自動車整備業&車両販売業のCS経営をコンサルタントする TIO21ブログ

自動車整備業、車両販売業のCS経営のためのコンサルティング、現場改善指導、制度設計、社員教育、各種セミナー・講演

自整業の地域密着経営のすすめー2.地域密着経営の狙い

2011年05月24日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、自整業の地域密着経営のすすめー2.地域密着経営の狙い、です。

地域密着経営の狙いは、生涯取引に尽きる。
生涯取引とは、一度お客さまになっていただいたら、免許証を返付するまで
間断なく取引をすることと、個客シェアを高めて付加価値を最大化することだ。

間断なく生涯にわたって取引ができても、車検だけの取引では生涯取引とは
言えない。カーライフに関するすべてのお世話と、全ての商品と取引ができてこそ
生涯取引と言える。

上記を式で表すと、「付加価値の最大化=間断なく取引×個客シェア」となる。

このことは、生涯取引を別な表現をすれば「バリューチェーン」である。
バリューチェーンは、車両販売を入口にして、保険、部用品、リペア、メンテナンス
などクルマの保有と買い替えに必要なあらゆる商品・サービスの取引ができて、
自社との取引シェアが100%かそれに近くなければならない。

商品やサービスによって取引先を使い分けられてはいけないのだ。
すべて任す、といった信頼と安心の関係が構築できて、初めてバリューチェーンとなる。

イメージは「メンテナンスリース」に近い。3年から5年サイクルで代替を回し、この間に
発生する様々なカーライフに対して、トータルサービスが提供できるのが、
メンテナンスリースである。

また、家族が保有するクルマについても取引が出来て、家庭内シェアも高くないと、
本当の意味でバリューチェーンにはならないのだ。
家族が保有するクルマも含めて取引できている状態が、生涯取引の理想形である。

バリューチェーンのために、整備工場に全ての機能を持つことを求めているのではな
い。自社にない機能は業務提携などによって、提供すればよい。
要は、取引の全ての窓口になることが必要なのだ。


株式会社ティオ
お問い合わせ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする