玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します

シラヤマギク

2016-09-01 03:30:05 | 9月の植物



シラヤマギク 2016.9.30


シラヤマギクにベニシジミ 2016.9.11

シラヤマギクはたくさんある「秋の野菊」のひとつで、識別のむずかしいものもありますが、シラヤマギクは葉が広く、ほかに似たものがないので区別しやすいほうです。また、背丈が2メートルを超えるほど大きくなるので、ゴマナなどをのぞけばこれほど背の高い野菊もありません。


シラヤマギクの葉 2016.7.25 玉川上水

植物体が大きいわりに、花は小さめで、愛らしい雰囲気です。



アザミと同じキク科で、小さな筒状の花が集まった作りになっていますが、筒の深さが浅いので、ハエなどもやってきます。

 

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サネカズラ

2016-09-01 03:19:41 | 9月の植物

サネカズラ 2016.9.11

 サネとは実のことらしいですが、タネのことをサネという方言もあります。だからサネカズラとは果実や種子をつけるカズラ(つた)のことだということになります。黄色い花弁はたっぷりと厚く、どことなく「ただならぬ」雰囲気があります。背後に緑色の果実が見えていますが、これが熟すと鮮やかな紅色になります。ときどきタヌキの糞から種子がでてきます。種子はつやがあり、テカテカしています。


サネカズラの種子 格子の間隔は5ミリ
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カゼクサ

2016-09-01 02:56:38 | 9月の植物




カゼクサ 2016.9.12

道端や空き地にありますが、やや硬い地面を好むようで、柔らかいところはアキメヒシバやエノコログサに独占されることが多いようです。カゼクサや同じ仲間のニワホコリなどは踏みつけに強いようです。
 写真をとろうとすると気づくことがありますが、ちょうど開花中で雄しべ、雌しべが確認できました。
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カリガネソウ

2016-09-01 02:55:13 | 9月の植物

カリガネソウ 2016.9.11

ややピンクがかった淡紫色の実にきれいな花です。左右に広がる側弁をカリガネの翼にみたてた名前でしょう。弧をえがく雄しべが花の上に伸びていますが、よくみると中央に雌しべがあります。きれいな花ですが、植物体をちぎるととても不快な匂いがします。あまり見かけることのない植物ですが、私は宮城県の金華山でみました。植物体が臭いのでシカが食べないためです。これが玉川上水にあるとは思いませんでした。
 この特異な花はハチがくるのを想定したもので、花茎が細いので、ハチがとまると花が大きく前傾します。そのときに雄しべ、めすべがハチの背中を叩くのです。
 見ていたら実際にクマバチがきました。背中(というよりお尻のほうにも)花粉をたくさんつけて、忙しそうい花をハシゴしていました。体重が重いので、ハチが唇弁にとまり、しべが背中を叩くというより、花が大きく倒れ、クマバチはその上で格闘しているという感じでした。それでも花粉がつけば花にとっては問題ないわけです。

 
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カラスノゴマ

2016-09-01 02:42:44 | 9月の植物

カラスノゴマ 2016.9.11

あまりみかけないが、図鑑ではみたことのある花がありました。カラスノゴマという植物で、キツネノ「マゴ」なんかとなんだかまぎらわしい。花がなんとなく変わっていて、なんの仲間かなと思っていたのですが、なんとシナノキの仲間ということで、これのどこがあのシナノキやオオバボダイジュと似ているんだい?とキツネにつままれたような、いやカラスにからかわれたような気分です。
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