おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、噴水がゴロリです。
先週、仕事で静岡に出かけた。静岡は久しぶりである。もう2年ほど前になるか、これまた仕事で訪れたことがある。それ以来だ。
駅前が大分整備され、広く明るくなったように感じる。駅から会場となるビルまで徒歩約10分程度。趣味の一つである「マンホールの蓋」を探しながら、ビルに向かって歩いていると、札幌の大通り公園を小ぶりにしたような場所に出た。
ここは、青葉緑地、通称青葉シンボルロードと呼ばれている憩いの空間だ。資料によると静岡市役所から常盤公園までの約500mの緑地帯だそうだ。近くにはショッピング街やビジネス街になっている。
ここで、面白いものを二つ見つけた。一つはブロンズ像だ。ムッチリと肥えた中年の紳士風の二人が、向きあって並ぶ像だ。なんともユーモラスなブロンズ像である。これも資料によると「ウィリアム・マクエルチュラン」の作品だそうで「出会い」といタイトルがついている。様々な出会いが、人を結びつけ連帯していくという思いで作られたのかどうか?
もう一つは、噴水だ。噴水と言ってもそんじょそこらの噴水とチョト違う。噴水の水を受ける樽が、水がたまると「ゴロリ」と転ぶのだ。そんなこと知らない私は、写真を撮りながら見ていたら、急に「ゴロリ」と樽が転ぶではないか。
思わず逃げる態勢を取ってしまったが、転げ落ちることはない。これは、トリックなのだ。わざと転がるように作られていて、水が一定量樽に溜まるとゴロリする。見ていて飽きない。
樽が転がる方向は、水のたまる方向で決まりがないそうだ。それゆえに、面白さが倍加する。よく考えたものだ。転がる時に「ゴロゴロ」と、大きな音がするもの迫力があって楽しめる。
噴水の名前は「ZEN」というそうだ。フランスの造形作家ベルナール・ジトンの作品で、地元の人は「ZEN」とは言わずに「ゴロンゴロン噴水」と呼び合ってるとか。これの方が感じが出ていて覚えやすい。
この通りは、夜になると通り全体がライトアップされる。この日は天気もよく空気が澄んでいたせいかイルミネーションも一段と輝いて見えた。