当市に古く奈良時代から伝わったと言い伝えられている
古代技法による紫根染と茜染です。
植物分類学の世界的権威者である牧野富太郎は
紫根染と茜染を
当市の染物屋に頼んで染めてもらい
娘さんに羽織を仕立ててあげたことを
「植物知識」に記しています。
草木染の命名者である山崎斌(あきら)さんも
紫草を求めて当地に足を運んだことがあります。
草木染の里として名を馳せていた頃に思いをよせて・・・
草木染工房には
高ちゃんの手によって染め上げられた
優しい色合いの茜染のコースターが並びました。
牧野富太郎は
茜染めの色は赤味がかったオレンジ色であるから、
あまり引き立たないがなんとなく上品であると
「植物知識」に記しています。
紫根染と茜染の装いを楽しむかのように
アンチューサとオニゲシの花が咲いています。
青紫とオレンジの花色が
初夏の癒しの庭で
ひときわ目をひいていました。
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