おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、鈑金工場の売上対策ー3.直需に対策する、です。
直需に対策するのは、4つのアクションが必要だ。
一つは、メニュー作り、料金、もう一つが広告宣伝、そして呼び込みである。
直需客の場合、事故鈑金の売上対策もあるが、この売上はある意味水物である。
当てになるようでならないのが、事故板金である。
自分たちの「販売促進」ができることが、直需売上の最大の魅力である。
そのためには、先ず売り物である「メニュー」が必要になる。
ヘコミやキズを対象にしたメニューが一つ欲しい。
この場合、キズやヘコミの部位、大きさと深さによって金額がまちまちだが、できれば
それをカーオーナーでも金額が明確になるような料金設定にすることだ。
チラシで見た事例を紹介すると、損傷の大きさを「手のひら」で金額を決めている。
一手〇〇円を基本とし、2手の大きさであれば、単純に2倍すると金額が出る仕組みだ。
とても分かりやすいと思う。
ソリッドやメタリックなどによって、金額が違ってくるが、これらも分かりやすく表示すること。
また、金額による「出来栄え」も視覚に訴える方法で示すといい。
ある板金工場で作ってもらったのが、缶コーヒーの缶を使って、見本を作り、フロントでの
商談に使っている。手軽だし、出来栄えが手に取って分かるので、とても評判がいい。
また、長期保有に注目したメニューが欲しい。最近は10年以上乗り続けるのが当たり前に
なっている。こうしたユーザーに対して、呼びかけるメニューを作る。
「あと5年乗るために、愛車をマイカラーにしてはいかが」などと、全塗装・部分塗装を呼びかけて見たり、
「弱ったマイカーの外装の艶を蘇らせませんか」などと誘ってみてはいかがだろうか。
あるいは、「新車ご購入の貴方、自分の個性を表現したカラーはいかがですか」などと、
個性に訴える形で、新車ユーザーに呼びかけて見てはいかがだろうか。
さて、3つ目の広告宣伝は、直需客の新規開拓には欠かせない手段である。
チラシとネットが中心になる。最近は、ネットつまり自社ホームページ(以下、HP)が
チラシに変わって有効な手段になりつつある。
特に、20から30歳代のユーザーには、HPが効果的である。
その意味からも、ゼヒHPには、ある程度のお金をかけて、内容を充実させることだ。
4つ目の「呼び込み」とは、既存客に対する活動である。今までの広告宣伝は、新規客の
獲得がメインであるのに対して、呼び込みは既存客へ、入庫促進をすることである。
オイル交換、定期点検、車検などのDMに「鈑金」や「塗装」の割引クーポンを付けて
発送し、店頭で実施のお勧めをする。
あるいは、保有5年から7年程度のお客さまをピックアップし、鈑金・塗装のお勧め案内を
するなど、定期的な告知活動と入庫促進活動をすることだ。
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