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スモークツリーは病気なの

2012年08月08日 | ガーデニング

 

 

秋の紅葉が見事なスモークツリー「グレース」です。

モクモクとした花も見事ですが、今年は少ししか花が咲きませんでした。


春早く、木の半分くらいが枯れていたので剪定しました。

そのために花芽が減ったのだと思っていたのですが

この頃、葉っぱが枯れ出しました。

 

 

 

 

病気のせいなのでしょうか、それとも害虫のせいなのでしょうか。



一般的には、スモークツリーは病害虫が少ない植物と言われています。

調べてみると

病気は、「うどん粉病」くらい

害虫は、「カナブンの幼虫」や「芯食い虫」ぐらいしか出てきません。

どうも我が家のスモークツリーの状況とは違うようです。

 

 我が家には他に、「グレース」がもう1株と

「ヤングレディー」が2株あります。


 

 

 こちらの「グレース」はまだ若い木で、元気にぐんぐん伸びています。

しかし、残念ながら花がまだ咲きません。


病気でも、害虫でもないとしたら

もしかしたら、管理上に何か問題でも ・・・・



振り返ってみると、庭師はこのスモークツリーについて何も知っていませんでした。


スモークツリーは、中国~ヒマラヤ、南ヨーロッパが原産で

日本に渡ったのは、古く明治の時代だそうです。

 


【学名】Cotinus coggygria

【植物分類】ウルシ科 コティヌス属


スモークツリーの基本的な性質は次のようなものでした。


・過湿に弱く、少し乾燥ぎみの場所を好む。

・剪定する場合、枝の途中で切ると突然枯れ込む場合がある。

・株が茂り過ぎた場合は、剪定ではなく、混み合った枝を付け根から切り取る。
(「枝抜き」をすると、比較的枯れ込みは避けられる。)

・一度植え付けら、植え替えが難しい面もある。

・スモークツリーの根元あたりに他の植物を植え付けた際に、部分的に根を切ると一部枯れ込むことがある。

・春から夏の間に剪定すると花芽を落としてしまうので、花が咲かなくなる。

・強い剪定は休眠期にした方が無難。

等々、病気でもなく、生理的枯れ込みとしか考えられないような場合もある。

枯れ込みの原因がわかりづらい一面がある。


ということですが、庭師はこれまでにこれに反したことばかりしていました。

春早くには、ひこばえ2本を取り木しようと

根元にスコップを刺して根を分ける準備をしたり

和庭の樹種と同様の、枝の途中での強剪定も行っていました。

そして

この木の根元は株が茂りすぎている上に

たくさんの植栽があって、風通しが悪く、間違いなく、過湿になっています。


 

 

まずは、根元の植栽をへらし

枝ぬきも行って、風通しをよくし

スモークツリーの快適な環境をつくってあげようと思います。

 

 今日のヤングレディー

 

                                         7月6日のヤングレディー

 

 

                                         スモークツリーの花

                      スモークツリーの不稔花

 

スモークツリーのモクモクは
 
実は、花ではなくて花後の花柄

不稔花(ふねんか)が、糸状に伸びたものでした。

 

花が咲かないスモークツリーもあります。

スモークツリーはイチョウなどと同じように雌雄異株で

雄株には花は咲きません。


下の「ヤングレディー」は大分大きくなってきたのですが、まだ花が咲きません。

もしかしたら、今後切られる運命となるのでしょうか

 

 

 

スモークツリーに穴のある葉が見られたので

「ヤングレディー」の葉の裏を見たら

毛のない毛虫?がいました(名前が分かりません)。



赤い葉は「グレース」の葉です。

やはり、穴があいています。

スミチオン(殺虫剤)の散布も必要のようです。

 

 庭師はこれまで、和庭の樹木の管理を主に行ってきましたが

イングリッシュガーデンなどで評判の高い樹種の勉強も

これからは積極的に行っていこうと思います。


今日の雨曜日、スモークツリーは私にたくさんのことを教えてくれました

 

 

 

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