おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、中販店の朝ミーティングを活性化する1.朝ミーティングの目的、です。
エコカー補助金が底をつきかけているが、予想よりも遅れている。
それだけ新車販売にブレーキがかかりつつあることを意味している。
新車販売にブレーキがかかれば、需要は中古車に再び戻ってくるといった期待感が広がっている。
その期待感を現実のものにすべく、販売の現場では以前にもまして発破がかかっている。
勢い朝のミーティングにも力が入ってしまう。
しかし、従来のような朝のミーティングをしていては、実績はさほど期待できない。
良質の玉が揃わない昨今、商品力で販売をする時代ではない。
今は、商品力以上に「営業力」が問われている。
営業力とは、営業マン個々の商談能力と活動力である。
特に、ウエイトが増しているのが活動力だ。
中販営業マンは、店頭セールスが主体だ。
しかし、チラシの効果も薄れているし、魅力的な品揃えが薄くなれば、集客力が落ち、
店頭セールスは手持無沙汰の状態が続き、成約台数が上がってこない。
そこで、朝のミーティングを活性化し、営業力を高めることが、リーダーや店長の
重要な仕事になっている。
営業日報などを持参し、会議のテーブルに面倒くさそうに着席し、リーダーの
話しが終るのをじっと我慢している、といったミーティングでは、成果は期待できない。
もっと、前向きにモチベーションが上がり、仕事に積極的に取り組める
朝ミーティングに変えることだ。
ということで、今一度「朝ミーティング」の目的を整理しておく。
大きく二つ目的がある。一つは「案件管理」だ。
営業マンが抱えている案件(見込み客)が、どう進捗し何が課題かを抽出し、
それに対して、どう行動するかを決めさせると言うことと、案件の発生の活動
が適切に行われているかを把握し、適時指示、あるいはアドバイスをする。
もう一つは「人材育成」だ。
つまり、教育の場でもあるのだ。営業の基本的な事や、ニーズ等に対応する術などを
実地で教えていく、OJTのもっとも相応しい場である。
それが、「まだ決まらないのかー。仕事は遊びじゃないんだ!」とか「とにかくノルマ
達成にもっと必死になってくれ!男だろー」などと、パワハラに近い叱咤激励に終始する。
これでは、営業マンは「腐ってしまい」朝からやる気が出ないままに、仕事に就くことになる。
こんな状態の朝ミーティングでは、売れるものも売れなくなってしまう。
伸びるものも伸びなくなってしまう。
挙句の果てに退社なんてこともざらにある。
さぁー、今日も頑張るぞー、と士気が上がるような朝ミーティングにしないとならない。
そのためにも、目的を今一度確認し、正しい運営を行うことだ。
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