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8月28日に玉川上水を通りかかったら、センニンソウがきれいに咲いていました。それを見に行ったら、目立たぬようすでカリガネソウも咲いていました。この植物は茎をおるととても不愉快な匂いがします。花はさわやかな薄紫色できれいです。なかなかこった作りで、花びらの横に広がった2枚をカリガネの翼にみたてたのでしょう。
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最大の特徴は花の上にニョキッとのびた雄しべです。側面からみると花から完全に飛び出しているのがわかります。それでは雄しべの意味をなさないように思いますが、私が以前にこの花を観察していて意味がわかりました。マルハナバチが正面の模様をみて花に「着地」すると、その体重で花が下に下がります。そのとき、花と雄しべの構造の具合で、雄しべがグッと下に押し下げられます。すると雄しべの先端がハチの背中をペタンと叩くのです。ハチは吸蜜に夢中ですから、なんだか花が目をもっていて、自分に抱きついてくる馬鹿者の背中をみながらぽんと叩くようです。