石などを敷く方法があります(一番安価です)。しかしこの方法には欠点があります。敷いた砂利の上に葉が落ちる木があれば落ちた葉はやがて腐葉土となり砂利は土になってしまいます。もう一つの方法は庭全面を敷石とし、落ちた葉は箒で掃いたり水で流したりしてしまう方法です。この方法の欠点は砂利よりも敷石は高価で、良い敷石ほど高価になることです。

   「石のむろじ」の若旦那さんに相談してみたら、「鉄平石」よりも「六方石」や「青御影(中国産)」が良いのではというお話でした。

  明日はこれらの石について調べて見ようと思います

 

 

 

 

 

 

 

 


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