今日の魁新報で「中国、最新戦闘機を初披露」という記事を見ました。航空機フアン(庭師は航空機フアンでもあるのです)としてはとても気になる記事です。米国のF16ファイティングファルコンと性能的には似ていると思いますがスタイルが随分違います。
調べてみる次のような戦闘機でした。
殲(Jyen)10号とは、中国(中華人民共和国)がイスラエルの技術協力を得て独自に開発・製造した戦闘攻撃機であり、殲撃-10ともJ-10とも呼ばれていて、 米国、韓国、日本、の主力戦闘機であるF-15やF-16や欧州の主力戦闘機ユーロファイター・タイフーンと互角の戦闘能力を持っていると想定されている。
殲(Jyen)10号は、元々、イスラエルがユーロファイター・タイフーンの設計技術を真似して独自開発を目指していたラヴィ戦闘機の製造が、アメリカ政府から圧力がかかって製造が出来なくなったので、アメリカに対する腹いせでラヴィ戦闘機の設計情報を技術協力の名の下に、中国に売ってしまったのである。 そのため、ラヴィ戦闘機(ユーロファイター・タイフーンのコピー機)そのものの中国製戦闘機・殲(Jyen)10号が造られたわけである。
機体の設計はラヴィ戦闘機の設計どおりで、インテイク(空気取入口)は胴体下部にあり、コックピットはインテイク上部前方に前のめりにせり出した形態である、主翼はデルタ翼で、無尾翼、ベントラルフィンを採用している。
但し、エンジンはロシアの戦闘機Su-27などが搭載しているAI-31FNターボファンエンジン1基だけを搭載している。
こちらが、殲(Jyen)10号のもととなったユーロファイター・タイフーン、エンジンは2基である。
ユーロ・タイフーンは噴出ノズルが2つ
従って、空気の取り入れ口も2つ
ドイツ(当時は西ドイツ)、イタリア、イギリス、スペイン、(フランス)、の4(5)カ国の共同で開発された汎用戦闘機である。長距離要撃機として開発され、上記4カ国の他フランスも一時加わっていたが途中で脱退し、ラファールという独自の戦闘機を作り上げることとなる。また開発時に仮想敵国であるソ連の崩壊、西ドイツの財政問題などの理由で一時は開発がストップすることもあった。
外見は特徴的なデルタ翼とカナード翼(コクピットの両端の小さな翼)で、これは機動性の向上には効果があるがパイロットへの負担が大きい(F-2においても開発段階でカナード翼の付加というのもあったが上記の理由から採用はされなかった)。しかしユーロファイターはそれを高度な電子機器で補うことでパイロットへの負担は抑えられているという。
中国は米国のF-15のようなパワーのあるエンジン双発ではなく、F-16のようなエンジン単発機にユーロタイフーンに改造し、F-16を超えようとしたのである。
F-15 イーグル(エンジン2基)
F-16 ファイティングファルコン(エンジン1基)
F-22 ラプター(エンジン2基)
F-22は米国現在の主力戦闘機です。米国の戦闘機には鳥の名前がつけられています。F-16はファイルコン(タカ)、F-15はイーグル(ワシ)、F-22はラプター(フクロウ)です。ラプター(フクロウ)は鳥の中でもステルス機のF-22にふさわしい名前のように思います(ステルスとは電波の反射や赤外線の放射などを抑え、敵から発見されづらくする技術が組み込まれた戦闘機です)。
ちなみに日本の主力戦闘機は米国製のF-15イーグルです。F-22ラプターを米国は日本に売ってくれません(買うとすると1機200億<WBR>円以上です)。
F-2 (エンジン1基)
日本の三菱が作っている戦闘機はF-2です。米国のF-16にそっくりです。しかし、普通の F-2 は青く塗装している(デモ用は赤白)ので色で見分けがすぐ出来ます。
三沢基地(青森県)に行くと F-2 と F-16はたくさん見ることができます。エンジン2基のエンジン音は大きく激しい音がします。F-2 と F-16ではF-2の方が逞しい音がします。
私の目標は、機体を見ないでエンジン音だけで機種を当てることです。旅客機と戦闘機の違いが、エンジン単発と双発の違いは分かります。去年と今年は航空祭に行っていないのでF-2 と F-16の違いについては自信がなくなりました。
来年は是非行きたいと思います
有難うございました。
こちらのブログから数人お越し下さいました。
民生のビデオカメラそのままなので、TV局のように
行きませんね。
もっともズームできても、ビデオをして鑑賞出来る
ほど安定してパン出来るかどうか・・・?
今年は都合で撮れませんでしたが、来年また
撮りに行こうと思っております。
ではでは