自動車整備業&車両販売業のCS経営をコンサルタントする TIO21ブログ

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業績向上は社員満足度(ES)にありー1.ナゼ今ESなのか

2012年09月03日 | CS全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、業績向上は社員満足度(ES)にありー1.ナゼ今ESなのか、です。

ESとは、社員(Employee)満足度( Satisfaction)のことである。
一度と言わず何度か見聞きしていると思う。

そのESがこれからの整備経営や中販ビジネスにおいて、もっとも重要になっている。
ナゼか?それは、今の競争は規模拡大の競争ではなく、お客さまからの支持競争、
つまり、顧客(Customer)満足度(Satisfaction)の競争だからだ。

車検台数や車両販売台数は、CSの結果として捉え、量を目的とした経営ではなく、
CSを目的とした経営が求められているのだ。

ナゼCS競争かと言えば、新規獲得もさることながら、既存顧客との継続取引を
することで、安定的な経営のために不可欠だからだ。

車検リピート率が50%を割ったら、整備経営は困窮を極める。
自社代替率が40%を割ったら、車販ビジネスはお手上げとなる。
保険更新率が90%を下回ったら、保険ビジネスは成り立たない。

継続取引が一定量以上あるから、経営が成り立っているのだ。
だから、今取引している顧客を、一人でも逃さないことを、
経営課題にしなければならないのだ。

その経営課題の最重要項目が「CS」なのだ。
CSが高くなければ、継続取引を望むことはできない。
CSが昨今で言うところの「地域密着経営」などと、言われているのだ。

私は、ティオブログで何度も繰り返しているが、地域密着とは「個客密着」と定義している。
顧客を個客として関係を持ち、個客が必要としている、あるいは必要となるだろう
メンテナンスや車両、あるは保険などのカーライフに関するあらゆるシーンに、的確に
提案・対応することで、目標とする経営計画を達成することが生き残り策だからだ。

個客密着は「CS」を抜きには成り立たない。
CSは、個客密着になくてはならない、もっとも重要な要件なのだ。

このCSは、機械ではできない、社員がそれぞれに与えられている仕事を、
顧客志向で遂行することで維持されるし、高めることもできる。

社員が、質の良い仕事をしてこそ、CSになるのだ。
だから、社員が会社や仕事に満足して働く「社員満足」が必要になる。
ES無くしてCSなし、とはまさにこのことなのだ。

人は石垣人は城、とよく言われるが、売上対策面のことよりも社員労働意欲を高める
ことが先決なのだ。

あの手この手も必要だが、それ以前に「社員が満足して働く」ことではないだろうか。
ESが高くなければ、あの手この手は、効果を発揮しないし、
ましてやいつの間にか「そんなこともやったよなー」などと過去の話しになってしまう。

どんな素晴らしいあの手この手を構築てみても、それらを活かすのは社員である。
その社員が、働くことに対して不満を持っていたら、満足のいく仕事はできない。

満足いく仕事が出来ないのであれば、仕事品質は低下し、顧客満足度は下がり、
その果てには業績が下がる。

社員が生き生きと働くことができる制度であり、環境を整えてこそ、
仕事品質が高くなり結果として業績が上向くのだ。


問い合わせ先 株式会社ティオ

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