情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

追記・「それでもフセイン排除は正しい」~フセインとアルカイダ無関係とのレポートを前に強弁するブッシュ

2008-03-15 20:11:41 | 有事法制関連
 「フセインの排除は正しかったし、現時点でも正しいし、これからもずっと正しい」~米統合軍(United State Joint Forces Command)が委任した国防分析研究所(Joint Center for Operational Analysis and Lessons Learned )の調査の結果、フセイン政権とアルカイダとの間に直接的関係がないことがはっきりしたにもかかわらず、ブッシュはこのようにのたまわっている。大量破壊兵器の不存在に加え、フセインとイラクが関係ないことが明確になった以上、米軍のイラク攻撃は防衛ではなく、侵略であることがはっきりしたわけだ。米軍は直ちに撤退すべきだし、日本も米軍への支援を直ちに打ち切るべきだ。

 このレポート(※2)は、米軍がイラクで押収した約60万点の文書や、旧フセイン政権幹部からの延べ数千時間にも及ぶ尋問をもとにまとめたもので、「This study found no “smoking gun”between saddam's Iraq and al Qaeda」(この調査ではフセイン政権とアルカイダとの間には煙った拳銃=直接的関係=を発見することはできなった)と結論づけている。

 これでもなお日本政府は米軍支援が国際協力だというのか?直ちに米軍に撤退を迫るよう政府に手紙やメールを送りましょう!

福田康夫首相
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館611,TEL: 03-3508-7181,FAX: 03-3508-3611
〒370-0073 群馬県高崎市緑町3-6-3 福田康夫高崎事務所,TEL: 027-363-8878,FAX: 027-363-7709

【追記1】ABCテレビによると、米国防総省が当初は報告書を同省ウェブサイトに掲載するとしていたが、その後方針を転換し、インターネット上での公開や記者への配布を取りやめて個別の要望に基づく郵送での提供のみとしたという。報告書の内容を隠ぺいしようとした可能がある。しかし、国防総省報道官は13日、統合軍司令部が報告書をネットで公開しないことについて「理由がわからない」と述べるとともに、公開を制限しようとの意図を否定したという。

【追記2】ところが、不思議なことに日本時間で3月15日午後8時時点では、 United State Joint Forces Commandのウェブサイト(http://www.usjfcom.mil/)につながらない…。いったい何が行われているのだろうか…。


※1:次のABCnewsの末尾。http://abcnews.go.com/Video/playerIndex?id=4431357 冒頭の画像も同サイトから。

※2:http://i.cdn.turner.com/cnn/2008/images/03/14/saddam.terrorism.pentagon.pdf




★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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1月17日にはNPJ/PEOPLE’S PRESS設立記念集会を開催し、多くの方に来場いただきました。ありがとうございました。近く、生中継していただいたアワープラネットTVでオンデマンド放送される予定です(http://www.ourplanet-tv.org/whats/2008/20080117_17.html)。

サミットで来日したドイツ人活動家に退去命令~拷問されたロシアに送られせない署名にご協力を! 

2008-03-15 10:36:11 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
サミットに関連して日本に入国しようとしたドイツ人が入国を拒否され、出港国ロシアに送り返されようとしている。しかし、ロシアでは政治警察に拘束され、拷問されており、場合によっては生命の危険さえあるという。以下、「戦争協力させない東京ネットワーク」の記事を転載します。

■   ■   ■

茂木@戦争に反対する中野共同行動です。
洞爺湖サミット開催地の視察や芸術活動などのため、小樽港から入国しようとしたドイツ人男性が入国を拒否されました。経過に関しては以下に新聞記事をまとめてあります。
http://blogs.yahoo.co.jp/hi_kyouryoku/34475368.html以下転載。

++++++++++++++++++++++

要請文

法務省入国管理局 札幌支局 殿

2008年3月10日、ドイツの農学博士マルティン・クライメル氏は、サハリンー小樽間を結ぶ船に乗って来日しました。しかし入国管理局小樽出張所はマルティン氏の入国を拒否しました。マルティン氏は入国管理局に異議申し立てを行いました。そして、日本の友人と日本の弁護士と協力しながら、入国の交渉を行なっています。私たちは、マルティン氏を日本に招聘した人々を中心に、救援会「SAVE MARTIN」を結成しました。

「SAVE MARTIN」は、日本政府に対して、次の3点を要請します。

1)マルティン・クライメル氏の日本入国を妨害しないでください。
2)マルティン・クライメル氏をロシアに送還しないでください。
3)今回の入国妨害の詳細を、マルティン氏とマルティン氏を招聘した日本人/日本側団体に釈明してください。

1)入国妨害について
入国管理局小樽出張所は、マルティン氏はお金を持たずに入国しようとした、と主張しています。しかしマルティン氏は充分な旅費を持って来ています。入国管理局小樽出張所は、事実に反する嘘の主張をしています。また入国管理局小樽出張所は、マルティン氏が帰りのチケットを持っていないことを、入国拒否の理由に挙げています。いったい何が問題なのでしょうか。帰りのチケットを持たない旅行者はたくさんいます。帰りのチケットを持たないことが旅行者を追い払う理由になるでしょうか。さらに入国管理局小樽出張所は、マルティン氏が滞在予定の内容を充分に説明しなかった、と主張しています。充分な説明とは何でしょうか。旅行者は滞在予定の内容をすべてつまびらかにしなければならないのでしょうか。もしそうであるならば、なぜ日本政府は日本ドイツ間の査証を免除しているのでしょうか。90日間以内の旅行について査証を免除すると決定したのは、日本ドイツ両政府です。この免除措置は、両国の国際交流にとって意義深く、厳密に遵守されるべきものです。マルティン氏に対する侮辱は、大小の国際交流活動すべてに対する侮辱です。日本政府はただちに入国拒否を撤回し、マルティン氏の入国を認めてください。

2)ロシア送還について
マルティン氏は、ロシアへの送還を強く拒否しています。理由は二つあります。
第一の理由は、彼のロシアでの査証の期限が切れているからです。
第二の理由は、彼は来日する直前にロシアの政治警察に逮捕され、拷問を受け、脅迫をされたからです。マルティン氏が査証のない状態でロシアに送還されれば、ロシア警察が彼を拘束することは明らかです。前回は、軽微な罪をでっちあげた不当な逮捕だったので、ロシア警察は起訴することができず釈放したのです。しかし次にロシアに戻れば、彼は査証のない「不法滞在」の外国人として長期拘留される恐れがあります。彼はロシア警察による拘束と拷問を恐れています。これは現実的な恐れです。
日本政府はマルティン氏の人身保護に配慮し、ロシアへの送還をやめてください。

3)招聘側の日本人/団体への釈明
入国管理局は、一人の外国人の入国を妨害しています。しかし彼は一人ではありません。彼ら外国人は、多くの場合、親族や友人や読者・支持者と会うためにやってくるのです。一人の外国人が来日するために、どれだけの人々が働き、待ち望んでいるか、想像してみてください。一人の外国人が拘束されたとき、彼を待つ親族や友人や彼を尊敬する人々が、どれほど落胆するか、想像してみてください。
家族や友情や知性は、国境を横断して拡大しています。国際交流活動は、大小さまざまなレベルで成長しています。もしも入国管理局が職権を濫用することがあれば、私たちは断固としてこれに抗議し、国際キャンペーンを展開し、日本政府法務省入国管理局を訴追する用意がある。
入国管理局がマルティン氏に何をしたのか、マルティン氏をどうしようとしているのか、私たちに釈明してください。

2008年3月14日
SAVE MARTIN(代表 矢部史郎)
連絡先  SAVE MARTIN 札幌(宮沢) 電話 011-717-4189

"Need your help to prevent the inhuman act!!"
Dr. Martin Kraemer, who is an agriculture Doctor and professional artist from Germany, is sending out an SOS to public. He was refused to entry Japan as a tourist on March 10th 2008 and was now restrained in Otaru port, Hokkaido, Japan on the ship that he boarded from his last visiting country Russian Federation. The Otaru port branch of Immigration Bureau of Japan unjustly refused Dr. Kraemer to enter Japan. Moreover, the chief officer of Otaru port branch is saying that they will transport Dr. Kraemer back to Russia, instead of his home country Germany, by the same ship on March 14th 2008. However, there is a fact that Dr. Kraemer was unreasonably constrained by the political police of Russia before he departed to Otaru. He was tortured and even was threatened his life during the custody. Thus, it will put his life in danger again if Immigration Bureau of Japan sends him back to Russia, where he almost lost his life but managed to get out of it. This is definitely the nonhumanitarian act and we need to prevent it. Here, we call for your help to do two things:

1. Call on Japanese government not to take the inhuman action that transporting Dr. Kraemer back to Russia.

2. Appeal to Germany Embassy in Japan to press Japanese government to assure their citizen's safety so Immigration Bureau of Japan would not send him back to Russia.
http://www.tokyo.diplo.de/Vertretung/tokyo/de/Kontakt,templateId=sendKontaktMail.jsp

Here, we ask your help from the heart and it is time for us to get together to prevent this nonhumanitarian act!!

THE ESPERANTO LEAGUE for FREEDOM in HOKKAIDO

naoto_5esperanto@ybb.ne.jp
http://lea-h.sakura.ne.jp


※画像は、http://www.npa.go.jp/kouhousi/biki7/P38-P45.htmlより





★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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なお、こちらで(←クリック)、350円、1000万人寄付運動を展開していましたが、井原氏落選の結果を受けてペンディング状態です(こちら参照)。バナーは、SOBAさんの提供です。手のひらに何も乗っていない猫の手には、実は、知恵、呼びかける力など賛同するパワーが乗っているということです。まさに、今回の運動にぴったりですね。
   
1月17日にはNPJ/PEOPLE’S PRESS設立記念集会を開催し、多くの方に来場いただきました。ありがとうございました。近く、生中継していただいたアワープラネットTVでオンデマンド放送される予定です(http://www.ourplanet-tv.org/whats/2008/20080117_17.html)。