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整備作業と5Sー4.あるべき状態を改善する

2011年09月29日 | 生産・作業全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備作業と5Sー4.あるべき状態を改善する、です。

整理、整頓、清掃によって、あるべき姿の工場が整ったことになる。
私は、ここまでの段階を「改善の3S」と呼んでいる。

改善された工場の状態を維持し向上するのが残りの2S「清潔」と「躾」になる。
4番目の「清潔」とは、改善の3Sで出来上がったあるべき姿の舞台や作業手順に対して、
それを維持することと向上を進めること。

維持するには、清掃を手を抜くことなく、徹底して行うことだ。
そのためには、清掃のルールを作り、確実に実行することが求められる。

例えば、リフトの清掃=点検といっても、どこをどのように清掃するのか。点検個所はどこなのか。
清掃、点検の間隔はどうなのか。こうしたことをルール化し、纏めて冊子にしておくこと。

できれば、清掃状態をチェックできる「チェック表」があると、清掃=点検の意識化に繋がり、
清掃できた状態を維持することができる。

清潔には、向上の意味も含まれる。
出来上がった合理的な整備作業であっても、新しい道具や自動車の機構の出現、
あるいは法律の改正などによって、作業手順の改善の必要性が出てくる。

この場合、改善は単なる一部の手直しで終わらせるのではなく、全体を見直してより合理的な作業手順になるように
向上させること。

また、ある設備のある場所に、いつも同じようなチリやゴミが着く、油垂れがある、という場合その発生源に
対策することによって、清掃作業が減らせる。これも向上ということになる。

清潔には、安全管理の意味もある。
安全では、安全靴、防護メガネ、防塵マスクなどの保護具を着用して作業すること。

当然、必要な保護具を揃えることや、点検し機能が十分保たれているかを確認する
行動が清潔になる。


株式会社ティオ
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