今日、明日は1泊で全国管江真澄研究集会に出席です。私のこの会への参加は5年目となります。今年は管江真澄没後180周年の年、会場は真澄のお墓のある秋田市、県立博物館、私たちのメンバーは13名の出席です。
管江真澄研究会の会長さんの挨拶です。この方は秋田県唯一の官弊社である秋田市寺内にある古四王神社の宮司さんです。背広よりも宮司さんの服装が似合う方で、後にそのように申し上げたら「宮司のユニホームを着ると背筋がしゃんとするよ」笑って話されました。大変好感を持てる方です。
午前は2名の方の対談です。NHKのETV特集(「日本民族の祖 管江真澄の世界」平成7年3回連続の放送)を作った方の対談です。番組の映像再生も含めての対談なので理解の深まる企画でした。午後はシンポジュウム、真澄の晩年は久佐竹(秋田)藩に雇われ地誌の編纂をしました。その時期の活動の様子を4人の地域の方がお話下さいました。コーディネーターは副会長の田口昌樹さんです。この方は真澄に関してたくさんの著書をお書きになっています。私は分からないことがあると出来るだけこの方からお話を聞くようにしています。しかし、この方のフアンが多く、この人を独占していたり、難問をお聞きして困らせてしまうと、周りのフアンから白い目で見られてしまうので要注意です。
夜は平安閣に場所を移して交流会です。年1回お話を聞くことの出来る新野直吉先生(学生時代に日本史を教わった先生、後秋大学長、秋田県博館長、現名誉館長)、土崎港囃子のレセプションもありました。港囃子は和製のドラム演奏と思わせるほど華麗で素晴らしいものでした。司会の方のお話では秋田県の3大囃子は土崎、角館、当市の囃子という事でした。いつか角館のお囃子を聴いてみたいと思いました。
今年度の全国管江真澄研究集会で気になることがあります。例年であれば会の最終行事は次年度の開催地への引き継ぎが行われるのですが、今回はそれがありませんでした。県南→一関→秋田市→?、県外で研究集会を出来る所はありません。県内の順番で行くと県北という事になります。県北では4年前に二ツ井で開催されているので残りは・・・、本市での開催は10年前です。ふと不安がよぎります