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就業規則を活かす5.飾っていても役に立たない

2012年06月08日 | 人事・労務全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、就業規則を活かす-5.飾っていても役に立たない、です。

就業規則は作成することが最終目的ではない。
これは言うまでもないことだ。

最終目的は、就業規則に基づいて、職場の規律を維持すること。
つまり、書かれている条文を全社員が、正しく理解し、遵守することだ。

そのためには、出来上がった就業規則を、周知する場を設け、条文ごとに
内容の説明が必要になる。

読み合わせを行うことが求められる。
読み合わせすることで、疑問などについて丁寧に説明をし、どうあらねばならないかを
理解してもらうことである。

こうしたことは、定期的に行い、書かれている事項が、実態と齟齬がないかを確認し、
必要に応じて条文を修正するなりして行くことだ。

また、誰でもが、何時でも読めるように、就業規則を職場に備え付けたり、
出来れば社員に配布することも大切なことだ。

こうしたことは、就業規則を「周知する」と法律上規定されているということも
あるが、むしろそれ以上に、遵守してもらうために、何時でも、誰でも見られる
状態にしておくということだ。

昨今は、パソコンが一人一台の時代になっているので、イントラネットなどで
何時でもパソコンから、見られる状態にしておくことも、合理的な方法と言える。

ある会社で、社員面談して、就業規則を読んだことがあるか聞いてみたところ、
有るらしいが見たり読んだりしことはない、とか、あるか聞いたら、ないと言われた
などと答えていた。

これでは、何のために就業規則を策定したのか、意味が分からない。
繰り返すが、就業規則は職場の規律を維持し、不公平がないように一定の
ルールを定めたものだ。

であれば、作った就業規則は、開示し、内容を理解してもらい
正しく働いてもらうことである。

後生大事に金庫に入れていても、利息は付かないばかりか、
価値が下がってしまう。ゼヒ、オープンにして共有することだ。



問い合わせ先 株式会社ティオ

コメント
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