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腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



昨日の『日曜洋画劇場』の“ロッキー4”ついつい見てしまいました。確か高校生の時、体育会系の友人と映画館へ観に行った記憶があります。
1985年公開...出た!阪神優勝の年!  昨日も勝っちゃったんで良しとしましょうかね~っと。

しかし、アメリカのロシア(旧ソビエト連邦)に対するイメージは陰湿そのものですなぁ。マイケル・ダグラス、松田優作、高倉健主演の『ブラック・レイン』の時のロケ地大阪も陰湿でホンマえらいイメージダウンでしたわ。

最近“映画と腕時計”ネタで適当なものが無く、モンモンとした日々を送っております。昨日もロッキーをボンヤリ見ながらふと軍服着た観客の腕時計を見た瞬間、思い出しました。

CCCP

旧ソビエト連邦社会主義共和国のロシア語表記。
英語表記では「USSR」

こちら↓
 CCCP C199021 81900円

23石機械式 手巻きクロノグラフ ロシア製ムーブメント

カタログによると、ロシア製ムーブメントを製作している会社は4社あるようです。

POLJOT(ポリオット)
 1927年設立。第1ソ連時計工場を起源とする80年近い伝統ある会社。

Slava(スラバ)
 第2ソ連時計工場を起源とする伝統ある会社。標準スタンダードデザインが主力。

Vostok(ボストーク)
 POLJOT社と並び2大メーカーとして、1965年頃より軍隊に採用され、旧ソ連ミリタリーウォッチの代名詞的存在。

Molnijia(モルニジャ)
 1947年設立。旧ソ連懐中時計の代名詞的存在。


ふ~ん、ボストークって、ガガーリンが「地球は青かった」って名言を残した時に乗っていた有人ロケットの名前ですね。

このCCCPはムーブがロシア製ですが、組み立て・調整・検査などはドイツの技術者が行っているようです。

結構高級感ある感じ↓


店主はレトロ感たっぷりのこちらが好き↓
C196815 36750円

17石機械式 手巻き

そういえば、随分と前に“レーニン”や“毛沢東”、“金日成”などの肖像が入った中途半端な社会主義ウォッチ(?)が流行りましたが、このCCCPはかなり本格的。


店主が学生の頃に友人から聞いた話によると、旧ソ連時代に外国人がソ連観光をする場合、事前に宿泊するホテル、観光ルート、食事の場所など全て決められるそうな。
で、めちゃくちゃ高級なホテルだったりレストランだったりして、短期の旅行でも40万~50万は当たり前だったそうな。当然変更は認められない。
外貨獲得に必死だったのね。
で、空港の税関を一歩出てソ連に入国した途端、KGBが張り付いて全ての行動を共にするそうな。 お~怖っ。
今はそんなことないでしょう。北朝鮮なんかは今もそうなのかね?
しかし“過去にKGBにマークされたことがある”って聞くと、なんだか刺激的でスリリングな感じがしますね。
そんなこと言っていたらFSBに毒殺されるかも...


とにかく、これだけ宣伝しましたんでまたスパゲッティ奢ってくださいねYさん。(笑)


ウクライナガールにノックアウトされてみたい腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。

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