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腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



清々しい気候のGW直前の大阪からお届けしているトゥールビヨンの店主です。

ゴールデン・ウィーク。去年の店の売上見たら...ヒマみたい(><;)修理センターはガッツリ休みだし、うちも休もうかしら。

いやいや、働きますよ~。5月2日の水曜日は祝日じゃないのでその日一日だけ休みます。良かった~、平日で。


先日、非常に珍しい時計をお預かりしました。
こちら↓
 大阪府豊中市在住のF様所有のスピードマスター。自動巻き。

何が珍しいかってあなた、よ~く見て下さい。
日付けの横に曜日表示。これは店主も初めて見ました。
ケース径は手巻きのプロフェッショナルと同じ42mmですが、自動巻き。
色々調べたところ、1970年代製のスピードマスターで、キャリバーが1045
しかし、このデザインのCal.1045はなかなかの逸品です。
あらゆる時計雑誌チェックしましたが、このSPMは載っていない。

これはお値打ち品です。F様大事にお使い下さいませ。

通常、日付けと曜日を合わす場合、日付けは24→25→26と送られます。曜日はと言うとSUN→MON→TUEと進みますよね。これ普通。ところが、この時計の曜日はSUN→SAT→FRIと逆に送られます。
店主が以前持っていたインターのフリーガークロノグラフも同タイプの合わせ方。しばらく使っていなくて、時間と日付けと曜日を合わす時はちょっと面倒くさかったなぁ、と思い出しました。

この時計、インダイアルの上が24時間計。クロノグラフとは関係なく、通常の時間と連動しています。左の9時位置にあるのが秒針。下がクロノの12時間計。


水曜日、久々に電車に乗ったら、やはり気になるのは回りの乗客の腕時計。数人離れた所に立っていたサラリーマンの方はタグ・ホイヤーのリンクのクロノグラフでしたが、クロノグラフ(ストップウォッチ)を作動させたまま着けていらっしゃいました。よほど正しい使い方を教えてあげようかと思いましたが、ひょっとしたら会社から家までの帰宅時間を計測中かもしれないので黙ってました。

本日の教訓:
クロノグラフ(ストップウォッチ)は必要のないときは動かさない。時間を測りたいときだけ作動させましょう。しかし、何ヶ月も動かさないでおくと、反ってマイナス。せめて1ヶ月に一度くらいは作動させましょう。それで内部機械油が凝固する心配なし。  以上。


GWにもっと大勢の人が電池交換に来て欲しいと切に願う腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
家族で旅行? 旅行の前にまず電池交換でしょ!

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