おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、カーコン100円レンタカーがスタート、です。
カーコンビニ倶楽部株式会社(社長: 林 成治 以下「カーコン」)は、株式会社カーベル(社長:伊藤 一正)が
FC展開している「100円レンタカー」事業で業務提携をした。
ブランド名は「カーコン100円レンタカー」とし、カーコンFC店と年内に100店の契約を目指すとしている。
最終的には、500店まで拡大を図る計画だ。
カーコンは、軽板金およびカーコン車検を二大事業としているが、ここにもう一つ大きな柱が加わることになる。
カーコンの今回の提携は、レンタカー事業を単なる新しい事業収益だけにとどまらず、
「集客窓口」とし、既存事業への相乗効果を狙いとしている。
自社でのレンタカーシステム構築を検討したが、すでに100円レンタカーで軌道に乗っているカーベルの
システムを利用することが、スピードや開発コスト面で得策と判断して、カーコンより提携話を持ちかけ実現した。
中古車レンタカーは、にこにこレンタカーなど数社あるが、カーコンはカーベルと提携した
最大の理由を、「クルマ屋が開発したシステム」にあったとしている。
一方のカーベルは、昨年より100円レンタカーを新しいFC事業として立ち上げている。
1000店を目標に、現在カーベルパートナー店を中心に120店舗がFC契約を結んで稼働している。
今度の提携で、1000店に向けて加盟店獲得を加速させ、先行する競合FCに追いつき、
追い越すことと同時に、今までのレンタカーシステム開発コストの早期回収を狙いとしている。
カーコン加盟店が「カーコン100円レンター」扱い店になるには、カーベルとFC 加盟契約を締結することになる。
これによりカーベルは、100円レンタカーのシステムである、「レンタカーの予約貸出管理・車両登録システム」の運用、
「コールセンター(クレーム・事故対応)機能」の提供、「保険管理(損保代理店)機能」そして「導入研修」など
を提供することになる。
林社長は、今後もカーコン加盟店の経営資源を生かせる事業があれば、積極的な提携を検討していきたいと、
事業拡大に意欲を見せた。
両社の業務提携は、保有台数が減少しカーアフタマーケットが縮小する宿命の中での
象徴的な出来事ではないだろうか。
つまり、今ままでも伝えてきたが、本業での事業拡大や儲けの拡大は、難しくなっている。
本業以外の事業を取り込むことで、新しい事業収入と集客効果の相乗メリットを発揮し
事業の拡大を図る。これこそが、今のカーアフター業界が取り組むべき、経営課題なのだ。
したがって、チェーン店と言えども、本業を補完するための業務提携やM&Aが盛んに
なるのではないだろうか。
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