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レバレートは経営の鏡!

2010年02月02日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備工場のレバレートと経営の関係です。

レバレート(正式にはレーバーレート=時間当たりの請求単価)には、整備業経営のすべてが凝縮されている。基本的にレバレートは次の要件で構成されているが、私は、これに「作業効率」を加えて見るようにしている。

・費用要件=整備原価、整備固定費(工場費用+人件費)
・生産要件=稼働率、(作業効率)
・利益要件=営業利益率

ご覧の通りまさに、整備経営のすべてが入っているのだ。だから、経営計画を立てて、その計画に沿ってレバレートを求めなければレバレートの意味をなさない。地域相場レートを使っているのは、他人の褌を使って神輿を担いでいるようなもので、自分の経営になっていない。

この要件一つずつを来期どうするかを検討することが、取りも直さず経営をどうするかに直結し、自分で描いた経営を推進することが出来るし、自分で経営が見えるようになるのだ。

入庫量である車検台数目標や、点検台数目標などの売上の元の目標だけではなく、経営の中身の目標もしっかりと立てて欲しい。入庫台数がいくら増えても、利益が増えないのは、レバレートが利益が出るようになっていないからと言える。

値付けの勉強会が開催されて、請求項目の目こぼしが無いように、あるいは、こうした項目も請求項目だ、といった勉強内容だが、そうした「損しない請求」よりも「利益が出来る請求」をするレバレートの改訂をすることの方が大事ではないだろうか。


株式会社ティオ
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