2012GW関西旅行 その６「近鉄ビスタカーへの初乗車」

さて、1回開いてしまいましたが、5/3から5/5までの3日間の旅行記の続きです。
5/4になりまして、初日は乗車する列車を決めていたのに対して、2日目以降は特に予定を決めていない無計画状態でした。
とは言っても、何か乗らないときっぷは勿体ないし、一応、乗りたい電車もあれば、撮影したい場所もある。と言うわけで、5/4も前日同様に天気が優れなかったこともあって、乗車中心で進めることにしました。最初の目標は、近鉄ビスタカーへの乗車です。

近鉄特急のかつての代名詞であった「ビスタカー」。「ビスタ（眺望）」と「カー（車）」を合わせた造語ですが、有り体に言えば2階建て電車を組み込んだ特急形電車の系列です。初代は10000系、二代目は10100系で、これらはどちらも引退済み。現役なのは30000系「ビスタEX」のみでして、この車両もすでに1度リニューアルした状態になっています。さらに、近年になって座席更新もされており、今回は一度はビスタカーの2階に乗ってみたいと、運用列車を探しましたところ、ちょうど朝の早い時間帯に大阪上本町→大和八木で乗れるとわかり、これに乗車しに行きました。

まずは宿泊先の江坂から御堂筋線で難波まで下り、難波から大阪上本町まで近鉄奈良線の電車で移動。その後に、大阪上本町で一旦改札を出て、友人窓口でビスタEXの2階席を指定して、特急券を購入。ビスタEXに乗車しました。

大阪上本町まで乗車した5820系

車内にはローレル賞受賞のプレートが

購入した特急券。ビスタカーを示す「Ｖ」のロゴが入っている

乗車した30000系「ビスタEX」。「アーバンライナー」「伊勢志摩ライナー」には乗ったが、看板電車の1つである「ビスタEX」には今回が初乗車だ

4両編成で、中央の2両が2階建て

先頭車と中間車の連結部。「Ｖ」のマークと、志摩スペイン村のキャラクターが描かれる

2階建て車側面の「VISTA CAR」ロゴ

2階建て車入り口付近に行き先表示機がある。近鉄特急は様々な系統があるので、行き先表示機の存在は重要なのだ

2階建て車両の入り口は車体中央


車内に入ると志摩スペイン村のキャラクター人形が出迎える

2階建て車入り口付近を縦で撮影するとこんな感じ

階下席はグループ用のコンパートメントになっている

2階席。青色系のシートで、近年「ゆりかご式シート」に改装済み

こんなシート。「ゆりかご式シート」とは、21020系や22600系に採用された、背もたれを倒すと座面が後方に沈むというシートで、座り心地が良い

先頭車側は赤色シート

色が違うだけで、2階席車都一緒の構造

連休の中日であるためか、30000系の車内は混んでおらず、ゆったりとした雰囲気で列車は鳥羽に向けて走り出しました。一応、「スルッとKANSAI」の範囲だと青山町まで入っているので、列車によっては伊賀神戸くらいまで乗れるのですが（この特急は通過）、今回は大和八木までの乗車。それでも、2階からの眺望は楽しめました。

奈良線と大阪線の併走区間。2階席から奈良線の電車を見下ろす形に

都市部の高架線でも1段高い視点になるのでちょっと楽しい

奈良県内に入ると、田舎っぽい雰囲気になってくる

大和八木に到着。30分少々の乗車時間だ

大和八木からは近鉄橿原線へ乗り換え。この後は京都方面へ向かうことにしました。何本か列車を撮影した後、急行列車で大和西大寺へ向かいました。大和西大寺で少しの間列車撮影しました。

橿原線の8800系

橿原神宮からの京橿特急22000系「ACE」がやってきた

8800系に続いて30000系「ビスタEX」の京橿特急も。吉野連絡（吉野線の特急に連絡するという意味）のヘッドマークも

特急2本が並ぶ

普通列車の1230系。より明確な区分では1253系だそうだが、近鉄の一般形電車は同じ顔で別形式と言うことが多くて区別できない

大和西大寺まで乗車した1230系

大和西大寺では京都線（右側）と奈良線（左側）の電車の接続ポイントになっている

4+2連の8300系

橿原神宮行きの22000系「ACE」

30000系「ビスタEX」と22600系「Ace」

京都へ向かう22600系「Ace」

京都線と奈良線の電車が同時到着する際、奈良線は阪神電車の姿が見られることも

乗り入れの阪神1000系。近鉄の赤白電車、グレーのシリーズ21電車の中で、銀と黒とオレンジの阪神電車は目立つ

大和西大寺での撮影の後は、今までの訪問で会えていなかった電車を追い求めます。以下、次回。