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中販店の朝ミーティングを活性化するー1.朝ミーティングの目的

2012年09月10日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、中販店の朝ミーティングを活性化する1.朝ミーティングの目的、です。

エコカー補助金が底をつきかけているが、予想よりも遅れている。
それだけ新車販売にブレーキがかかりつつあることを意味している。

新車販売にブレーキがかかれば、需要は中古車に再び戻ってくるといった期待感が広がっている。
その期待感を現実のものにすべく、販売の現場では以前にもまして発破がかかっている。

勢い朝のミーティングにも力が入ってしまう。
しかし、従来のような朝のミーティングをしていては、実績はさほど期待できない。

良質の玉が揃わない昨今、商品力で販売をする時代ではない。
今は、商品力以上に「営業力」が問われている。

営業力とは、営業マン個々の商談能力と活動力である。
特に、ウエイトが増しているのが活動力だ。

中販営業マンは、店頭セールスが主体だ。
しかし、チラシの効果も薄れているし、魅力的な品揃えが薄くなれば、集客力が落ち、
店頭セールスは手持無沙汰の状態が続き、成約台数が上がってこない。

そこで、朝のミーティングを活性化し、営業力を高めることが、リーダーや店長の
重要な仕事になっている。

営業日報などを持参し、会議のテーブルに面倒くさそうに着席し、リーダーの
話しが終るのをじっと我慢している、といったミーティングでは、成果は期待できない。

もっと、前向きにモチベーションが上がり、仕事に積極的に取り組める
朝ミーティングに変えることだ。

ということで、今一度「朝ミーティング」の目的を整理しておく。
大きく二つ目的がある。一つは「案件管理」だ。

営業マンが抱えている案件(見込み客)が、どう進捗し何が課題かを抽出し、
それに対して、どう行動するかを決めさせると言うことと、案件の発生の活動
が適切に行われているかを把握し、適時指示、あるいはアドバイスをする。

もう一つは「人材育成」だ。
つまり、教育の場でもあるのだ。営業の基本的な事や、ニーズ等に対応する術などを
実地で教えていく、OJTのもっとも相応しい場である。

それが、「まだ決まらないのかー。仕事は遊びじゃないんだ!」とか「とにかくノルマ
達成にもっと必死になってくれ!男だろー」などと、パワハラに近い叱咤激励に終始する。

これでは、営業マンは「腐ってしまい」朝からやる気が出ないままに、仕事に就くことになる。
こんな状態の朝ミーティングでは、売れるものも売れなくなってしまう。

伸びるものも伸びなくなってしまう。
挙句の果てに退社なんてこともざらにある。

さぁー、今日も頑張るぞー、と士気が上がるような朝ミーティングにしないとならない。
そのためにも、目的を今一度確認し、正しい運営を行うことだ。


問い合わせ先 株式会社ティオ

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