二日前の6月6日に村上春樹の小説『1Q84 BOOK3』を読み終えた。
僕が村上春樹の小説を初めて読んだのは大学生の頃だ(ちなみに僕は三浪している)。
『ノルウェーの森』という小説だったが、「よかった」と言う二浪の友人N・G君に対して「あんな男が主人公になっちゃいけないよ」という感想を洩らしたら、嫌な顔をされた。
そして今回の小説からも同様の印象を少しだけ受けた。
客観的に見て、主人公は犯罪者である。
その意識が僕を素直に共感させないのだ。
僕の感覚が変なのであろうか。
いや、そうではあるまい。
でも普通の人間が普通に暮らす物語など、誰もわざわざ読まないだろうし、そこのところが難しいよなと思った。
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そこが納得いかないの?
そこがフィクションの面白い所じゃないかな。