めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

立夏

2009-05-03 | 二十四節気
5月5日からは二十四節気の“立夏”、つまり夏の始まりです。

気温が高く冬物が乾きやすくなってから洗濯して片付けよう…

と思い、少しずつ片付けてはいましたが,終わらないうちに夏になってしまいました。もう冬物を見ると暑苦しく感じます。


今年は去年よりずいぶん早く、夏が来る前にキュウリを口にしました。→去年のキュウリ



夏が旬の食材は体を冷やす作用のある食材が多いです。キュウリもその1つ。

旬のものを食べていると夏が過ごしやすくなるというわけ。うまくできていますね。



夏は五行学説による分類では火に属します。そして五臓で火に属するのが心。夏は心気が盛んになるので苦味のものを食べ過ぎないように注意します。

苦味は心系に入るのでますます心の気が盛んになり、バランスが崩れてしまい肺に影響が出てしまうのです。(心は肺の働きを抑制する関係)

特に肺系の持病がある人は注意が必要です。



以上のことから夏の薬膳の原則は「苦味を摂りすぎないようにして辛味を適度に摂って肺気を養う」となっています。

苦味のものは熱を瀉す作用があります。いくら夏だからといって冷やしてばかりではバランスを崩してしまうので寒熱の性質だけをみても摂り過ぎはあまり良くありませんね。

苦味のものはあまり多くないのでそう心配する事もなさそうですが(苦瓜、ビール…)


深く考えすぎないで季節の色んなものをバランスよく食べていると大丈夫だと思います。




この夏のプランター菜園は初挑戦のキュウリ(苗)、沖縄ヘチマ(苗)とミニトマト(苗)、モロッコインゲン(種)、オクラ(種)、空芯菜(種)、おかひじき(種)その他ハーブ色々

ちょっと欲張りすぎな気もしますが、それぞれ1口くらいは食べれるように祈ってます。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする