めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

啓蟄

2012-03-05 | 二十四節気
今日は二十四節気の啓蟄です。

自然界では桃の花が開き、冬眠していたものは目を覚まします。



我が家の桃の花はあれから次々とつぼみを膨らませたのですが、まだ開いてはいません。今日は寒いですしもうしばらくかかりそうですね。


この時期に注意すべきことは、

もう春になってずいぶん時間も経ち陽気も盛んになってきているので高血圧の方はなるべく心静かに過ごして決して怒って大噴火などしないように…

特に普段塩分摂取が多目の人は血管が傷んでいるでしょうから、大噴火→脳卒中なんてことになりかねません。

胃潰瘍や胃炎等胃に持病がある人も怒りは厳禁です。

健康な人でもなるべく怒らないようにした方がよいのですけどね。


と、頭でわかっていてもなかなか実行できないのですが(汗)。



この時期の薬膳にクコの実をよく見かけるのは、肝の陰を補う事で肝の気(陽)を鎮める効果をねらってのことでしょうか?

そういえばこの冬はほとんどクコを口にしなかったので、レシピ研究も兼ねて食べようと思います。
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ますます、マス

2012-03-04 | Weblog
冷たい冷たい雨が降った先日

大黒柱サンが釣りに出かけました。

いつものように大量にお魚を持って帰ってきました。

あ、でもクーラーボックスにパンパンには入ってなかった!ちょっとは学習したのかしら?



急に有休を取ることはできないので2週間ほど前から宣言して仕事のスケジュールを調整し、休みを取っていたので、前日「明日どうしよう…」

と残念そうにしていたのですが、


「休みは取っているんだし、楽しみにしていたんだから行ったら? 雨が降っていなくても足滑らせてびしょびしょになったりするんだから(←最後のは余計だった?)」

と背中を押して行ってもらいました。

欲求不満で機嫌が良くないのはイヤですからね…



朝はおにぎりとコーンスープを。

お昼ごはんにはサンドイッチを用意したのですが、ここのところ研究中のホームベーカリーで作るフランスパン風のパン(粉、塩、イーストのみ)で作ったらトースト(正直イマイチ)で食べた時よりもずっと美味しく感じたそうです。

今使っている粉はあまり膨らまずどっしりしたパンになりますが、サンドイッチに最適です。

ニジマスのムニエルを挟んでも美味しそう!




ニジマスは体を温めるので、雨の中ですっかり冷え切った体を温めるにはちょうどですね。

この日はゆっくりお風呂に浸かってもらって、ニジマスの塩焼きと葱のスープで体を温めてもらい夜9時前には寝てもらいました。

おかげで体調を崩すことなく元気にしています。

ヨカッタヨカッタ
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桃の花の様に…

2012-03-02 | 美容
明日は桃の節句ですね。

我が家でも今年は珍しく早くから雛人形を出しています。

先日ご近所友達から桃の花をいただきました。

まだ小さなつぼみばかりでしたが、今日見たら結構ぷっくりとふくらんでいました。

この調子だと明日には開くかな?

お部屋の中が一気に春らしくなりました。ありがとうございます!

明日は女子としてきちんとお祝いします。



桃の花と言えば、美容の薬膳でよく登場します。

肌の美容で一番重視されるのが「美白」ですが、美容の薬膳ではそれと同じくらい「血色の良さ」も重要だと考えられています。

肌を白くするには○○、血色良く美しくするには桃の花。と言われています。

桃の花のように可愛らしいピンク色の頬を想像してのことでしょうかね。



ハーブティーにしたり、お粥に入れたりして使うようですが、いつもそのレシピを見るのは季節でない時だったので、いまだ実現に至っていません。

カレンダーに印でもつけておこうかと思っていたのにやはり忘れており(汗)

今回桃の花をいただかなければまた今年も忘れるところでした。




緑茶に浮かべるもよし、お吸い物に浮かべるもよし、散らし寿司に飾るのもいいですね。

直接口にする場合は農薬等の心配をした方がいいでしょうけど、飾るだけなら気軽にできますね。

香りにだってきっと多少の効果はあるはず!



女子の為のお祝いですし、来年からは桃の花を用意しなければ!!





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ブルーですか?

2012-03-01 | 産・婦人科ゴト
今日は女子限定の話題です。

男性の方はご遠慮下さい。




ブルーデイ

この言葉を初めて耳にしたのはいつだったでしょうか?遠い遠い昔の事なのではっきりとは覚えてないのですが、小学校高学年くらいだったと思います。

その頃青系の色が好きだった私は、良いイメージにとらえ「気分爽快な日」だと思っていました。

後に本当の意味を知った時は結構驚きました。



皆さん、月に一度のアノ期間はどんな気分でお過ごしでしょうか?

「気分爽快」な方はいないとは思いますが、、、やはり多くの女性があまり好ましく思ってないと思います。

そして、「苦痛」である人も少なくないと思います。

私が小学校でその基礎知識を教わった時は、「生理の色、量、またはそれに伴う痛み等はすべて個人差で、その人の体質によるので他人と異なるからといっておかしくはないのです」といった感じでした。

だから周りの友人にも「私は生理痛がヒドイ体質なの。イヤになっちゃう」といった感じの事をいう人が少なくなかったです。

そういうものだと思ってずーっと過ごしてきたのですが、中医学を学んでそうではない事を知りました。



私が臨床実習で長く師事していた先生は不妊治療で有名な先生だったのですが、初診の患者さんにはたいてい「私は生理不順で受診したんじゃないのよ!」と怒られていました。

もちろん先生は「生理が不順で妊娠するわけないじゃないか!」と(怒らずに)言い返していましたけど。



何度か書いた事があると思いますが、女性の生理には体の中の状態の情報が沢山詰まっています。生理の様子を診ると、今体の中がどんな状態なのかがわかるのです。

量が多すぎても少なすぎても良くないし、痛みは器質性のものでない限りたいてい軽減する事ができ得ます。

実際実習中にも、まだ若い(小学校高学年~未婚)女性が生理および生理に伴う不快症状で受診し、その効果に喜んでいました。




日本でももっともっと生理に注目して早くから「なるべく不快な思いをしない状態」になるよう生理(体調)を整えることが出来たら、もっともっと健康に快適に過ごせるようになるのになあ…

と残念でなりません。

不妊、子宮筋腫等で苦しむ人も少しは減ると思います。



これだけ毎月毎月体がアピールしているのに、その意味に気付かずに無視あるいはただ苦痛に耐えるなんて、なんだかもったいないと言うか、なんと言うか…




カウンセリングを通して生活習慣や食事等を見直すことで少しは改善できる事もあるのですが、生理が重視されていないのでカウンセリングにまでたどり着かない人が多いのです。

どうしたら多くの女性がハッピーになれるのか?

難しいです。





コメント (4)
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