おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、真の囲い込みとはー4.囲い込みは差別化ありき、です。
特定化された顧客に対して、均一な対応やサービスでいいのだろうか?
私は、違えるべきと思っている。
特定化された顧客であっても、利益貢献度は違うはずだ。
であれば、対応の中身やサービスに差をつけることが自然だ。
利益貢献度に応じて差別をする。
これこそ囲い込みに必要なことなのだ。
特定化された顧客の中で、利益貢献度が低い顧客であれば、翌年には今年以上の
利益貢献度になるように、販促活動を計画しなければならない。
そのために顧客を、利益貢献度に応じて順位(ランク)を付ける。
顧客ランクは、利益貢献度という一つの要素だけで決めるのはなく、
他の要素も加味して決めるといい。例えば、取引アイテム数、取引年数などだ。
顧客ランクに応じて、対応の中身を決める。
例えば、一番ラックが高い顧客には、毎月一回経営幹部が接触し、
手厚い応対をする。
また、ランクが高い顧客には、代車を無料提供するなどのサービスでも
差をつけることだ。
逆に、ランクが低い顧客には、3か月に1回電話連絡をする。
代車の貸し出しはレンタカーをお世話する。これが差別化である。
顧客によって対応などの差をつけるのは、ある意味常識的な
ことである。デパートでは、上得意客には店員がつきっきりで
買い物のサポートする。
あるいは、航空会社では、飛行機に搭乗する順番を「優先搭乗」
と称して、上得意客を先に搭乗させている。
身近のところでは、「速達」は郵送料が高いが、翌日には配達
される。これも利益貢献度に応じた差別化の一つである。
顧客ランクが決まったら、ランクを上げるための販売計画を
立てること。これが、俗に追う「ランクアップ計画」」である。
このように、顧客をランク化することによって、費用対効果を明確にし、
経費を効率化することができるのだ。
株式会社ティオ
お問い合わせ