腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



すっかり春の気候になり、冬フトンでは寝苦しい今日この頃。生活リズムも元に戻った店主です。


え~、本日のブログタイトルに“メルシー ボクー”とフランス語がいきなり出ましたが、何を隠そう店主は学生時代にフランス語を選択していたのを今思い出しました(笑)

覚えているのは...「ジャ スィ エテュディオ~ン ダ ショーンス ポリティク」(私は政治学部の学生です)

いつの日かフランス人と会話する機会があって「あなたは今何をされてるの?」と聞かれても「私は学生です」しか答えれない。
いつまで経っても学生。(><)こんなもんです。


で、前置きが長くなりましたが、今日ご紹介する腕時計がこちら↓
 ボーム&メルシエ K18WG 手巻き

大阪市生野区在住のK様所有。
分解掃除、針調整、パッキン交換しております。

ケース(本体)とメッシュブレスが一体になった非常にドレッシーな時計。
裏側↓



時々ボーム&メルシーと言う方がいますが、正確にはメルシエ。
ここでタイトルのメルシーと関係してくるんですね~。(笑)
マニア間では単にボームと言うこともあります。

ボーム&メルシエ...

創業1830年。16世紀半ばからスイスのジュラ山脈の麓のボーム・レ・ダム村に居を構えたボーム家が現在のボーム&メルシエのルーツとなります。
1830年に“ボーム兄弟社”の社名でスタート。以来177年にわたり、途絶えることなく時計を作り続けている由緒正しい数少ないブランドの一つです。
1919年にボーム家当主のウィリアム・ボームと芸術を愛するビジネスマンのポール・メルシエが出会って意気投合。共同事業を始めます。
で、社名を現在の“ボーム&メルシエ”に変更。現在に至ります。
角型時計の“ハンプトン”、12角ケースの“リビエラ”、ラウンドケースの“ケープランド”、“クラシマ”など、クラシカルモダンなモデルで人気が高い名門ブランドです。

K様、大事にお使い下さいませ。


広東語で「お前、どこ行くねん?」って言うこともできる腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
「レイ ホイピン トン ア?」 多分通じます。

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