奥州市で訪ねた2軒目の庭
突然目に入ってきたのは2本の大きな松の木です。
そして玄関脇には洗濯物が・・・
足場を組んでいる松は、今ご主人が手入れ中で
もう一本は、秋になったらまた手入れをするのだそうです。
古い松の木のある
普通の大きな和庭に見えます。
オープンガーデンの案内(パンフレット)には
「蝶が69種類にふえました。自然が一杯の庭です」
「公開日以外は電話で予約で見学可」と紹介があります。
我が家のガーデナーが電話すると
「今はアジサイが綺麗ですよ、お待ちしています」
というお返事をいただきました。
奥さんにご案内をいただくと
本宅の前庭にはバラのコーナー
花菖蒲などのコーナーなどがあり
自然が一杯の庭は、なんと裏の山にありました。
「ズボンを巻くった方がいいですよ。」
と、おっしゃって奥さんが裏山に案内してくださいました。
右の階段を登ると
薬師・十一面観音・鍛冶屋神の神社があり
右の坂を登るとお山の散策コースに進みます。
この間には谷川が流れており
せせらぎの音が聞こえます。
丸木を並べて作った橋を渡ると
様々なアジサイや山野草が見られました。
雨で濡れてつるつる滑りそうな丸太の橋を
ロープに伝いながら渡って登っていくのですが
いつもは高所恐怖症の庭師
裏山のあまりに素晴らしい光景に引き込まれてか
足どりが軽やかでした。
植えたものや野生のものだそうです。
珍しい蝶々も多くみられるそうで
HPやBLOGを見てくださいとのことでした。
カモシカがいるので
ヤマユリの実はカモシカに食べられてしまっている
と話していました。
お山にあった「花筏」です。
別名「嫁の涙」と言うそうです。
そのいわれも教えていただきました。
「今は姑の涙ですね。」
と笑いながら話していました。
ここの方は蝶々や山野草にとても詳しく
「オープンガーデンおうしゅう」という会に参加しており
様々の所に研修に出かけておられます。
仙台の会長さんのお庭もBLOGで見ることができる貴重な情報源です。
「和庭の剪定が大変。」
と話す奥さん!
困っているようでしたが
素晴らしい庭木であることを伝え励ましてきました。
飛んでいた黄色い蝶を指さし
奥さんが教えてくれた名前も素敵な花をつけたアジサイの名前も
はじめて聞くものばかりでした。
60種類をこす蝶々を
一瞬姿を見ただけで名前がわかるなんて・・・
知識豊かで
まるごと自然を大切に思い
日本のターシャさん、ここにあり~
そんな素敵なガーデナーさんでした。
ほんもののガーデンに出会えた一日に
心からありがとうを・・・
きょうもクリックありがとうございます。