昨日の高校野球、智弁と帝京も凄まじい展開!連日大興奮です。
そしてこちらも興奮の人気シリーズ、“映画と腕時計”の第5弾。
今回ご紹介する映画は『トーマス・クラウン・アフェアー』。主人公トーマス・クラウンを演じるのは007シリーズでお馴染みのピアース・ブロスナン。メチャメチャ大金持ちで金融会社のオーナー役。そして裏の顔は美術品を華麗に盗む天才犯罪者。その彼を追う保険会社の調査員に『リーサル・ウェポン』シリーズのレネ・ルッソ。いつも彼女の名前、レネ・ルッソかルネ・レッソかどっちだったかとイ~ッとなりますが、何か?
閑話休題、そのトーマス氏が着けている腕時計がジャガー・ルクルトの“レベルソ”。映画オープニング間もない時間帯に自家用車(ロールスのリムジン)の中で“レベルソ”をイジイジと触っています。
レベルソの最大の特徴は四角の文字盤が12時と6時を支点にクルリとひっくり返るところです。
元々、レベルソはポロの試合中でも文字盤のガラスが割れないようにということで裏返しになるデザインを考案したそうです。
映画館で初めてこの映画を観た時、トーマスが時計の文字盤をクルリクルリと回しているのを見て「うわっ!レベルソ!」と心の中で叫んだ記憶があります。
ジャガー・ルクルトという会社の歴史は古く、創業1833年、マニュファクチュール(工場制手工業)の代表的な由緒正しい伝統のあるメーカーです。車で例えるならまさしくロールス級。
時計販売員時代、レベルソも何本か接客してお買い上げいただいたことがありますが、当時は「何でこんな華奢な時計買うの?」と思っていました。時はスポーツウォッチの全盛期。ROLEXやオメガ、タグ、ブライトリングが主流でしたが、今思い返すと「もっとレベルソ触っておけば良かった!」と後悔の念。当時は私も青二才だったということでしょう。今、もしどなたかが「ROLEXとルクルト、どっちかあげる」と言ってくれたら、私は間髪入れずに「ルクルト!」と言うでしょう。
なかなか一般市民には手の届かない時計です。
で、映画は美術館から絵画を盗むスリリングなシーンあり、ルネ・レッソあれ?レネ・ルッソ?どっちでもいいけど、とのラブロマンスありの見ごたえ十分の作品。まだの方は是非。“レベルソ”もチェックしてね。
歴代ジェームズ・ボンド役で一番好きなのはロジャー・ムーアの腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
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