ロックガーデンのムラサキに
白い可憐な花が咲きました
ポット苗を植えて育てた2年目のムラサキ
順調に成長してくれています。
紫草が育つためには
特に清涼な気候と環境が必要とされ
豊かな自然いっぱいのこの地には
昔、自生の紫草がたくさん見られたようです。
ムラサキは紫根染の染料になりますが
この地の紫根染は特に色が良いとされ
江戸時代には朝廷や将軍家に献上されていました
今は絶滅危惧種の紫草
この栽培もまた難しいとされています。
そんなムラサキの
ど根性ムラサキを発見
テラスの犬走りの採石の中に
あるではありませんか・・・
どこから種が飛んできたのでしょう。
こぼれ種から根づいたとしか考えられません。
一昨年はここにプランターを置いていたけど
花が咲く前に寄せちゃったしね~
どうしたものか・・・
あまりはっきりわからないのです。
これらは、以前よその家で見かけた西洋ムラサキです。
西洋ムラサキは
色素があまり出ない上に、一本でも残っていると
やがて日本ムラサキも
西洋ムラサキ化してしまうので
私たちは根絶させるための努力をしてきました。
我が家のど根性ムラサキをよく見てみると
西洋ムラサキではなく
日本ムラサキと思われます。
日本ムラサキは
葉脈が葉の先端に向かってまっすぐ縦に伸びていて
葉や茎に毛があらく生えています。
確かにど根性ムラサキは
手でふれるとざらざらした感じです。
葉脈の溝も刻みが深く
西洋ムラサキのように葉脈が横に向かって伸びていないし
毛もついています。
西洋ムラサキは薄い葉色の葉間が狭くて
分岐が多いのが特徴ですから
やっぱりこれは日本ムラサキです
と、いうことで掘りあげて移植することに・・・
根が赤い、赤い~
根がなんと見事な紫色です
早くも立派な紫根です
さっそく、ロックガーデンへ移植しました
野山に自生するムラサキは
桔梗やオミナエシの咲く所に生えていたということを聞きました。
ロックガーデンの桔梗も
だいぶ前からこの場所でよく咲いているので
ムラサキも頑張ってくれるといいな・・・
種から栽培していた鉢植えのムラサキも
ようやく定植しました
秋にはどんな紫の色に出会えるかな~
知り合いの方から臼もいただいたことだし
昔のように紫根を搗いて紫根染ができたら嬉しいな
期待が高まります~
癒しの庭の
夏を告げる花たち
一段と賑やかになってきました
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