そんな時差を瞬時に計測できる腕時計がございます。デュアルタイムウォッチやワールドタイマー、GMTウォッチなどがそれ。
デュアルタイムとは時計が2個付いているやつ。それぞれ独立したムーブメントで、もちろんリュウズも2つ。1個を日本時間、もう1個を海外の現地時間に合わせて使います。一番簡単なやつ。
ワールドタイマーは任意の2箇所の時間だけではなく、文字盤やベゼルに24の時間帯ごとに世界主要都市の標準時が記載されているやつ。グリグリと文字盤やベゼルを回転させて都市の時刻を割り出します。
GMTとは、(Greenwich Mean Time グリニッチ・ミーン・タイムの頭文字)イギリスのグリニッジ天文台を基準とした世界標準時のことで、基本的にはワールドタイマーと同じ。
写真のROLEXのGMT-マスターなどに代表されるように、通常の短針と長針以外に24時間針が装備されていて、24時間針でホームタイム(日本時間)、短針でローカルタイム(現地時間)を示します。短針が単独でカリカリと動くので、時差修正が簡単。日付を変える場合は短針を2周回します。