自動車整備業&車両販売業のCS経営をコンサルタントする TIO21ブログ

自動車整備業、車両販売業のCS経営のためのコンサルティング、現場改善指導、制度設計、社員教育、各種セミナー・講演

フロントで稼ぐー4.顧客を増やすには

2012年06月14日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、フロントで稼ぐー4.顧客を増やすには、です。

保有台数が減少する現在、顧客を増やすことは容易な事ではない。
でも、増やしていかないと、経営目標の達成はおぼつかないのだ。

顧客を増やすには、二つの行動が必要だ。
一つは、現在の取引客を流出させないこと。もう一つは、新規客の獲得である。

とりわけ、顧客の流出に全力で当たることだ。
せっかく苦労して新規客を獲得しても、顧客の流出があっては、増えることはないからだ。

そのためには、やるべきことは3つ。
ビフォアサービス、インサービス、アフターサービスの3つだ。

ビフォアーサービスとは、継続取引特典、先行予約である。
継続取引特典は、お客さまへの呼びかけの際に、特別な特典を付与することだ。

DMなどに、日頃のお取引感謝サービスなどと称して、オイル交換半額とか無料などの
お得な特典を提供することである。

工賃割引も一つの方法だと思う。その場合、納品請求書に通常工賃を記載し、
その〇%割引として、割引後の工賃を記載することだ。そうしないと、有難味が分からなからだ。

インサービスは、個別話題でコミュニケーションをとり、礼儀正しく、なおかつ親しく接すること。
整備前の見積もり説明、完了時の納車説明、時間がかかる場合は、中間説明などの、
きめ細かい対応が必要だ。

特に、個別話題でコミュニケーションが取れることがもっとも大切なことだ。
ある調査によると、フロントマンの顔と名前を知っている客の再購入意向は74%、顔または名前を
知っている客は59%、全然知らない客は36%だそうだ。

フロントマンとお客さまの心の距離が短いほど、再購入意向が高いことが分かる。
だから、フロントマンとしても、お客さまの趣味や特技、家族のことを把握し、その話題を
もってコミュニケーションをとり、自分の顔と名前、あるいは趣味を知ってもらうことだ。

流出を止める一方で、新規客の獲得も行うこと。
これは、地道な努力が伴う。定期的なポスティングや、紹介依頼活動などを通じて
一人ずつ新規客を増やすこと。大量広告を行えば、それなりの獲得も期待できるが、
かなりの出費を覚悟しなかればならない。

チラシは、商品紹介だけではなく、クーポン券を付けて入庫を促すことだ。
車検チラシよりも、オイル交換、タイヤ交換などの、より身近な告知広告が基本だ。

最近ではチラシよりもホームページに力を入れたい。
特に20歳代から30歳代までの客をターゲットにするのであれば、ホームページは
有効な手段である。

新規客のターゲットは「女性客」である。
女性客は、併有車の割合が高いし、口コミ効果が高い。

不満を持たれると怖いことになるが、そうでない限り女性客から輪が広がって、
さらなる新規客の獲得がしやすい。

忙しい、人がいないなどのできない理由を上げる前に、どうしたらできるかを
考えて、実行すること。実行したところが勝ち組になる。


問い合わせ先 株式会社ティオ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする