情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

共謀罪推進派、早川議員が改心?!~共謀罪はお蔵入りか?!って議員に誰か聞いてみて!

2007-07-31 22:46:14 | 共謀罪
共謀罪を推進してきた早川忠孝議員(←クリック)が、自らのブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たなり」(←クリック)で、民主党との融和を図るべきだという意見を書いている。そして、その民主党は、共謀罪については、人権侵害につながることから、必ずしも新設には賛成していない。…ということは、早川議員は、共謀罪の成立も求めないということにしたと考えてよいのだろうか?何せ、度重なる廃案をくり返した法案だけに、市民がその成立を望んでいないことは明白だ。民意に従って民主党と融和すべし、ということは、そんな市民の望まない法案を通過させることはしないということになりますから…。どなたか、早川議員に確認するお手紙を送っていただけませんか?そして、その回答をお教え頂けないでしょうか?

早川議員は言う。

【私は、これまで安倍内閣の方針をできるだけ擁護し、そのための論陣を張るべく腐心してきた。しかし、もう限界である。】

【まずは、けじめをつけるべきである。今回の参議院選挙で、与党は参議院で過半数の議席を失った。
 衆議院で安定多数を確保しても、参議院が過半数を割っている状況では、スムーズな国会の運営は期待できない。しかし、政治の停滞や混乱によって国民に迷惑をかけるようなことがあってはならない。
 そのために、今は、民主党との融和を求めるときであると考えている。】

【今は、率直に敗北を認め、将来に向けての再起を誓うときではないだろうか。
まずは、強がりを捨て、出直そうではないか。】

ということは、、早川議員、「個人的な思い」とした上で、共謀罪法案の早期審議入りを求めるようなことは二度としないということですね!






★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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ホントに変だよ、ニッポンの刑事司法~周防監督インタビュー:弁護団懲戒請求取下アドバイス番外編

2007-07-31 06:11:08 | 適正手続(裁判員・可視化など)
 

 「それでも僕はやってない」のメガホンを握った周防政行監督のインタビューが、第二東京弁護士会会誌「二弁フロンティア」最新号に特集されている。取材・構想に3年半をかけ、30件の裁判を200回傍聴して現実の裁判を分析した周防監督の刑事裁判に向ける目は厳しく、かつ、正確だ。日本の刑事手続きのどこに問題があるのかを紹介するため、周防監督のインタビューを引用します。


 周防監督は、(自称)門外漢の素直な疑問として、裁判所と検察の密接な関係を指摘する。

 【癒着という意味では、映画から削ってしまったのですけど、刑事第一部が地検(地方検察庁)の公判部(裁判担当部。別に捜査担当部もある)第一検察官室とかと常に1対1対応で、裁判官と検事は変わらないまま、被告人と弁護人だけが変わっていく。「こんなの、ありかよ」って最初は思いました。異様ですよ。
  僕が「えっ?」と思ったことは本当にたくさんあります。検察庁と裁判所は地下で繋がっているんですよね(東京の場合)。だから、検事はいつも(裁判所の)エレベーターで地下まで行きます。最初はわけが分からなかった。弁護士は表から出入りするのに、あれだって疑われると思います。何で弁護士と一緒に建物を出入りしないのか。一般の視点からしたら官がくっついているようにしか見えないですよね。「検察官と裁判官のコンビは一緒で、弁護士だけが初めてかよ。エッ、これが公平らしさを言うところかよ」というのはたくさん目にしましたし、「公平らしさと言っておきながら、全然公平さしくない」と突っ込むところは満載です。判検交流(裁判官と検察官が互いに数年間出向して相手の仕事を経験する制度)とか】

確かに、いつも一緒に仕事をしているのに、急に無罪を出したら申し訳ないから、裁判官から、「検事さん、これこれの証拠があれば、何とか有罪にできるのだけど」っていう情報が発信されたりするかもって疑いますよね…。


 また、刑事裁判における手続きの大切さについて知ったことを強調し、この点について教育の大切さを語る。

【僕は取材を始めてすぐ、「あ、裁判って手続きなんだ」と思いました。弁護士さんの役割は適正は手続きが行われているかどうかをチェックすることにあるというのは、世間一般は誰も知らない。僕だって傍聴して初めて分かったわけです。(中略)そこは、情報開示ではないですけれども、本当に強く訴えていかなければいけない。学校教育でも何でもいい。裁判の仕組みや考え方をきちんと伝えないといけないと思います】

そうなんです。弁護士会もここはもう少しアピールしましょう!


 さらに、刑事司法の非人道ぶりについても

【(拘置所から裁判所までの押送の際、私語厳禁だったりすることを取り上げたことについて)あれは、立派な拷問です。なおかつ、これはご存じだと思いますが、検察庁に呼ばれても取り調べがなくて帰されるケースがあります。「それって嫌がらせ?拷問でしょ」と思うわけです】

と指摘する。


そして、根本には、無罪推定が働いていない現実があることを指摘する。

【全てが「やっている」ことが前提の「取調べ」なんです】


周防監督は、刑事裁判において、手続きが軽視されたら、それは、リンチでしかないことをよく分かってくれたようです。

 まだ、「それでも僕はやってない」を観ていない方は、特に、光市母子殺人事件弁護団を批判的に考えている方は、ぜひ、一度、この映画を見てください。8月3日、DVDレンタル開始だそうです。



【なお、光市弁護団に対する懲戒請求については、その1その2その3その4その5その6も、ご参照下さい】








★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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私の国造りはまだスタートしたばかりだ~一斉に「あんたの国造りにノーなんだよ」って分かってて…

2007-07-30 06:37:34 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 
 
 【自民党惨敗の厳しい結果にもかかわらず、首相は29日夜のテレビ番組で「反省すべき点は反省していかないといけないが、私の国造りはまだスタートしたばかりだ。改革を進め新しい国をつくっていくために、これからも総理として責任を果たしていかなければいけない」と語り、続投する意向を表明した。公明党の太田代表も首相続投を支持した。首相は早ければ8月下旬にも内閣改造・党役員人事を行う方向だ】(朝日)という安倍発言に呆れてものが言えない人が続出したと思われるが、ここで、仕方ない馬鹿殿じゃのうで笑っているわけにはいかない。安倍は、議院内閣制の仕組みが分かっていない独裁者なのだから、もはや、総辞職してもらうしかないのだ。

 そもそも、議院内閣制は、内閣が議会の信任を前提として成立するものだ。だとすると、今回の大敗を受けて、与党(自民党・公明党)を含む衆参両議院は、安倍に対してノーを突きつけるかも知れない(参院は当然だ)。つまり、少なくとも、「ここまで惨敗したにもかかわらず、自民党内での信任を得られるかどうか」を確認しないと、続投宣言を出すことはできないはずだ。

 「党内の意見もじっくりと聞いたうえで、身の処し方を定めたい」~これが本来の議院内閣制でのコメントのあり方だと思う。しかし、安倍は、大敗した夜のうちに、続投宣言を出したのだ。安倍は、議院内閣制を無視し、市民の声も無視した独裁者だということがはっきりした。


 しかも、安倍は、自分かそれとも小沢か、という争点の立て方もしている。それにもかかわらず、あっさり続投を決めた安倍の世界は、まさに、「the Empire of Force」の極致なのだろう。

 ここはひとつ、みんなで自民党・公明党に抗議し、安倍を総辞職させよう!

 突っ込みとしては、
 「あんたの国造りにノーなんだよ」のほか、
 「国造りってあんたは神様か」
 「私の国造りってあんただけの国じゃねぇよ」
 「迷惑なんだよ。どっか人のいないところで国造りしてくれ」
 などのバージョンが考えれますが、今回ばかりは、きりがなさそう…。





★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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民主党大勝~ならば、必ず政権交代を…一方、私たちはthe Empire of Forceを克服しよう

2007-07-30 01:58:51 | メディア(知るための手段のあり方)
 
 
 「リビング・スピーチ(Living Speech)」、この言葉を、先日、奥平康弘・東大名誉教授に教えて頂いた。ジェームズ・ボイド・ホワイト(James Boyd White)ミシガン大学法学部教授の著作、「Living Speech: Resisting the Empire of Force(リビング・スピーチ:レジスティング・ディ・エンパイヤー・オブ・フォース)」のタイトルの一部である。私は、この言葉を今回の選挙で健闘された多くの候補者に捧げたい。市民の危機を肌に感じ、いてもたってもいられず、立候補した候補者に捧げたい。

 さて、まずは、民主党大勝、おめでとうございます。応援した皆さん、お疲れ様でした。世に、民主党は頼りないと言われようと、自衛隊好きの人が紛れ込んでいると言われようと、とにかく、政権交代させることで、腐敗の構造を破壊することは絶対に必要であり、今回の参院選での勝利を糧に、市民の声に耳を傾ける政策を実行し、次期総選挙(衆院選挙)では、ぜひ、与野党逆転を実現してほしい。そうでなければ、今回の選挙で、民主党に吹いた風を無駄にしてしまうことになるからだ。

 そして、今回の選挙で、リビング・スピーチを世に訴えた全ての候補者の皆さん、当選された方は、国会においてもリビング・スピーチを口にし続けてほしいし、残念ながら議席を得ることができなかった方もそれぞれの立場でリビング・スピーチを口にし続けてほしい。
 
 リビング・スピーチ、これは、文字通り「生きている言葉」であり、スローガンやクリシェ(決まり文句)などの「デッド・スピーチ(dead speech)」=「死んだ言葉」とは正反対のものだ。深い思索から生まれる深い意味を持つ言葉こそがリビング・スピーチだ。

 残念ながら、今、世界は、デッド・スピーチ(dead speech)からなる「ディ・エンパイヤー・オブ・フォース(the Empire of Force)」=「力の帝国」と化しているのが現実だ。

 このことは、郵政選挙と化した前回の衆院選でも明白だし、安倍に対するお仕置き選挙となった今回の参院選でも明白だ。1つの問題(シングル・イシュー)のみをテーマとする選挙は、まさに、スローガンとクリシェに満ちあふれていたと言っても過言ではない。

 現に今回の参院選に立候補した「怒れる元駐レバノン大使」天木直人さんの最後の演説は次のようなものだったという(人工樂園さんのブログより)。

■■引用開始■■

皆さん,この日本は,今度の選挙でもそうですけれども,自民党か民主党でなければもう当選できないようになってしまいました。私は今度の選挙で本当によくわかったんですけれども,私たちは政党として認めてもらっていない。そうするとお金も出ない,…(聴取不能)…も出ない,なんにもない。ですから,どんなに私たちが一生懸命選挙を戦っても,どんなに私たちがいいことを言っても,全く皆さんに伝わらないんです。私は,このことが本当に口惜しかった。今度の選挙で,私がなにが一番口惜しかったかというと,私たちの声が皆さんに届かないんですよ。届かない。
このあいだ私は,民主党の若い連中が演説をしているところを聴いていました。私が演説しようと思って行ったら,大勢の人がいて,民主党の若い候補者と応援をする代議士が,大きな声をあげてお祭り騒ぎのようなことをやっていました。周りにたくさんの人がいて,みんなそれは動員された人たち。女性ばっかりで,赤いハンカチを振りながら,一生懸命ワーワーやっていました。
その若い人たちは,いいですか,今度の選挙で,もう俺たちは勝ったんだ勝ったんだ,自民党をやっつけたんだ,ワーワーワーワー,もう喜んで,遊びのような選挙をしているんですよ,皆さん。誰ひとりとして,国民のための政策を訴えていないんです。俺たちに勝たせてくれ。俺たちが勝ったら日本はよくなるんだ,そんなことばっかり言って,今度の選挙は民主党が勝ったんだ民主党が勝ったんだ。
私は,民主党に勝ってもらいたい。一回は政権をとってもらいたい。しかし,はっきりわかったのは,この国の政治家はみんな,選挙のときだけ頭を下げるけれども,政治家になったら国民のことなんかなんにも思わないんです。自分たちのことしか思わない。そのような,自民党か民主党か,こういう今の政治は,必ず行き詰る。この日本を決して幸福にすることはできない。

■■引用終了■■

 私は、民主党が自民党と同じように、格差固定的な政策をとるとは思わない(少なくともとらないよう願っている)。

 天木さんの演説で大切なのは、言葉が届かなかったという現実だ。天木さんというネームバリューのある人をしてでさえ、そう思わしめた現実は、まさに、日本が「ディ・エンパイヤー・オブ・フォース(the Empire of Force)」と化していることを明白に表している。

 この帝国のもと、言葉は人を傷つける。他人を人間扱いせず、人の存在をトリビアル(矮小)化する。「敵は殺せ」、「よそ者は敵だ」…スローガンは民主主義を破壊し、クリシェは人の想像力を破壊する…。

 この帝国を打ち破ることができるのは、思索の底からつぐまれ、深い意味を持ち、聞く人の思索の底に届く「リビング・スピーチ」しかないのだ。そう、ジェームズ・ボイド・ホワイト著作のタイトルである「Living Speech: Resisting the Empire of Force(リビング・スピーチ:レジスティング・ディ・エンパイヤー・オブ・フォース)」のとおり、リビング・スピーチこそが、帝国に抵抗(レジスト)することができる唯一の手段だ。例えば、戦争の悲惨さを語り、相互理解を訴える声はリビング・スピーチだろう。企業の違法な行為を告発する声もリビング・スピーチだろう。

 今回の選挙でも、外務省を辞する覚悟でイラク攻撃に反対した天木さんの言葉は、まさにリビング・スピーチであったし、弱い側(※自分は「弱い側」とは関係ないと思ってほしくない。権力に対峙すれば、普通の市民はほとんど弱い側になるのだから)に立って活動してきた東京選挙区杉浦ひとみ弁護士の言葉も、リビング・スピーチだった。そして、候補者であるか支援者であるかを問わず、また、所属政党を問わず、ほかにも、リビング・スピーチを話した方は多かったと思う。

 また、本当は、リビング・スピーチを話したかったのに、今回は、勝つために、クリシェとスローガンをまとった方もいたと思う。このブログもその傾向あり…。

 そう、突き詰めれば、問題は、リビング・スピーチが伝わる社会を実現しようとする人でさえ、デッド・スピーチを口にしなければならない矛盾をいかに克服するかということである。

 リビング・スピーチが伝わる社会を実現するには、まずは「表現の自由」を現実化する必要がある。そのためには、日本で表現の自由を侵害している日本独自のシステムを修正しなければならないのだが(ここ←など参照)、いまや、表現の自由に対する侵害は、インターネットの世界に及ぼうとしている(ここ←など参照)。そして、政治的意思を直接的に反映できる完全比例代表制の実現(ここ←など参照)も必要になるが、今回の選挙をみても、2大政党制への道を歩んでいるように見え、何だか、かなり追いつめられているように思えてしまう。

 しかし、幸いなことに、リビング・スピーチを語り、リビング・スピーチを人の心に届けたいと願っている方は増えている。平和外交を推し進めようとする人(9条改悪に反対する人)、機会均等を実現する豊かな教育を実現しようとする人(教育行政改悪に反対する人)、環境・自然を守ろうとする人(環境破壊に反対する人)などなど…。

 これらの市民が、自分たちには、「リビング・スピーチを話す自由を得ること(システムとしての表現の自由の実現)」、「リビング・スピーチを政治に反映させるシステムを実現すること(完全比例代表制=全国区のみならず、選挙区も大型にして比例制度を導入する)」が必要なのだ、ということに気づき、その声を結集することができたら、自民党を中心とする勢力と民主党を中心とする勢力に対し、国政選挙におけるキャスティングボードを握ることができるはずだ。つまり、リビング・スピーチが伝わる仕組みを実現する政策などをとる党に投票することを市民や市民団体が宣言することで、政党にリビング・スピーチを実現させる政策を選択させることができるのだ。

 インターネットにおける自由があるうちに、この事実をリビング・スピーチを口にしている多くの市民に伝えてほしい。リビング・スピーチを話す自由を得ること(システムとしての表現の自由の実現)、リビング・スピーチを政治に反映させるシステムを実現すること(完全比例代表制の導入)、これこそ、いま、あなたが口にしているリビング・スピーチを世に伝えるために必要なことだということを!

 最後に、もう一度、今回の選挙でリビング・スピーチを心から訴えた全ての候補者に…ありがとう!
 

 
 

 


★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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投票時間繰り上げを画策したのは誰か?~策謀に負けず、午前中に投票に行こう!

2007-07-29 04:14:36 | 適正手続(裁判員・可視化など)
 まったく知らなかった。ものすごい衝撃を受けた。【29日に投開票される参院選で、全国約5万1700カ所の投票所の約3割にあたる約1万4800カ所で投票の終了時刻を繰り上げることが、総務省の調べで分かった。前回04年から投票所数で3割増えており、投票が原則午後8時までとなった98年の参院選と比べると約5倍に広がった】(朝日)というのだ。

 3割ですよ。3割が投票時間を繰り上げた!なぜ、そんなことになるのか。【背景には「平成の大合併」で自治体の面積が広がり、開票所への投票箱運搬に時間がかかるようになったことがある】という。つまり、【99年3月に始まった「平成の大合併」で、全国で3000を超えた市町村は1804(19日現在)に集約され、自治体の面積は広がった。従来のままでは投票箱の運搬が開票開始に間に合わない所が出てきたため、開票所から遠い投票所の投票締め切りを繰り上げる例が急増したとみられる】のだ。

 投票時間については、そもそも、【長く「午前7時から午後6時まで」が原則だったが、投票率アップのため98年に改正公職選挙法が施行され、午後8時まで延長された】はずだ。ただし、これには、例外規定があり、【特別な事情がある場合は、都道府県選管に届け出れば終了時刻を最大4時間繰り上げることができる。開票開始時刻の規定はないという】のだ。

 その例外規定を利用して、投票時間を繰り上げるところが増え、その結果、例えば、【04年3月に6町が合併して誕生した広島県安芸高田市は、54カ所すべての投票所で2~4時間繰り上げる。前回04年も全投票所で1~3時間繰り上げたが、さらに1時間ずつ早く、午後4時で閉まる所もある。同市では今回は開票迅速化を図るとして、開票開始も午後9時から8時に早めている。市選管は「旧郡部は夜になって投票する人は少ない。期日前投票も浸透してきている」と説明する】という状況だ。

 しかし、これでは、せっかく、投票率をアップさせるために時間延長した法の趣旨が無視された格好だ。より投票しやすい制度とすべきところを、開票の都合を優先して、投票をしにくい制度とするのは、まったく本末転倒だ。

 日本選挙学会理事長の田中愛治・早稲田大教授(政治学)も【「若い人ほど遅くに投票する傾向があり、投票時間の安易な繰り上げは若者らの投票機会を奪う可能性がある」と指摘。「仮に開票を早めるため繰り上げるのであれば本末転倒だ」と話している】という。

 そもそも、この開票時間繰り上げの裏には、開票のスピードアップがやたら、持ち上げられる風潮があるのではないか。以前は、必ずしも、即日開票というわけではなかった。翌日になって開票されるところだってあった。それがいまでは、即日開票は当たり前、一分でも早く集計作業を終えたいという選管が増えている。ゆえに、開票時間そのものを繰り上げることで、遅れをとらないように対処しているのではないか。そうだとすると、開票時間のランク付けをしている早稲田大学マニフェスト研究所の罪は大きいのではないか。

 では、この繰り上げ投票で最も得をするのは誰か?それは、固定票を持っている自民党、公明党、共産党であることは間違いない。といっても、共産党の意思が反映されるはずもないから、繰り上げ投票ブームには、やはり、政府・与党の意向が反映されていると考えるべきだろう。

 思い起こせば、投票時間の延長は、自民党、社民党、新党さきがけの3党体制で発足した第2次橋本内閣によって実現された。つまり、開票時間の延長は、そもそも、自民党の意思ではなく、社民党、新党さきがけへの妥協の産物だったと思われる。投票しやすい制度にするべきだというストレートな発想の社民党、新党さきがけの発想に、自民党も妥協せざるを得なかったのだろう。

 投票時間を延長した結果、翌年に行われた参院選挙では、【投票率は、近年著しい低下傾向が続いておりましたが、今回は五八・八%でありまして、前回に比べ一四・三ポイント上昇いたしました。なお、投票時間が延長された十八時以後の投票者数は約八百七十九万人で、当日投票者数の二八・三%が延長された時間に投票しており、また不在者投票者数は約四百四十五万人で、前回に比べ二・三倍に増加をしております】(第143回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号 議事録)という効果がでている。

 4分の1以上が延長された時間に投票した事実があるのだ!

 それにもかかわらず、集計時間を競うことで、開票にかける人件費を節約できるというとてもトリビアルなことを優先して、肝心な投票しやすい制度という重要な目的を逆にトリビアル化している。(trivialize - make trivial or insignificant; "Don't trivialize the seriousness of the issue!" ここ←クリック)

 今回の投票時間繰り上げ問題においても、現与党の欺瞞ぶりと、社民党、新党さきがけの民主主義を守ろうという姿勢との違いが顕著に表れているのではないだろうか。

 そして、このこと1つをとっても、どこに投票するべきか、誰に投票するべきかは自明のことだと思う。 

 民主主義を守る政党へ一票を、そして、民主主義を守れる候補者へ一票を!

 ちなみに、携帯電話を選ぶ時、まずは、電話会社を選択します。知らないうちに料金を上げたり、通話がぶちぶち切れる会社を選びますか?

 住民税をアップし、事務所経費問題で説明義務を果たさない自民党は、どういう体質の「電話会社」なのでしょうか?

 そして、もし、「電話会社」が同じように見えて、選べなかった場合には、「機種」で 選んで下さい。いったい、だれが本当に使える「機種」なのか。

 例えば、東京選挙区では、女性もたくさん出ていますが、議員になって使えるのはだれか、これまで何をしてきたのか、そして、何をしようとしているのか。よ~く考えて投票してください。

 そして、そして、なぜ、きっこがオムライスを推すのかも…。
 

 


 


★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
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-デモクラシーを抱きしめて-橋本勝の政治漫画再生計画第81回

2007-07-29 03:05:48 | 橋本勝の政治漫画再生計画



【橋本勝さんのコメント】
 サッカーのアジア杯で、イラクが決勝戦に進出。バグダッドでは歓喜するたくさんの市民が町にくりだした。イラク・チームの主要メンバーには、シーア派もいれば、スンニ派も、さらにクルド人もいて、まさにイラク人あげて祝えるはずです。でも喜ぶ市民たちに向けての爆弾テロがあり、多数の犠牲者が出た。イラクはもはや内戦に突入したと思わざるをえない。ブッシュ・アメリカが始めたイラク戦争がもたらした混乱は最悪の状態に。アメリカの圧倒的な軍事力によって押しつけようとした“民主主義”という大義。フセインを抹殺し、選挙を実施さえすれば、民主主義が実現するという安直さ。アフガンでもパレスチナでも米国の民主化作戦はうまくいっていない。投票箱にあらず、パンドラの箱を開けたら、噴出したのは、内戦という魔物に他ならなかった。


【ヤメ蚊】
 アメリカが、イラクにぶち込んだ戦費と人を、復興中の国への支援、最貧国への支援に向けていたら、世界の市民はどう反応するだろうか?米国と友好関係を保ちたいと思うのではないだろうか。少なくとも、テロをしかけたいとは思わないはずだ。
 もちろん、米国政府はテロを利用して軍需産業、石油産業に利しているのだから、そのような戦略は望むべくもないが、日本のとるべき道の示唆にはならないだろうか。
 日本が自衛隊にかける金の半分を医師の派遣、教育者の派遣、災害時の救助隊の派遣、技術者の派遣…などに向けたら、世界の市民は、日本との友好関係を保ちたいと考えるはずだし、その国が経済的にも精神的にも豊かになれば、その国が戦争を始める危険性は減る。
 安全保障としてこれほど有効な手段はない。
 米国のイラク侵略を教訓とし、憲法9条を活かした積極外交を行うことの有効性を見直したい。







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保坂展人議員は聞いた~社民党第3次柏崎刈羽原発調査団が原子炉圧力容器内からの水漏れを聴取

2007-07-28 13:56:20 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 
 
 
 保坂展人議員のどこどこ日記に書かれているように、社民党の第3次柏崎刈羽原発調査団の東電への質問で、原子炉圧力容器内から水が漏れていたことが明らかとなった。東電側は【「隠そうとしたわけではない。すべての号機で作業用フロアに水があふれたのは使用済み燃料プールが原因となっており、説明がしやすかった。1号機の圧力容器とプールの水は同質だったため特に紹介しなかった」と説明する】(毎日)が、「説明がしやすかった」ということは、原子炉圧力容器内からの水漏れは、「説明がしにくい」ということになる。そのしにくい説明をしなかったのだから、やっぱり、「隠した」としか評価できない…。昨日の海渡弁護士の解説では触れなかったが、実は大きな事実が明らかになったと聞いていた。しかし、東電がこんな明らかな事実を発表していなかったとは…。

 このほかにも、朝日

【新潟県中越沖地震で、東京電力柏崎刈羽原発のタービン建屋内で、冷却用の海水を循環させるゴム製の配管が損傷し、海水約24トンが施設内に流れ込んでいたことが27日、わかった。放射線管理区域内への大量の海水流入は極めて異例という】ことを伝えたり、

毎日新聞

【新潟県中越沖地震の際、東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)で、緊急時対策室がある事務本館の天井が、一部で落下していたことが27日、分かった。落下した天井板で通路がふさがれるほどの被害だったが、東電は公表していなかった。災害時の中枢機能の脆弱(ぜいじゃく)性が改めて明らかになった】ことを伝えるなど、東電の隠蔽体質が明らかとなってきている。

 この地震について、【中越沖地震で、柏崎刈羽原発に重大な放射能被害が起きているとの報道が一部の海外メディアに見られた】(朝日)ことが伝えられているが、情報をきちんと開示しないことがそのような報道を生み出す原因となっている。

 コンプライアンスだなんだといっても、この程度。政府・与党は全ての情報を得ているだろうが、それでも東電に全て開示するよう指示内のは、与党として、投票までは、隠せることは隠そうとしているとしか思えない。
 
 今度の参院選は、嘘つき与党に鉄槌を下す選挙、鉄槌選挙としよう!


■■毎日新聞引用開始■■

東京電力は27日、新潟県中越沖地震の揺れのために柏崎刈羽原発1号機の原子炉圧力容器から、放射能を帯びた水が周辺の作業用フロアにこぼれた可能性のあることを明らかにした。地震発生時、1号機は定期検査のために圧力容器のふたがあいていたためで、外部には漏れていない。あふれた水量は不明。この日、同原発を視察した社民党調査団が求めた現状報告に対して明らかにした。東電は事前に把握していたにもかかわらず、これまで公表していなかった。

 説明によると、1号機の燃料は検査に伴い、すべて使用済み燃料プールに移され、移動のためにプールと圧力容器をつなぐ水路が開けられていた。このため、両方の水に含まれる放射能は微量という。

 これまで、東電は全1~7号機の使用済み燃料プールから水があふれたことを発表していた。しかし、1号機であふれた水の一部に圧力容器の水が含まれていることは未公表だった。

 東電は「隠そうとしたわけではない。すべての号機で作業用フロアに水があふれたのは使用済み燃料プールが原因となっており、説明がしやすかった。1号機の圧力容器とプールの水は同質だったため特に紹介しなかった」と説明する。

 元原子炉設計技術者の科学ライター、田中三彦さんは「圧力容器とプールの水の放射能レベルは同じかもしれないが、きちんと公表し、説明しないことは問題だ」と批判する。

■■引用終了■■









★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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保坂議員は見た~社民党第3次原発調査団が柏崎刈羽原発の損壊+損壊隠しを発見!

2007-07-27 23:05:48 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 
 
 東京電力が頑なに公開を拒んできた柏崎刈羽原発の6号炉の海側の岸壁部分を社民党調査団に公開する旨の連絡が26日突然飛び込んできた。そこで、早速、保坂議員をはじめとする調査団は、27日、現場に急行した。事故から12日めにしてようやく公開するのは、重大な損壊隠しが終了したからに違いない、みんなが思って、現場に臨んだ。調査結果は、その疑惑を裏付けるのに十分なものだった。つまり、現場は、すっかり補修されていたのだ。しかし、隠せない重大な損壊もあった。修繕してからの公開じゃぁ、公開の意味がないだろう!と怒りつつ、現地報告を受けて、原発反対訴訟のスペシャリスト、海渡雄一弁護士が行った解説を掲載する。


■■社民党第三次柏崎原発調査団報告解説■■

                           弁護士 海渡 雄一

 7月27日、保坂議員、原子力資料情報室の伴代表、湯浅さん、田中三彦さんらが社民党第三次柏崎原発調査団として、5、6、7号機の後背地域を視察しました。
 16日の地震から11日経過して、敷地内部に生々しい痕が残っているものの、かなり現場が改変されてしまっているようです。
 速報性が大切ですので、保坂議員からさきほど写真を見ながら直接説明を受けた報告のうち、重要だと思われる点について説明します。
  間接報告ですので、不正確な部分があるかもしれませんが、さらなる公開実現につなげるために、解説します。


○汚水タンクが破損し、汚水処理用のパイプが破断したという説明で、その補修工事が行われたことは確認できた(写真①)。

○クーリングウォーターパイプの工事が行われていた。定期検査に関する工事は全てストップしているという説明であったのに、なぜか、東京電力はこの工事と地震との関係を否定した。

○大型クレーンが敷地内に入り、工事中であったが、工事の内容については説明がなかった。

○6号炉の原子炉建屋の壁に不陸(凹凸)が生じている。7号炉と見比べると違いがはっきりと分かる。下からの力で建物自体が破壊された可能性もある(写真②)。

○5、6、7号機の海側の地域には一面にブルーシートが貼られており、その下のアスファルトが損傷して、大量のアスファルトが剥がされて積み上げられている(写真③)。相当、地盤が破壊されたことを示している。

○変圧器の油漏れが確認された。

○建屋のきわには、大きな陥没があったと見られる痕跡があったが、陥没の大半は砂利で埋められ、地震直後の状況は分からなくなっている。

○縁石の破壊が非常に激しい。

○消火管系の配管は非常に新しく、包装まで付いている部分があった(写真④)。この部分も補修したのではないかという質問に対して、東京電力は否定した(1、2、3、4号炉周辺の消火管系は補修したことを認めていた。非常に疑わしい。

○街灯がほとんど倒れていたが、東京電力の説明では傾いて危険なので、地震後に倒したという。

○5、6、7号機の玄関前の濾過水タンクは、基礎ボルトが吹き飛んでおり、水漏れを引き起こしているだけでなく、下部が塑性変形している(写真⑤)。この部分に下から突き上げる非常に強い力が働いたことを示している。

■■解説以上■■

 赤城の疑惑と同様、選挙が終わるまでは実態を明らかにしないという戦略かも?!赤城はメディアがスクープした。柏崎刈羽原発の損傷実態も是非是非スクープしてほしい!私たちの生命に直結する情報なのだから…。






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赤城農水相が、経費を二重計上~これでは、領収書を開示できないよね、安倍くん

2007-07-27 15:48:50 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 
 
 安倍が領収書の開示を赤城に命じなかったはずだよ、だって、だれが見たって分かる二重計上があったんだもんねぇ。もし、全部出したら、ほかにも問題点が続出するのは間違いない!自民党の腐敗、ここに極まれりって感じ…。

 赤城は週刊現代のスクープがあることをゲラで知ったためだろう、発行前に昨日あたふたと、収支報告書の訂正を行ったようだが、事務所経費が問題となった際、いろいろ精査して、問題があることは分かっていたはず。それにもかかわらず、事前に訂正せず、ばれてから訂正するその姿勢はまったく、卑怯だし、ずるいし、政治家としての資質ゼロ。それを擁護した安倍も首相としての資質がないことを世にさらした。

 しかも、そもそも、各社が情報公開請求した資料から発覚したというから、赤城のみならず、安倍も、いずれは、メディアが書いてくることはよく分かっていたはず。それなのに黙りを決め込んだのは、投票までには、情報公開が間に合わないとみたのか、それとも、情報公開に圧力をかけられるとみたのか、単なる危機管理能力がない馬鹿なのか。

 いずれにせよ、繰り返しになるが、自民党トップには、首相としての資質がないことがはっきりしたわけだ。

 しかし、こんな自民党にいれる人って、何を自民党に期待しているのだろうか…。


■■朝日新聞引用開始■■

城農林水産相(衆院茨城1区)が支部長を務める自民党支部と、赤城氏の後援会が、03年分の政治資金収支報告書に同じ領収書のコピーを添付して、約20万円の郵便料金を二重に計上していたことが分かった。朝日新聞の情報公開請求に対して茨城県が開示した資料で判明した。赤城事務所は二重計上を認め、「後援会の収支報告書に事務処理上のミスがあった」と説明。26日に後援会の収支報告書を訂正した。

 二重計上が発覚したのは、赤城氏が支部長で水戸市に事務所を置く「自由民主党茨城県第1選挙区支部」と、赤城氏の事務所関係者が会計責任者を務め、茨城県筑西市の実家を主たる事務所としている政治団体「赤城徳彦後援会」。郵便料金はいずれも、収支報告書に領収書のコピーなどを添付する義務がある5万円以上の「政治活動費」として茨城県選挙管理委員会に報告されていた。

 支部側は郵便料金について、03年分の収支報告書に「組織活動費(行事費)」の「案内状発送費」として、9月11日に13万435円と6万5650円を支出したと記載。領収書のコピー2枚を添付した。

 一方、後援会側は「機関紙誌の発行事業費(機関紙の発行費)」の「荷造発送費」として、同日に同じ金額を支出したと記載。領収書のコピー2枚を添付した。コピーはいずれも発行時刻や郵便物の数、おつりの金額、発行ナンバーなどが2団体で同じだった。

 領収書は、13万435円が「水戸中央郵便局」、6万5650円が「水戸駅前郵便局」の発行になっていたが、後援会の収支報告書はいずれも支出先が「水戸市役所前郵便局」になっていた。

 赤城事務所側は取材に対し「03年9月11日付の郵便料金は、支部の経費だった」と説明。後援会の収支報告書に同じ領収書のコピーを添付して実際にない支出を計上したことを認め、「事務処理上のミスで意図的ではない」としている。

 政治資金規正法では、収支報告書の虚偽記載が認められた場合は、5年以下の禁固、100万円以下の罰金が定められている。

■■引用終了■■

■■毎日新聞(夕刊)引用開始■■

 赤城徳彦農相(衆院茨城1区)の政治団体「赤城徳彦後援会」と、農相が代表を務める自民党茨城県第1選挙区支部のそれぞれの03年分の収支報告書に、郵送代計19万6085円を政治活動費として二重に計上していたことが分かった。報告書には同一とみられる領収書のコピーを添付していた。赤城農相の事務所は茨城県選挙管理委員会に報告書の訂正を届けている。事務所費に続いて、赤城農相の政治団体のずさんな政治資金管理が明らかになった。

 毎日新聞が情報公開請求で入手した政治資金収支報告書などによると、赤城徳彦後援会は03年9月11日に政治活動費の「荷造発送費」として6万5650円と13万435円を計上した。第1選挙区支部も同日「案内状発送費」として同額を計上している。二つの報告書には、同時刻の表示がある水戸駅前郵便局と水戸中央郵便局の領収書のコピーが添付されている。

 県選管によると、赤城徳彦後援会は26日、19万6085円分の支出がされていないとして03年以降の収支報告書を訂正した。「事務処理のミスが判明したので訂正する」と説明したという。

 赤城事務所は「事務的ミスで意図的なものではない」と説明。現在保管している領収書には、この件以外に重複計上はないという。事務所は「今後、このような間違いが起きないように注意を徹底するとともに、国民の皆様に深くおわび申し上げます」とのコメントを文書で出した。

■■引用終了■■













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駐車場が2つないと不便だから、もう一戸借りない?/いいねぇ、議員夫婦は得だね(安倍内閣のバカップル)

2007-07-26 22:06:11 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 
 
 日刊ゲンダイが、週刊新潮の記事の高市大臣・豪華赤坂宿舎名義借り疑惑を伝えているので、孫引きする。何と、高市は、自分の借りたところを弟に貸し、夫の山本拓副大臣が別の一戸を借りていたらしい。高市いわく、「私は弟と同居している」「部屋がひとつだと駐車場もひとつだから、車が2台止められない」そうだ…。この記事、ひ孫、玄孫と育つといいなぁ。

 なお、タイトルの会話は、私の想像であって、事実かどうかは確認していませんので、悪しからず。本当のことを市民に教えてくれたら、訂正することもあるかもね…。

 

 









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【毎日新聞】総務省が有害情報を法律で規制する方針を確定?!~ネット規制反対のパブコメを!その13

2007-07-26 19:54:34 | メディア(知るための手段のあり方)
 
 
 毎日新聞(←クリック)によると、【総務省は、インターネット上のポルノ画像や残虐映像など青少年に有害な情報を法律で初めて規制する方針を決めた。ネット時代に対応して制定する「情報通信法(仮称)」の中で、ブログや掲示板の情報発信に「青少年の保護」「人間の尊厳の尊重」を求めることを明記する。罰則は設けないものの、プロバイダー(ネット接続業者)、検索エンジンなどの業界は自主規制のルール作りを迫られる】という。

 なんじゃ、そりゃぁ! 先日、パブコメの締め切りがあったばかりやないか? 分析もすんでないんじゃないのか? 単に市民の声は聞きおくだけか? いや、市民だけじゃない。新聞協会や民放連も反対のコメントをあげているじゃないか(その11その12←参照)。それらは、全部無視…ですか?

 これまで、警鐘を鳴らし続けてきたが、やはり、政府・与党(自民党・公明党)は、インターネットの自由を制約することに熱心なことがはっきりした。ネットの自由を守るためにも、参院選で与党を大敗させ、政権交代に結びつかせよう!

 もちろん、有害情報がネット上に放置されることには反対だ。そういう意味で、【対象となるのは、ポルノや残虐映像のほか、自殺サイト、爆弾の作り方など青少年に深刻な悪影響を与える有害情報。刑法などで取り締まれず、野放し状態になっている。東京都内の元小学校教諭(34)が交通事故死した子どもの写真を自分のホームページに無断掲載していた事件のように、事件・事故の被害者を侮辱するような内容も規制の対象とし、業者が迅速に削除するよう促す】ということには意味がある。

 しかし、総務省が規制をしたら、テレビ局と同じようにインターネットの自由も失われるおそれが大きい。

 【総務省はネットでの「表現の自由」にも配慮し、同法そのものには罰則は付けない】といいつつも、【自治体がこの法律を根拠に条例で罰則を設けることは容認する。同省の研究会「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会」(座長・堀部政男一橋大学名誉教授)が年末にまとめる最終報告でこの方針を打ち出し、同省は年明けから具体的な法案作りに着手する】というのだ。

 その11(←クリック)の図で分かるように、総務省の管轄下では、自主規制というのは名ばかりで、政府の思いのままに規制をかけてくる可能性が大きい。

 【同省は当面の青少年保護策として業界と協力し、利用者がサイトに有害情報が含まれるかどうかを事前に判別できるシステムの開発にも乗り出す。また、PG12(12歳未満の観賞には成人保護者の同伴が必要)やR15(15歳以下の観賞禁止)など年齢制限を設けている映画の制度にならい、ネットでも同様の仕組みを作ることを検討している】というのは、政府の気に入らないサイトには、レッテル張りをして、美しい子どもや大人にはアクセスできなくさせるっていうことです。

 総務省以外の政府から独立した機関に、インターネット行政を担当させないと、暗黒時代が到来するのは間違いない。

 そもそも、【民間の「インターネット・ホットラインセンター」(東京都港区)が昨年6月の開設から1年間で受けた通報約6万件のうち、殺人予告、脅迫、児童ポルノ画像の提供など法律で取り締まれる情報は15%程度にとどまっており、大半が法的な規制がない有害情報だった】というが、85%について、本当に規制がいるのかどうかも不明だ。そのあたりのさじ加減を総務省(政府)に握られたら、表現の自由は絵に描いた餅だ。

 ちなみに、毎日は最後に【ドイツなど欧州では、有害情報の発信に対して放送並みの罰則付きの厳しい規制を導入している】と書いているが、ここについては、少し説明が必要だ。日本のように、メディアの表現の自由が保障されていない国とドイツでは前提条件が違う…このあたりは、また、近いうちに書きます。

 いずれにせよ、今度の日曜日、必ず投票しましょう!

 レジャー予定だったら、必ず期日前投票を!

 もちろん、ネットの自由を守るため、非自民へ!

 そして、パブコメの締め切りは過ぎたが、まだの人は、総務省へ意見を!

 提出した人は、パブコメを踏まえた委員会での検討を前に、方針決定するとは自分達の意見は何のために集めたのか?!と怒りの声を届けよう!
 

その1その2その3その4その5その6その7その8その9その10その11その12もご参照下さい。)







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平良夏芽さんの緊急声明~業者を追い込んだ施設局にこそ責任あり!

2007-07-26 16:19:18 | 有事法制関連
 


 バルブを閉められた平良さんから緊急声明が発信されています。みずから業者に殺されかけたのに、その業者を追い込んだ施設局こそが、糾弾されるべきだという、平良さんの主張は、感動的だ。

■■以下、転載歓迎■■

緊急声明「バルブ事件に関して」

 被害を訴えている平良夏芽です。多くの方々にご心配をいただいておりますが元気です。様々な情報が飛び交っておりますので、事実と、私の思いを公にしたいと思います。

 ことは、7月21日(土)午後12時30分頃に起きました。順を追って説明します。パッシブ・ソナーという機材を海底に固定するための台座の杭の打ち直し作業が行われようとしていました。作業ダイバーたちがタンクを背負って海に入ったので、私もタンクを背負って潜りました。14リットルのタンクに満タン(200)を確認し、バルブを全開にしてから半回転戻すという基本操作をして潜りました。

 皆さんに知っていただきたいのは、作業ダイバーが作業を強行する時もお互いの安全確認がなされていたということです。この日もダイバーのリーダーは、海底で何度も何度も私の安否を問うてきました。私が押しつぶされるたびに、私の目の前にOKサインを出して確認して来たのです。私のタンクがはずれた時に背負い直す手伝いをしてくれたのもダイバーのリーダーであり、急浮上した私を介助してくれたのもダイバーのリーダーです。

 それゆえにエアーが止まって急浮上した時、私はバルブが閉められたとは夢にも思いませんでした。船上にあがって落ち着いた私は、作業ダイバーが乗っている船に阻止船を近づけてもらって「助けてくれてありがとう。エアーがゼロになってしまったみたい」と告げているぐらいです。

 ダイバーがそんなことするはずがないという思いと、海底でかなり息が荒れていたのでエアーの消費が激しかったのだと判断した私は、原因を確かめることもせずにお礼を言いに行ったのです。

 しかし一緒にいた仲間たちから「バルブをさわっていたようだが閉められていないか」と確認され、改めて確認してみたらバルブが閉まっており、エアーの残量も150もあったのです。船上の仲間たちはもちろんバルブをさわっていません。状況として作業ダイバーがさわったとしか言えないというのがはっきりと言える事実です。更にこれを補完する資料として映像があります。前日に購入したばかりの防水ビデオカメラに現場の映像が映っていますが、じっくりと見ないと分かりにくい映像です。

 現在、ブログ等で出回ってしまっているくっきり写っている写真は、バルブが閉められた瞬間のものではありません。確かにバルブに手が伸びており、半回転ほど回っているようですが、閉めたとも言えますが開いているのを確認したとも言える映像です。ですから、この部分の映像や写真を現場写真として使用することは止めてください。関係のないダイバーを巻き込むことになります。

 もう一つ大切なことは、辺野古の闘いは「相手との関係性を大事にして来た」ということです。基地建設計画が白紙撤回されたとき、作業をしていた人たちと酒を飲めるような、そんな阻止行動を目指してきました。現実は厳しいもので、なかなかそのようにはいきませんが、目指していたのはそのような関係性です。バルブを閉めた本人は、その責任を負わなければなりません。しかし、必要以上にその個人を責めるのではなく、現場の作業員をそのような精神状態に追い込んでしまった権力にこそ、その矛先を向けて欲しいのです。

 施設局は、これまで多くの怪我人を出してきました。気を失って救急搬送された仲間もいました。どんなに危険な状況が生じても、一切の責任を負わず、ノルマだけを業者に押しつけ続ける施設局こそが糾弾されるべきです。これが「防衛」という言葉を使っている人々の実態です。

 現在は現場に責任者もおかず、すべての責任を業者だけに負わせる体制をとっています。全国の皆様、このことをこそ問うてください。絶対に許してはならないことです。お願いします。

 壊れてしまった信頼関係を回復することは非常に困難です。しかし、この困難を克服しない限り本当の平和を創り出して行くことは不可能だと思っています。

 基地建設に繋がる作業の強行がなされないように厳しく対峙しながら、個々人を追い込まない方法を模索しています。どうぞ現場の思いを理解し、ご協力をよろしくお願いいたします。

              2007年7月26日

            うふざと教会牧師
            平和市民連絡会共同代表  平良夏芽


■■ここまで転載歓迎■■







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日本から原発をなくすために~もはや、不買運動しかない!

2007-07-26 07:29:02 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 柏崎刈羽原発の地震による破損は、いまだその全容が明らかにされていない…。東電が一方的に文字情報を提供するだけで、メディアの全区画への立入はおろか、全区画の画像情報すら提供されていない。それにもかかわらず、安全だといいふらす。しかし、次々と事故の破損状況は追加して発表される…。

 …これって、第二次大戦中に、敗退したことを「転進」などと発表した大本営発表とどこが違うのだろうか…。

 大本営発表を信じた、いや、信じさせられた市民は、東京大空襲、沖縄占領、広島・長崎の原爆投下などで、多くの尊い命を失った。

 「満州などいらん!」という冷静な判断をしてさえいれば、多くの命が失われることはなかった…。

 原発は必要ですか?

 景観なんて、命の引き替えにはできない。都市景観、見栄えは度外視して、建設できるあらゆる場所に風力発電、太陽発電の設備を設ければ、原発なんかいらないはずだ。

 命を守るには、原発を廃止させるしかない!

 今日から出来ること、原発プラントメーカーである、東芝/IHI、日立製作所、三菱重工の製品は一切買わないこと!

 原発を商売にすると痛い目に遭うことを理解させること!










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東電事故隠し発覚!?~原子力安全・保安院も騙したのか?同院も共犯か?

2007-07-25 10:02:01 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 

 今日の新聞をみておったまげた。【東京電力柏崎刈羽原子力発電所は24日、新潟県中越沖地震で被災した6号機原子炉建屋の天井クレーンが破損しているのを確認した。原子炉の真上にあり、炉の格納容器や圧力容器のふたをつり上げるための大型装置で、修復の見通しはたたないという。炉内部の容器の傷や装置の状態はふたを開けて目視で確認する必要があり、地震被害の点検が大幅に遅れることは確実だ】(朝日)というのだ!

 この部分については、社民党議員団が調査した際、立入を拒否したところだ!(ここ←クリック)

 何かあるとは思っていたが、こんな重機が破損していたとは…。果たして格納容器自体大丈夫だったのかどうか…。もはや何も信じられない!


 原子力安全・保安院の調査結果にもなかった(ここ←クリック)!

 原子力安全・保安院及び東電は、所持するすべての映像・画像を直ちに公開せよ!

 じゃないと怖くて日本に住んでいられない!

 安倍は何をしているのか!政権交代して、とことんチェックさせるしかない!










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きっこの裏日記で暴かれた殺人未遂場面と、柏崎刈羽原発の現地調査報告写真の「隠蔽」と…

2007-07-25 07:43:55 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 
 
 きっこの裏日記(←クリック)に、辺野古で平良夏芽牧師が殺されかけたシーンの写真が公開されている。とっても恐ろしい場面だ。政府(あるいはその指示を受けた者)が見えないところで何をしでかすかがよく分かる。光市母子殺人事件の犯人を糾弾する方は、当然、この殺人未遂犯に対しても非難の声をあげることと思われますが、いかがお過ごしですか。いや、まじに、指示した政府に対しても、きちんと、非難の声を上げるとともに大手メディアにこの問題を取り上げるよう働きかけましょう!

でっ、問題は、隠された柏崎刈羽原発の事故現場写真。「隠された」っていうのには、二つの意味がある。

一つは文字通り、原子力安全委員会(←クリック)のウェブサイトで原子力安全・保安院(←クリック)の2007年7月23日付「柏崎刈羽原子力発電所における平成19年新潟県中越沖地震による被災状況等の現地調査結果報告」が探しにくくなっていること。

どうですか?

そもそも、報告した原子力安全・保安院のウェブサイトに掲載されていないといけないのに、こちらには、掲載されていない。

そして、報告を受けた原子力安全委員会のトップページの新着情報に記載すべき内容であるのに、そこにも記載されていない。そのうえ、この報告書が発表された「2007年7月23日(月) 原子力安全委員会 第51回会合」が「次回開催予定」の欄に載ったままになっているのは意図的なものを感じる。これを見ると、「あぁ、まだ、その委員会で発表されたらしい報告書も掲載されていないんだなぁ」と思ってしまう。

そこで、めげずに、「過去の会議資料等」をクリックしてようやく、「第51回定例会議 2007.07.23」が実は、掲載されており、「柏崎刈羽原子力発電所における平成19年新潟県中越沖地震による被災状況等の現地調査結果報告」(←クリック)も掲載されていることが分かる仕組みだ。全国民の関心事といってよい、この原発の状況の報告の公開方法としてあまりに不親切ではないか?


そして、第2に、実際に、この報告書をみておったまげた。現地写真が何とわずか19枚しか添付されていないし、それらについての説明もほぼない…。これでは、「現地調査結果報告」ではなく、「現地調査結果隠蔽」だ。

しかも、冒頭で紹介した「6号機 原子炉建屋オペレーションフロア作業台落下」の写真をみると、原子炉建屋内で、かなり重量のあるものが倒れていることが分かる。その際、周りを傷つけなかったのか?ほかにもこのような場面が隠されているのではないか?不安は募るばかりだ…。

なぜ、撮影した写真の全てを公開するくらいのことをしないのか?

数千万人の命にかかわった出来事の報告書としてはあまりに市民を小馬鹿にしていないだろか。

ちなみに、原子力安全委員会は、【原子力基本法、原子力委員会及び原子力安全委員会設置法及び内閣府設置法に基づき設置されています。文部科学省、経済産業省等の行政庁からの独立性や中立性が保たれるよう、内閣府に置かれています。原子力安全委員会は、内閣総理大臣を通じた関係行政機関への勧告権を有するなど、通常の審議会よりも強い権限を持っています】というが、その強い権限をぜひ、隠蔽ではなく、公開の方向に働かせてほしい。

私たちの命を預かる委員のメンバーは以下のとおり(敬称略)。ぜひ、頑張ってほしい!


鈴木 篤之 (専門:核燃料サイクル工学) 1971.3. 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了
1986.8. 東京大学工学部教授
1993.4. 東京大学大学院工学系研究科教授
2001.4. 原子力安全委員会委員(非常勤)
2003.4. 原子力安全委員会委員(常勤)

東 邦夫 (専門:原子力化学工学) 1967.3. 京都大学大学院工学研究科博士課程修了
1986.7. 京都大学工学部教授
1996.5. 京都大学エネルギー理工学研究所所長
2001.4. 国立舞鶴工業高等専門学校校長
2003.4. 原子力安全委員会委員(常勤)

早田 邦久 (専門:原子炉工学) 1966.3. 東京大学工学部舶用機械工学科卒業
1972.12. 米国イリノイ大学大学院エネルギー工学専攻博士課程修了
1973.4. 日本原子力研究所入所
2001.3. 日本原子力研究所理事
2004.4. 原子力安全委員会委員(常勤)

久住 静代 (専門:放射線影響学) 1972.3. 広島大学医学部医学科卒業
1988.5. 日米共同研究機関・放射線影響研究所臨床研究部副部長
1989.4. 広島大学原爆放射能医学研究所非常勤講師
1996.4. (財)放射線影響協会放射線疫学調査センター審議役
2004.4. 原子力安全委員会委員(常勤)

中桐 滋 (専門:原子炉構造力学) 1967. 3. 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了
1983. 6. 東京大学生産技術研究所教授
2000. 4. 横浜国立大学工学部教授
2001. 4. 横浜国立大学大学院環境情報研究院教授
2006. 4. 原子力安全委員会委員(常勤)











★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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